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書家だって「お金稼ぐぜ」って堂々と言っていい

※私の雑多な考えを書き綴っただけですが、抜けてる視点などあると思うのでご意見伺えますと嬉しいです😊

私は割と書道界にどっぷりな方ですが、今は趣味として作品書くのを楽しんでいます。

つまり、書道のスキルでお金を頂いてる側ではなく、年会費や出品料、道具代などそこそこ多目にお金をかけている、いわゆる消費側です。
言うなれば、ヘビー課金ユーザーですが、もっと凄い人たちを知っているので、まだまだかわいい部類です…

ただ、出費が痛いとか、マイナスの感情を持っている訳ではなく(これは、推しを応援するのと似ているのではと思っています)自分がお金を使うことによって書道界の発展に貢献している、という自負があり、とても心地良い粋に達しています。笑
(書道界にお世話になってきましたし、恩返ししたいという想いがあるからですね)

そして、私はフリーランスでエンジニア・デザイナーとして仕事をしており、お金を稼ぐということに執着があります。

最近、お金を稼ぐことに目を向け続けた結果、稼ぐことへの考えが少し変わった気がします。

語弊を恐れずに言うと、
「書家(芸術家)が稼ぐことで書道界は発展する」
と思ったのです。

書家(芸術家)は芸を磨き続けることが至上命題、と思っていたのですが、お金を稼ぐ目的の書家が増えても書道界は発展するし質も高まると気づいてしまったのです。
(とっくに気づいてる人いると思いますが笑)

スポーツでは、選手層が厚い競技は強いけど、競技人口が少ない競技は弱いと思いますが、これと同じなのではないかと思ったのです。


自称だろうがなんだろうが、書家としてビジネスをやる人が増えることが正ではないのか、
書道で稼いで24時間365日書に向き合える人(芸術性を高めるにせよ、教育法を考えるにせよ)が増えると、その一人ひとりが書を通して関わる人数の総数が増えます。
となると、授業料や入場料を支払う、作品や道具を購入するといった"お金を使う人"が増えますよね。
書道市場が拡大するわけです。

とすると、業者さんは儲けが増えて更なる事業投資が可能になり、質の良い商品やサービスが増えたり、古い墨をお金をかけて調達できるようになったり、新規開発された道具が増えるかもしれない(=いい作品ができるかも!)。

また、書道人口が増えることにより、書道教室の先生は、近所のライバル教室を意識して、よりよい指導になるよう工夫して生徒の上達が早まるかもしれない。
生徒側のメリットを多く提供して生徒の継続率が高まるかもしれない。

パイが増えることによって、同じ志の芸術家志向のメンバーも増加&集まりやすくなり、企画展の開催数が増えるかもしれない。

これらの例は市場全体で考えると、販売者(いわゆる先生)の立場だけれど、そのバックには消費者(いわゆる生徒)もいて、両方の人口が増えないと書道界全体の人口が増えない。
(需要と供給の双方とも拡大するということ)

書道人口が増えると、作品をひたすら追求する人(芸術家思考)も増えることにより、質も高まります。
もちろんなんちゃって書家も増えるけど、なんちゃって書家を通して増える書道人口があるので、それも実は悪いことではないのですよね。

つまり、稼ぎたいでも作品追求したいでも収集したいでも目立ちたいでも承認欲求満たしたいでも、どんな人であっても書道に関わる人=書道人口が増えることで、書道人口が先細り状態と比べれば、相対的に質がよい作品数&人口が増えるため、「書家の質が、、、」と心配している人の悩みも減るのではないか、と思ったんですよね。

ただ、最終的に書道人口を増やすのは、ファン(生徒)を増やすために企業努力をする販売側(いわゆる先生)のため、書道で稼ぐ人が増えることで、人口が増える事になると思ってます。
まぁ、つまるところ、私としては、書道で稼ぎたい人応援するよ、という想いがありますし、稼ぐために書道やることは全く悪いことではないから、「稼ぎたい」って書家の先生が主張したっていいじゃない、と。
恥ずかしいことじゃないですよ、と。

書家というビジネスを成功させてる人(某武田氏など有名な皆様)によって増えている書道人口は確実にあって、ビジネスとして戦略立ててやれてるから、スーパーコンピュータのロゴになって多くの人の目につくし、またファンが増えますよね。


書壇を舞台にしてる人と、ビジネスしてる人と、芸術として追求する人と、価値観も違うし、作り上げてきた書家の矜持だってそれぞれだから、思うところはあるとしても、否定して拒絶するのはもったいないと。
書道人口増えることによって全員がwin-win-winだから、よくよく考えると書道界の発展という目的はみんな達成できるじゃん?

ということで、どんなタイプの書家であっても稼げているのであれば、消費者(ファン)に支えられてるということだから、やっぱり書道界への貢献度は半端ないす。


だから、目指す人がいたら応援します。「稼ぐ書家」。
稼ぐ=意地汚いとか、そんなアホなことは経済合理性考えたら全くおかしな話だから気にしなくていいですよ。

芸術家としてマジモンになろうとしている人は心から尊敬するし応援するし
アカデミックな分野で深め続けている人には本当に頭上がりませんし
人に教えることが得意な人は、教える以外の面で全力サポートしたいし
ビジネスとして捉えて書を手段として極めている人は市場への貢献に敬服します。

なんか、それぞれ得意なこととか目指してること違うと思うので、自分が自分の仕事すればよいのか、と改めて思ったよ!
マイナス方向に他の人(書家)に嫉妬する必要ないな!
みんなが書道市場の発展を考えていればそれぞれの役目は違っても、結果、未来は明るいのかな!


生徒増やしたいでも、事務作業減らしたいでも、SNSやWebサイト、カッコいいチラシ作成して集客に繋がるよう手伝いますし、システム組んで事務作業グッと楽にできるよう提案しますし、私が手伝えることあればお声がけください!

そして、私も書道関連のお仕事を生み出す側になるべく、皆様のお財布を潤すべく頑張ります!
(直近は…バイトで恐縮ですが、また募集させてください)


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