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2021年3月の記事一覧
【僕ヤバ感想】Karte.67 僕は直視できない
※できるだけ「漫画を読んだ人にしか分からない」ように書きたいと思ってます。過度のネタバレは著作権に抵触しかねないし、ネットで公開されているとは言え漫画の原画をスクショして貼ることも、私はしない方針です。
・参考にしている意見 https://www.kottolaw.com/column/201126.html
山あり 谷あり。自分と相手しか見えなくなりかけていたところに、相手にも(そして自分に
【僕ヤバ感想】Karte.66 僕は投げられた
市川が山田限定で技ありとったかと思ったら、山田も有効を返した。けれど最後の最後で神崎くんが一本勝ちを決めた回だった。原さんは神崎くんに教育的指導してもいいんじゃないのか。
中学体育で柔道、というか武道は必須科目となったけれど、防具の観点でたいてい学校では柔道をやる(剣道だと防具を学校で揃えるのもばかにならないらしい)、けれど先生も生徒に怪我されたら怖いし、生徒もこわごわやるから本気の柔道にはなら
【僕ヤバ感想】Karte.10 僕は死んだ
そりゃ、気になる女の子に耳元で「ごめんね」て囁かれたら魂抜けちゃうよね。
文化祭準備の回。市川の律儀さと優しさ、原さんの優しさと正直さ、そして悪いと思ったら素直にごめんねと言える山田の率直さが際立つ。
市川、根は真面目なんだろうなと思う。やるからにはリアリズムを追求するし。孤高を決めているのも、寂しさを自分で自分をごまかしているところ、あると思う。
でも今回の話の中で一番好きなのは、スタイル
【僕ヤバ感想】Karte.9 僕は匿った
キーワードは「気遣い」(と、私は勝手に思っている)。
今回は山田の親友、小林ちひろ(ばやしこ)に焦点があたった回。山田の友達事情も分かるし、市川くんはばやしこから山田の見えにくい長所を教えてもらえる。
市川は、ばやしこのことを「まるで山田の彼氏のような気遣い」とみて、ばやしこのことを心のなかで「彼氏さん」と呼ぶほどだけど、ばやしこの気遣いも実はわかりにくいのではないか。「重い」なんて言わない、
【僕ヤバ妄想】市川の語りを疑うと
話の順々に感想を書いていきたいところだけど、これだけはどうしても!書いておきたい。「感想」ではなく「考察」。いや、考察というのはおこがましいから「妄想」にしておこう。妄想なんでピンク色の画像をお借りします。
この「僕ヤバ」は、何度も語っているけれどセリフと絵が組み合わさったシーンの上に、市川が考えていることの矩形の吹き出しが重ねられることで話が進んでいく。読者は市川の心の声を通してシーンを見て、
【僕ヤバ感想】Karte.8 僕は沸騰した
沸騰した……いろいろ熱くなっちゃう年頃だね。
昔、学校にクーラーなんてなかった。最近はこの地球温暖化を受けて冷暖房が整備されつつあるようだけど。
市川達の学校もまだ、教室にクーラーはないのか?下敷きでパタパタ仰ぎする生徒たち。懐かしい光景。
市川はなんと扇子を使ってる!中学生男子で扇子!上品だな、って思うけれど、扇子って非常に合理的。コンパクトに収まるし、見た目も涼しげ。私が中学生の時、その
【僕ヤバ感想】Karte.7 僕は練りに練った
ここからは購入しないと読めない回となる。ネタバレすることが目的ではなく、読んで自分の思うことをただつらつら書きたいだけなので、できるだけネタバレをしないようにしていきたいと思う。この感想を書くのは読み返す幸せを味わうためなので。
市川は本が相当好きなのだろう。厨二病めいたことを脳内で繰り広げているが要は「図書室にいると落ち着く」であり、図書室に水の侵入は認めない。
今まで模造紙をやぶこうが、掲