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国産クラウド育成に、さくらインターネットに6億円の補助金は少なすぎ、焼け石に水という話

国産クラウド育成へ、さくらネットに6億円補助金…IT人材獲得を後押し(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

(元ネタ(有料):国産クラウド開発支援 経済安保基金 さくらネットに6億円 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

序章

ビックリしました。というか、このニュース読んで、読者が何を感じるのか気になりました。単なる、いち企業に、6億円も税金突っ込むのか?!などと的を射ていない感想を持つ人が居ないこと願ったりしています。

最大200人採用の謎

6億円が比較的大きな金額に思える人もいるでしょうけれども、200人採用に6億円使うと、ひとりあたり300万円!単なる採用のためのコストとしては十分に賄えると思いますが、入社後1年間くらいの短期的の給与まで想定したら、たった300万円で採用できるわけがありません。当たり前の話ですが、採用したら即収益をあげられるわけもなく、経営の視点で考えれば、人ひとり採用する際のコストとしては、年収の数倍の予算が必要です。
仮に年収2倍の予算で、年収1,000万円(優秀なクラウド技術者としては最低限以下の金額ですが)と想定すると、ひとりあたり、2,000万円。6億円予算では、30人採用するのが、精一杯です。

たった6億円投資では何も変わらない

6億円つかって、たかが30人程度増やしただけで、国産クラウドが実現できるのであれば、富士通、日立、NEC、NTT〇〇あたりは、とうの昔に、海外ベンダーが提供するクラウド構築できているはずです。
ということで、国産クラウド育成という点では、6億円は無駄な投資、焼け石にWaterという話でした。




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