NotebookLMを通じたツェッテルカステンとの対話
わあ、これは機能します。すばらしいです。わたしはわたしがつくったツェッテルカステンとおはなしできるようになりました。おや、非文でしょうか。事情を説明します。
Udon Zettelkasten System
いまわたしは Udon Zettelkasten System を構築しています。これは VRChat 向けの PKM で、簡単にとは言いませんが、VRChat 内でツェッテルカステンをつくって PC に保存することができます。
すべてはテキストです。あなたはワールド内でツェッテルカステンをオブジェクトとして見ることができますが、PC に保存するときそれは正体を表します。セーブデータをコピーして、メモ帳に貼り付けるとき、あなたは JSON 文字列を目にするはずです。キーと値によって構成される文字の連なりがこのツェッテルカステンの正体です。
ちょっと待ってください!ということは、これをそのまま大規模言語モデルに突っ込めば、わたしはわたしのメモとおはなしできるということでは?新しい思考の整理方法ですね。ワクワクします。さっそく試してみましょう。
実装
セーブデータを NotebookLM に資料として参照させてみました。
結論から言うと、そのままではダメです。なんか話が記憶と噛み合いません。このツェッテルカステンは、メモからメモへ関連付けが伸びているわけですが、それは片方のメモから一方的に伸びています。無向グラフではなく、有向グラフなのです。メモに記載される関連項目の欄は、お互いに接続されていません。一方通行なのです。
相互接続してやる必要があります。メモ A とメモ B があったとき、A の関連項目には B が、B の関連項目には A が載っている必要があるのです。さいわいにして、原型になりそうなプログラムの残骸が残されていました。けっこうかんたんに実装できます。
結果
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