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一緒になって25年。新婚よりも   更に一層の愛情を

もうすぐ妻の誕生日。半世紀を駆け抜けた、記念すべき日がやってきます。世間的にはどうなんでしょうか?ただの通過点にしか思わないでしょうか・・・個人的には、ひとつの区切りとして第二の人生を、新たに生きる決意をする切っ掛けになる、良い時なのかなと思っています。

そういう意味でいうと、とりあえず妻には、

「ありがとう、お疲れさま」と

「これからも、よろしく」

こんなありふれた言葉でしっかりと労いたいと思います。
そして、これからの彼女の人生に感謝し、しっかり支えていこうと思います。

仲良しで来られた理由

私自身、ここまで仲良くして来ることができて本当に良かったと思うのですが、逆になんで仲良くしてこれたのか・・・
そしてこれから先、これ以上の愛情を持って一緒に生きて行けるのか・・・ちょっと考えてみました。

新婚の時っていうのは何もかもが新鮮で、お互いに気遣い合って悪いところはそれぞれの価値観をすり合わせて、いいところで妥協し、
良いところは、とてつもなく飛躍させて突き進もうとしていました。
恋愛で育まれた関係は、なんでも乗り越えられるなんて思っていましたが、でも多分、今となって思うのは、その時のお互いの持っている愛情は、とても薄くてすぐに壊れるものなんだと。25年経った今の愛情とでは全く違う性質のものなんだと。
信頼とか誠実とか感謝とか、結婚当初にもしっかり持っていそうで、実は全然なかったものが、徐々に愛情に上乗せされて、しかもそれが二人にとってものすごく大切なもので、仲良しでいられたのはそこがしっかり育まれたことが大きいと思います。

違う価値観同士が一緒に生活していく時には、わくわくする感情だけでなく多少の不安もあるわけで、私自身、自分の生活スタイルを確立することに必死になっていました。妻も同じではなかったのかなと思います。
そこには、自分の考えに相手の考えが、干渉してぶつからないようにうまくやっていこうとし、それがお互いに”優しさ”とか”思いやり”として見えていたと思います。
「これが誠実」
「これが思いやり」
と自分の価値観に従ってうまく納得させていても実は、相手には全く届いていない。ただただ、自分が満足するための行動でしかなくて、相手を思いやる行動なんて本当はできていなかった。
今の持っている愛情からすると、すごく薄い薄い膜みたいな愛情しかなかったように思います。

好きだから一緒に生活しようとする時に持つ愛情らしきもの、結婚する時の前後に持っているその”好きという感情”を一旦クリアにして、死ぬまで一緒に生きる覚悟をもち、それを永く続けられる方法を考えておかないと、その時の良い気分や満足感なんかで夫婦になっても、その関係はほぼ破綻するのだろうと思います。
自分の持つ価値観を常に新しいものに書き換える勇気と、相手を常に大切に思う心が強い絆を作るんだと思います。
もちろん、気持ちがどうなろうと生活自体はできますが・・・

自分の振る舞いを反省してよかった


子供ができて、なかなかしんどい育児期間を経て、妻は相当精神的に強くなったように感じます。私自身は、仕事の時は仕事のせいにし、休みの時は仕事疲れのせいにする毎日で妻の要望に大して耳を傾けてこなかったように思います。自立心に欠け、自己管理ができない男というのは、今思えば本当に不要な存在。やれない不安を、妻に頼むことで何かと凌いでいましたが、この行動がめちゃくちゃ悪かったんだと・・

親子関係を見た時に、妻と子供の関係が私との関係と比べてはるかに深い絆にあるように思います。それは過ごす時間が違うというより、子供のことを思う時間が圧倒的に違うんだと気づかされました。その時に、絆や愛情の深さは相手を思う強さと思い続ける時間が大切なんだと考え、妻に対しての行動を猛省しました。
夫婦関係というものが、支えて支えられてというと相手に依存して生きて行くことになってしまうのかと不安になりますが、むしろそのぐらいの関係でいた方が良い方向に進んでいくように思っています。妻の助けになろうと思うことで、”自分でできること”や”妻ができないこと、助けてほしいと思っていること”がちょっとづつ分かり、自立心や自己管理の力が今頃になってついてきたと思います。そう思うと、すでに自己管理ができていて自立心も高い妻は、かなりの間、我慢を強いられていたんだなとあらためて反省しました。

これからの思い

毎日、心から子供と妻の無事を祈り、日々の会話を心掛けて、しっかりと妻の話に耳を傾けることが大切です。本当の愛情っていうのは積み重なって徐々に大きくなっていくものではないでしょうか。お互いが感謝の気持ちと大切にする気持ちを持ち続ければ、複利で増えていくように大きくなっていくのだと思います。

浮き沈みがあっても長い期間、思い続けることが大切。

そして、一緒にいてくれてありがとうと・・・感謝を忘れないでいたい。

これから始まる新たな人生を、だれにも負けない、大きくて強い愛情で妻と共に歩んでいきたい!

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