【僕ヤバ感想】5巻購入ー中学生の日常
僕ヤバに限らず、書籍は電子版で買う派なので、日付が変わった途端にダウンロード。いつか電子版にも特典がつく日がくるといいなあ、とはちょっと思うけれど、私はどんな漫画でもストーリー重視なので、特典と電子版の保存のしやすさを天秤にかけると、電子版に傾く。
で、改めてじっくり読んだ。更新がある時はワクワクして待ち構えて読むけれど、オンタイムで読んでいる時はこっちの気分もどこかふわふわして冷静に読んでいる気がしないので、単行本となったときに改めて読むのは、じわりとくる良さがある。
一回一回のお話は盛り上がりもすごくて、濃密に進行し、市川と山田のラブコメにドキドキして振り回され毎回「どうなっちゃうの?!早く続き読みたい!」て前のめりに読んでいる私だけど、単行本で読むと「丁寧に描かれている中学生の生活だな……」と改めて思う。
当たり前のことだけど、中学生が授業でのちょっとしたことや、帰り道での出来事、友だちや先生との会話でも一喜一憂して、市川と山田に限らず、登場人物全員が生き生きとしてることが何故か、すごく嬉しい。
そして日常生活の積み重ね、友だちや家族との関わりが市川と山田の気持ちも育てているのだなあと。
で、市川や山田が経験することも中学生ならではのエピソード満載で、そうそう、この頃ってちょっとしたことに大きな意味があったりするよね、と思う。私は家庭科の授業のエピソードが好きだったりする。積極的に調理実習に参加する子、なんとなくおしゃべりにいっちゃう子、出来上がりがイマイチなところ、など、「中学校の家庭科ってそんな感じだったよねー」とニコニコしてしまう。
桜井のりお先生がツイッターで投稿される短編や一枚絵も大好きで、いつかカラー版で本にならないかしらと思うけれど(扉絵を集めた画集が出たら、それは電子版ではなく紙で見たいな。私の持ってる電子書籍リーダーは白黒なので)、僕ヤバはやっぱりストーリーも極上!
だから市川と山田の成長過程を見たくて、また一巻から繰り返し読んでしまうのだった。
描き下ろしのジャージの話、実家で親と暮らす故の苦肉の策!がリアルで面白かったです。骨折した状態で手洗いは大変だっただろうに……。これが大学生や社会人で一人暮らししてたら悩まなかったことだろうけど、中学生はそうはいかないよね。
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