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私自身も間違っていたDXの定義、単にデジタル化はDXでは無いという話。

DXの本質はデジタル化、クラウドやPCを使うことではない話|Hoshina (note.com)

なんて偉そうなコト、書きましたが、完全に間違っていました。
もちろん、DX、デジタルトランスフォーメーションという言葉に正確な定義は世の中に存在しないと思います。が、それでは、話は通じません。

そこで参照したいのが、経済産業省が公開している文書「DXレポート〜ITシステム2025年の崖の克服とDXの本質的な展開」で記載されているDXの定義。要は、政府お墨付きなわけです。

この文書の中では、IDC Japanの以下の定義を参照しています。

企業が外部エコシステム(顧客、市場)の破壊的な変化に対応しつつ、内 部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引しながら、第3のプラ ットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソ ーシャル技術)を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデ ルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること

DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~

丁寧に大事な部分は太字にして記述されています。この定義によれば、DXは、新しい製品やサービス、新しいビジネスモデルが必要で、かつ、競争上の優位性を確立すること、とあります。

既存のビジネスモデルにICTを導入しても、それは、DXではないということになり、それは、単なるデジタライゼーションです。

あなたのDX、名ばかりのDXではないですか?

DX推進部!みたいな名刺をお持ちの皆様、ぜひ、この2つの観点を熟考して、今「DX」の名の下に実施している施策・作業、単なるデジタライゼーションになっていないか、ぜひ、確認してみてください。

余談ですが、デジタリゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションの違い等、IPAのDX SQUAREで今一度チェックしてみると良いと思います。

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