ラセーグテスト使用方法の多様性 ~痺れ・痛み・硬さの解釈~
腰痛は一般的な筋骨格系疾患であり、私の勤めているクリニックでも、3割程度は腰痛で来院される方が占めています。また、腰痛に併存する症状として、下肢への関連痛(患者の約60%とも述べられています)があります。
下肢への関連痛は坐骨神経の走行に沿って出現することが多いため、坐骨神経痛と呼ばれることが多いです。坐骨神経は4番目と5番目の腰神経根と最初の2つの仙骨神経根が結合して腓骨神経と脛骨神経を形成し、坐骨神経として骨盤から出て、遠位まで走行します。
この坐骨神経を構成・走行す