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久々のライブハウス

ご機嫌いかがでしょうか。Yukiです。

コロナ禍になって、娯楽の制約が強くなって、前のように楽しめなくなってしまいました。特に音楽業界は大打撃だと言います。ライブは軒並み中止や延期、大阪の4つのライブハウスでは集団感染が発生するなどし、風当たりが強くなってます。しかも、発生したライブハウスでは誹謗中傷が多くなったというニュースを見て、悲しみと怒りを覚えました。大好きな場所をあんなボコボコにされるようなことは見るに耐えませんでした。

それから、半年余り…Twitterではライブをやる動きが盛んになってきました。もちろん、感染症対策をきちんとした上でです。

そんな中、大学軽音部のOGがベーシストを務めるインディーズバンドからTwitterのDMでお誘いが来ました。この状況でなかなかないチャンス、対策で限定20人。ライブハウス行くと貶すような発言をされるというのを聞いていましたが、「誰から何言われてもいい」覚悟で行くことを決め、チケットを取り置いてもらいました。

主な対策

今回行ったのは大阪市北堀江にある「club vijon」というライブハウス。入口の出演バンドのボードには大阪府のゆるキャラ「もずやん」が描かれた感染対策ステッカーが貼ってある。

アルコールで手を除菌し、中に入ってカウンターでチケット代を支払う。支払う前に、手の甲を向けて、検温を行う。代金を払い、ドリンク交換チケットを受け取り、再入場できるよう、手の甲にハンコを押してもらう。加えて、大阪府の「コロナ追跡システム」のQRを読み込み、メールアドレスを登録して、いざ舞台の前へ。足元には間隔を取る目印として、足跡マークがある。だいたい人1人分の間隔だ。また、今回のライブは「ツイキャス」を使用した配信も併用して行われる。そのため、大型のプロジェクター画面が壁一面に映され、「ツイキャス」からのコメントが演者からみえるようになっている。

ライブの雰囲気

ライブが始まる。会場はだいたい10人前後だろうか。それでも、余裕で間隔を取れる人数だ。声はさすがに出せないものの、拍手、クラップのリズムで声援を送る。だんだん感覚を思い出してきて、楽しくなってきた。

ライブ後

ライブの後はジンジャーエールを飲みつつ、バンドの物販に立ち寄り、ステッカーとCDを買う。ベーシストの方と近況報告を中心にわちゃわちゃ楽しんだ。家族以外とは友人のネットワークが希薄になっていた分、余計に楽しかった。インディーズだとこういう距離感が醍醐味だ。

感想と想い

僕がライブに行くのは2月の中旬が最後で、実に約7か月ぶりのライブでした。行ってみてライブの肌感覚を思い出し、やはり、配信では味わい切れないことも多く感じました。加えて、ガイドラインに沿った対策がきっちりなされていて、安心感を感じました。

イベントの収容制限が緩和され、野球場やクラシックコンサートに人が戻ってきました。さらにライブも徐々にではありますが、やる方向で動いているバンドが増えてきています。ただ、ディスタンスを取らなければならない関係上定員の半数程度で発売が制限されます。故に、チケット販売は大混戦が予想されます。先日、サイサイこと「SILENT SIREN」のツアーも一部で開催が決定しました。ただ、販売したチケット全てを払い戻し、一から再発売することが決まっています。ファンクラブに入っていますが、おそらく買えないことも覚悟の上です。とりあえず、1番近い大阪と名古屋の公演を狙いますが、定員制限の中で果たして取れるのか。。それでも、やると発表があったときは発狂しそうなぐらい嬉しかったです。「最上の喜び」でした。

新興感染症に関して、約半年余りでいろんなことが分かってきて、「インフルエンザと同じでいいのでは?」という議論もあります。それでも、「密回避」はいつまでやればいいのか見通し不安定です。

「ライブ以外の趣味で満たせよ」「あんな危険なとこ行く必要性は?」

これらの批判めいた声もあると聞きます。ただ僕の中では他の趣味では満たし切れないし、「夜の街」のように一括りに危険と言われたくもありません。この場を知って、ライブの感覚を知ってしまったらもう戻れないだろうし、ライブハウスも考えつく限りの対策をやっています。「万全」とはいえど、それが100%できることはありません。見えないものですから。

とはいえ、身を守るためには店の対策やガイドラインに従い、自己防衛も必要です。例えば、帰宅してから石鹸、ハンドソープ等で手洗い、充分な睡眠、ストレスを溜めない、栄養価の高い食事etc…

どこに行ってもこれらの対策は大事です。これらの対策をした上でライブも楽しんでいきたいと僕は思います。

音楽業界の皆さんへ

最後になりますが、楽しいライブを届けてくれるバンド、PA、設営スタッフ、イベンターなどの皆さん、楽しい空間を支えてくれているライブハウスの皆さん、いつもありがとうございます。辛くて大変な状況ではありますが、どうか楽しい空間を守ってください。そのためにもクラウドファンディング、配信などで僕もできる範囲で支援しています。




ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。