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中小企業のDX化 取り組む前に必要な視点

こんにちは。巷では「中小企業もDXに取り組もう!」と言われていますね。
一方で、DX化って何するの?どう進めればいいの?と思われている方も多いかと思います。今回は中小企業を支援する立場から、DX化に取り組む前に必要な視点を紹介したいと思います。
DX化とはなんぞやという方はミラサポの記事を参照してみてください↓

記事にもある通り、「企業の戦略やビジョンのなかに、デジタル技術をどう取り入れていくか」という視点が重要になります。

①そもそもDX化が必要か?

デジタル化するほどの必要性がない(アナログ作業でも問題ない)場合があります。投資対効果が見合うかという視点が大事です。
(例えば、月に1、2件しか予約がないのに月何万もする予約システムを導入するのか)

②業務フローの見直し、改善

現状の業務フローそのものに課題がある場合、DX化をしても上手くことは難しいです。
現状の業務に問題ないか、改善の余地がないかを見直しましょう。
その際には、現場の声を聞くことが大事です。現場の声を反映させるかどうかも大事ですが、社員の声を聞く姿勢をしっかり見せることで一体感を持ってDXを進められます。

③そのうえで、どのようなシステムを入れるか

業務フローを見直したうえで、どのようなシステムを入れるかを検討します。
ちなみに、事前の業務フローの見直しや改善には、過大な投資を防げるという側面があります。すごいシステムをいれなくても、仕組みを見直した結果、Excelの表計算等で十分対応できた、というケースもよくあるので…。

④パッケージが開発か?

事業規模や目的にもよりますが、個人的には、業務にシステムを合わせるのではなく、業務を見直してシステムに寄せたほうがいいなと思います。
システム選定にあたっては、なるべく業務上のイレギュラー要因は考慮しないようにすることがポイントです。

⑤DXを進める人は、DXに詳しい人よりも業務に詳しい人

システム会社はシステムに詳しくても、必ずしもその会社の業務に詳しいわけではありません。会社の業務に即した提案をしてくれるかどうかは、会社や担当者次第になります。
そのため、業務を俯瞰的に見ることのできる人を選定した方が上手く行きやすいです。システムのことが詳しくなくても、「システムを通じて、どのように業務改善をしたいか」を明確に説明できる人がよいでしょう。

⑥業務の片手間は無理

ちゃちゃっとシステムいれたら、DX完了なんてことは絶対にありません…。
担当者が、DXに注力できるような環境を用意するのはとても大事です。
(DXに限らずなんですが、どうしても優先度が高く緊急度が低い業務は後回しにされがちなので…)

「システムを導入したけど上手く行かなかった」、「大金をシステム会社に払っただけに終わった…」ということもよくあるので導入前の準備が肝要になります。

無料で使えるITツールもそのうち紹介したいです。
それでは失礼いたします。

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