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⒌力の発揮と吸収*ファンクショナルトレーニング

大阪市北区・中崎町の パーソナルトレーニングジムSuitable の朝山です。

さて、ここまでいくつかに分けて投稿してきたファンクショナルトレーニングについてですが、今日は五原則の最後、「力の吸収と発揮」についてです。

力の発揮と吸収

プライオメトリクスというものが当てはまるのですが、一言で言ってしまえばジャンプなどのように瞬間的に爆発力を出すようなイメージです。

もちろんジャンプだけではありませんが、今日はジャンプ(特に垂直跳び)を例にとってお話ししていきます。

ジャンプというと、どうしても跳び上がる局面に着目しがちではないでしょうか。もちろんファンクショナルトレーニングにおいてもそこは重要です。

しかし、力の吸収と発揮と表記されるように、跳び上がるまでの助走・ステップや着地の局面にも重要なポイントが詰まっています。

その場でジャンプしてくださいと言われると、一度しゃがんでから跳ぶのが自然です。なぜなら、ジャンプする際には筋肉を一瞬伸張させてから一気に筋肉を縮める必要があるからです。

ここが力の吸収と発揮にあたります。

骨盤の動きが硬いなどの原因で、跳ぶ前の準備段階のしゃがむ姿勢がうまく取ることができず、膝を内側に入れたりなどの本来の適正な可動域を越えて動作を起こす(代償動作)ことにより、怪我へと繋がります。

これは跳び上がる局面だけでなく、着地の局面でも同いことが言えます。
むしろ、着地時の方が位置エネルギーが加算されることで体への負担は大きくなる分、リスクも高くなると言えます。さらに空中での体のコントロールは接地の自由がない分、さらに不安定な体勢での着地も予想されます。

このような理由から、「動作」というものに大きく影響してきます。

スポーツなどの動作などにトレーニングを落とし込もうとすると、急な切り返しやジャンプ、瞬発的な起き上がりなどが要求されます。ファンクショナルトレーニングにおいては、そのような動作にも対応できるように、五原則に「力の発揮と吸収」が盛り込まれています。

力の吸収をうまく行うことができれば、安定的でより高出力の発揮に繋がります。安定的な発揮ができることは、安定的な着地へと繋がります。

トレーニングの大幅な段階としては、まずは跳び上がる準備の局面と着地の局面を分けて練習し、安定してきたらジャンプ動作を加える。発展としては高さの要求や重りの追加、より不安定な体勢からの発揮や、方向を変えての安定的な着地など様々考えられるかと思います。

ケガの予防や、動作中でもより高く跳ぶためには、力の発揮と吸収に重きをおいたトレーニングを積極的に取り入れる必要があります。

運動レベルや体力・年齢などを考慮した上で、運動プログラムを作成する際にはぜひ取り入れてみてください。

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