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ChatGPTを使って事業計画書を作ってみました【喫茶店編】

こんにちは。
今日は、ChatGPTを使って事業計画書のたたき台を作ってみました。

架空の企業情報
・東京の吉祥寺にある業歴30年超の喫茶店
・新規顧客の開拓に課題を抱えている
・新メニュー開発のために設備投資を考えている

喫茶店は、色んな人にイメージしやすい業態であるのと
学生時代から吉祥寺をよく利用しており、吉祥寺という街が好きだから
という理由で、この企業情報を設定してみました。


ChatGPTとの会話内容

質問内容はnote本文にテキストとして、回答は画像で貼り付けますね。

1.事業概要を伝える

-----質問-----
事業計画に関する相談をさせてください。 私は、東京都武蔵野市で喫茶店を営んでいます。 以下に詳細を記します。

創業…1990年 ・吉祥寺駅より徒歩10分
営業時間 10時~19時
従業員数…6名(店長1人、経理スタッフ1名 アルバイト4人)
メニュー…
コーヒー、紅茶、オレンジジュース、クリームソーダ、ケーキ、サンドイッチ、スパゲッティ、ランチセット。
※ケーキはテイクアウトもできます。
主な顧客層…吉祥寺に遊びに来た20代~40代、近隣住民
販売促進活動…特に行っていない。食べログとGoogleマップには情報を掲載しています。

ChatGPT:事業展開のアドバイス

新しいお客さんの開拓方法とか、リピート率向上のための施策について、聞こうと思っていたらすでに提案されました。


2.商品開発について

-----質問-----
商品開発について質問があります。
あなたが当喫茶店の新メニュー開発担当だとしてください。
・どのようなターゲットに対して、どのようなケーキを、どのように提供しますか。
・どのような飲み物メニューを追加すべきでしょうか。

ChatGPT:商品開発のアドバイス

ChatGPTさんに当店の新メニュー開発をやってもらうことにしました。主な顧客層を伝えたことで、顧客層をふまえた提案をしてくれているようです。


3.オペレーションについて

-----質問-----
メニューを増やすとお客様の満足度は高まります。 その一方でオペレーションが大変になるかと思います。それらのバランスはどのようにとるべきでしょうか。

ChatGPT:オペレーションに関するアドバイス

調理方法、人材育成、提供方法の3つの観点から提案いただきました。色々な切り口から回答してくれていますね。

4.設備投資について

-----質問-----
ありがとうございます。新メニューの開発にあたり、オーブンを導入したいと考えています。 当店のような小さな喫茶店が設備投資を行うにあたり、どのような観点から意思決定をすればよいでしょうか。

ChatGPT:設備投資に関するアドバイス

設備投資に関して、色々な観点を教えてもらいました。実際に設備投資を想定しているというていでもう少し聞いてみましょう。

-----質問-----
ありがとうございます。予算について相談があります。
当社の財務状況は以下の通りです。設備投資として目安になる金額はどのくらいでしょうか。
<財務状況>
当社の年間売上…3,000万円
原価率…売上の30%
人件費…売上の30%
その他経費…売上の30%
営業利益…10%
金融機関からの借入はありません。

ChatGPT:設備投資(予算について)のアドバイス

ふむふむ…投資額が大きくなるほど、リスクが大きくなるということを説明し、そのうえで300万円程度がいいと言っていますね(ちなみにこの架空企業の場合、営業利益の10%は30万円なので間違っている)
その根拠はどこから来たんだろうと気にはなりますか、ChatGPT的にはそういうことだそうです。せっかくなので、設備投資をすべきか判断してもらおうと思います。

-----質問-----
1,000万円のオーブンを購入したいと思います。
この設備投資が妥当かどうか、以下の条件を元に計算していただけないでしょうか。 当社の状況は先ほどお伝えした通りです。
また、計算の前提条件は以下の通りです。
計算の条件
①計算方法…NPVでお願いします。
②新設備の取得価格は1,000万円
③耐用年数は7年 定額法で償却します 残存価格は0円です
④当該設備投資によって、年間1,000万円の売上の増加が期待できます。
⑤オペレーションが複雑になるため毎月20万円人件費が増加します。
⑥税率は30%として計算してください。
なお、当社は黒字企業であり、税金の支払いが発生します。

ChatGPT:設備投資の経済性計算

実際に、1000万円のオーブンを購入したいという設定で、設備投資の妥当性を聞きました。
んん、なんだか怪しいぞ…。
原価率などが考慮されていなかったり、売上の増加額と営業利益がごっちゃになっているようです。
再計算させようとしたものの、途中で止まってしまいました…。
計算をお願いするのであれば、計算式とか前提条件をもう少ししっかりお伝えすべきなのかもしれません。


