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勾留体験記

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勾留による20日間の体験談を日別で書きました。セミフィクションです。
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#仕事

勾留体験記 検察庁 15日目

□検察庁の役割 検察は、国家社会の治安維持に任ずることを目的とし、検察権の行使に当たって、常に不偏不党・厳正公平を旨とし、また、事件処理の過程において人権を尊重すべきことを基本としています。検察庁では検察官・検察事務官などが執務しており、検察官は、刑事事件について捜査及び起訴・不起訴の処分を行い、裁判所に法の正当な適用を請求し、裁判の執行を指揮監督するなどの権限を持っているほか、公益の代表者として民法など各種の法律により数多くの権限が与えられています。 出典:検察庁HPより

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勾留体験記 留置場管理課 10日目

□留置場管理課の仕事 留置場管理課の仕事は、被疑者を監視しつつ健康を保つことと検察庁や裁判所への護送、となっています。留置された被疑者のなかには逃げようとしたり自死しようとする人もいるので、常に監視と規定に沿った定期点検を随時実施する必要があります。留置場内のタイムスケジュールは署長直属の管理下にあり、刑事課も留置場の決まりには署長の許可がない限り異論を申し立てることはできません。

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勾留体験記 起訴 8日目

□起訴とは何か 起訴とは、裁判の開廷を提起することを指します。逆にしないことを不起訴と言い、不起訴となった被疑者は逮捕歴はつきますが前科持ちとはなりません。検察官によって起訴された事件は裁判が開廷されることになり、その多くが有罪となります。ちなみに起訴をされた時点で被疑者は被告人と呼び名が変わります。

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