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「どこに住むか?」よりも「どう住むか?」が大切だよねっていう研究

日本人って「新築」とか「間取りが広い」とかすごい好きですよね?

・新築効果は5年薄れる
・街を好きになった方が住宅や人生に対しての満足度が高い

と言う話をしたと思うのですが

今回は日本とデンマークを比べてみました。
なぜ比べたら日本と大きく差があるからです!
なのでデンマークと比較して
「何が違うのか?」
「日本でも今からできる事はあるのか?」
簡単にまとめていきたいと思います。

【調査内容】
3000人のアンケート調査
┗デンマーク人1000人・日本人2000人


【比較の背景】


・幸福度に関係する要素の差
10点満点でデンマーク:7.1点対して日本6.37点
┗特に大きな乖離
自分自身で人生を選択しているか?
→デンマーク56% 日本10%と選択していると回答
自分が好きか?
→デンマーク80% 日本42%が満足していると回答

・住宅に対する期待値もデンマークの方が日本より高い為、ハードルが低いから満足度が高いってわけではなさそう、、

幸福度からいきなり差が生まれましたね。
特に自己決定権や自己肯定感に関してで言うとかなり大きな乖離があると思われます。
今回は住宅幸福論なので住宅ができる範囲で何ができるかを考えていきたいなと思います。

【何がちがうの?】


〜行動編〜

・行動数
→地域交流や友人との接触頻度
・住宅改善
→「キャンドル」「観葉植物」「アート作品」「家族の写真」「インテリア」などを自分が好きなものを積極的に置いている。

〜知識編〜

・自分が住宅に求める基準
*明確に持っていると回答した割合
デンマーク:54%
日本:25%

〜考え方編〜

・参加型志向
→外部と積極的に交わりがある
・自分の居場所を積極的に求める、感じる
・自分の人生を常識や周囲の意見に流される決めているか
・自分が好きか

変え方を変えるのはいきなり難しいかもしれませんが
自分が好きなものを積極的に置いてみるのは誰でもできることなので取り組みやすいかなと思います。


【住宅幸福ガイドライン】難易度別


このレポートをもとに具体的に何ができるのかを難易度で考えていました。

①今日からできる(簡単)
・自分が好きな絵画や写真をコンビニで印刷して壁に貼ってみる。
・簡単に掃除する。
・ダイソーで好きなものがあったら買っておいてみる。

②1週間くらいでできる(普通)
・休日に家具屋さんで好きな家具を探してみる。できれば買ってみる。
・家具の配置を変えてみる。

③1ヵ月でできそう(難しそう)
・友人や家族を家に呼んでみる。
・地域にコミュニティーに参加してみる。


そんな感じでした〜
デンマーク人は家を買ってからの行動にフォーカスを当てているので伸びしろがある気がします。
日本人は「新築」「日当たり」など買う前からわかることにフォーカスを当てている印象。
おそらく入居直後は満足度がMAX値であとは目減りだけする選択基準になっている気がします。
例)デンマークの場合は最初はゼロからの状態でコツコツ人間関係や自分の好きなインテリアを置いていくので徐々に上がっていく状態(ゲーム感覚)
日本の場合だと最初から全てのものが揃っている環境を求めるので目減りして最終的さらにより多くのコストを投下しないと満足ができない状況に陥ってしまうのではないだろうか?

もっと知りたい方は、ライフルホームズ総研の住宅幸福論②がおすすめです。

https://www.homes.co.jp/souken/report/201905/

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