5.競合分析・差別化の視点

-----質問-----
武蔵野市で当店の競合になりそうな喫茶店を3つ挙げてください。そのうえで当社に優位性があると思う点を挙げていただけますか。

ChatGPT:競合分析

前回は「わからない」と言われたのですが、今回はちゃんと競合分析してくれています。

-----質問-----
大手チェーンに比べ、当店のような個人店は知名度がありません。どのように差別化をしていくべきでしょうか。

ChatGPT:競合との差別化

-----質問-----
ありがとうございます。ご提案いただいた内容は、おもに商品の話かと思います。大手チェーンに勝つためには、どのようなプロモーションを講じるべきでしょうか。

ChatGPT:競合との差別化(プロモーション)

大手との差別化について聞いてみました。ふわっとはしていますが、外してはいなさそうです(なんだか診断士2次試験の模範解答みたいだなあ…)

-----質問-----
ありがとうございます。高価格戦略を取りたいです。留意点を教えてください。

ChatGPT:高価格戦略

先ほど、リーズナブルにしたらどうか?と提案があったので高価格戦略について聞いてみました。


6.店舗の移転

-----質問-----
実は表参道に店舗を移転しようと考えています。相談に乗ってください。

ChatGPT:店舗の移転に関する相談

表参道エリアの特徴を回答してくれました。続いて、吉祥寺と表参道のデータを取得して比較してみます。

-----質問-----
以下の観点から、吉祥寺と表参道エリアの比較をしてください。①駅乗降者数、②昼間人口数、③小売事業所数 ④小売業年間商品販売額

ChatGPT:吉祥寺と表参道の比較


出典もきちんと明記してくれています。出典元のデータをしっかり確認しなければいけませんね。


7.客数を見積もってみる

-----質問-----
以下の条件を元に、当店に訪れる客数を推定してください。 客数は1日あたりでお願いします。
・1日あたり吉祥寺駅の乗降者数
・武蔵野市の喫茶店の数
・大手チェーンだけでなく、コンビニや自販機もライバルである
・1日に1回以上コーヒーを飲む人の割合は70%

ChatGPT:市場規模の推定

-----質問-----
ありがとうございます。70万人のうち、当店に訪れるのは何人ぐらいだと思いますか?

ChatGPT:市場規模の推定-2


いくつか条件を与え、想定客数を計算させてみようと企みました。
…粗いですね。このあたりはもう少しお願いの仕方を考えなければいけなさそうです。…それにここまで前提条件を出すくらいなら人間がやった方が早い気もします。

-----質問-----
市場規模を推定するための切り口には、どのような方法が考えられますか?

ChatGPT:市場規模の推定方法

一応、市場規模の推定方法も聞いてみたらこんなかんじで返ってきました。人口だけでなく、競合や嗜好のことも回答してくれています。


…忘れていましたが、SWOT分析と3C分析もさせてみようと思います。

8.SWOT分析

-----質問-----
当店舗のSWOT分析をお願いします。

ChatGPT:SWOT分析

機会のところが「戦術」の話になっていますね。


9.3C分析

-----質問-----
ありがとうございます。3C分析をお願いします。

ChatGPT:3C分析

SWOT分析とごっちゃになっているようですね。

感じたことのまとめ

  • アイデア出しに使えそう

  • ChatGPTの回答内容が正しいか、精査する必要はあり
    (間違いも多いです)

  • 一次情報は確認するべし

  • 前提条件をしっかり伝えるといい感じの回答が返ってくる

  • 回答自体は一般的だが、2~3割ぐらいのアウトプットとしては十分

  • コンテンツライティングであれば、骨組みを作るぐらいのことはできそう

  • 我々人間は、ここからいかに「具体性のある内容」を作れるかが大事

  • リアルな情報をどれだけ収集して、仕事の質を上げていくか

  • 専門性が高く、ニッチな商品・サービスであるほど人間の優位性は高そう

  • どのような“切り口”から考えるのか、質問するのかが大事

昨日ChatGPTに質問して、答えられなかった内容でも
今日改めて質問しなおしたら、回答してくれたりなど…
とても恐ろしい子です。

AIやChatGPTの活用に限った話ではないですが
たくさん勉強して、引き出しを増やすことが大切だと実感しました。
まだまだAIには負けたくありません。

それでは失礼いたします。

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