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勾留体験記

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勾留による20日間の体験談を日別で書きました。セミフィクションです。
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勾留体験記 検察庁 15日目

□検察庁の役割 検察は、国家社会の治安維持に任ずることを目的とし、検察権の行使に当たって、常に不偏不党・厳正公平を旨とし、また、事件処理の過程において人権を尊重すべきことを基本としています。検察庁では検察官・検察事務官などが執務しており、検察官は、刑事事件について捜査及び起訴・不起訴の処分を行い、裁判所に法の正当な適用を請求し、裁判の執行を指揮監督するなどの権限を持っているほか、公益の代表者として民法など各種の法律により数多くの権限が与えられています。 出典:検察庁HPより

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勾留体験記 余罪 11日目

□余罪取調について 余罪とは、警察や検察が捜査をしている犯罪に対して、同一の被疑者が犯したと疑われる別の犯罪のことを指します。起訴後であっても余罪について適切な方法をとった上で取調を行うことが可能であるとされています。しかし起訴後の余罪追及に関しては十分な防御活動を行う必要があります。防御活動を妨げる余罪取調は許されません。この際はすぐに弁護士と相談をする必要があります。

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勾留体験記 面会 5日目

□面会ルール 面会のルールは警察署によって細かなルールが定められている。面会ができるのは基本は勾留から三日目以降の平日で前日の予約が必要である。面会時間は20分で1日に1回のみ、面会できる人数はほとんどの留置場で3名までと決まっている。面会では被疑者側に警察官が1名同席するルールで、部屋の隅に座り事件内容の話やスマホを取り出したりすると注意が入る。残り時間を教えてくれたり簡単な質問であれば答えてくれる。

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勾留体験記 トイレ 3日目

□勾留中の生活 留置場により異なりますが朝は6時起床で7時頃から朝食、昼食は12時から、夕食は17時からで、就寝が21時、と非常に規則的な生活パターンです。 勾留中の時間のうちほとんどが取調、、、ということはまったくなく、3畳ほどの一室で過ごす時間が大半。本しか室内には持ち込むことができないので、どれだけ本嫌いの人でも本を読むことになります。 食事のメニューは栄養士による定期的なチェックが入っており、空調施設も24時間働いてくれています。 贅沢を言うようですが週に2回の風呂

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