膝蓋下脂肪体由来の痛み ~動きから痛みを捉える~
膝関節には、膝蓋骨上脂肪体、後部脂肪体、膝蓋下脂肪体、大腿前脂肪体が存在します。その中で、膝蓋下脂肪体(以下:IFP)は大腿骨・脛骨・膝蓋骨の間に存在する脂肪体で、膝関節周辺で最も大きな脂肪体になります。
最近では、IFPは大腿骨・脛骨・膝蓋骨の間だけではなく、膝蓋骨の内外側や大腿四頭筋腱の深層にまで存在すると報告されています。この、IFPの膝蓋骨内外側への広がりは意味が存在すると考えられます。
IFPの広がりと、膝関節屈曲-伸展時の膝蓋骨の位置関係を見てみると、IFPが