【暮らし】銭湯が令和6年7月1日から値上げするらしい
不意に東京都内の銭湯の価格が令和6(西暦2024年)年7月1日から値上げするニュースを見た。
東京都は「銭湯が営業を続けるための値上げであり、今まで利用してこなかった人も利用をしてほしい」と呼びかけているキャスターが呟いていたため少し調べてみた。
▼印象に残ったワード
①大人料金の値上げは3年連続の値上げ、
②東京の520円というのは全国で最も高い金額とのこと。
▼東京都内の令和6年7月1日からの銭湯料金値上げについて
・12歳以上の大人料金:520円(500円→520円に上がる)
・6歳以上12歳未満の中人料金:200円(変わらず)
・6歳未満の小人料金:100円(変わらず)
▼銭湯の価格値上げの原因
①昨今の物価高騰の影響で湯を沸かす燃料費(原油価格の高騰)
②シャンプーやボディーソープなどの価格上昇の影響
▼銭湯料金を決めているのは?
銭湯料金を決めているのは事業者だと思っていたのだが
調べてみると 「公衆浴場入浴料金の統制額の指定等に関する省令」により、「物価統制令」の規定に基づいて、協議会・審議会で審議されて各都道府県知事が決定しているため、入浴料金は事業者側では自由に上げられないとの話だ。
※「物価統制令」というのは1946年に施行されたもので戦後間もない物価高騰を抑制するために制定された法律で銭湯はその「物価統制令」に含まれている。
▼公衆浴場の種類について
公衆浴場には「一般公衆浴場」と「その他の公衆浴場」がある。
銭湯は法令で入浴料金が定められているため「一般公衆浴場」で
スーパー銭湯は娯楽施設の要素があるため「その他の公衆浴場」に分類されるらしい。スーパー銭湯は「その他の公衆浴場」のため自由に入浴料金を決められる。
※上記の「一般公衆浴場」の法令というのが「物価統制令」のこと。
▼東京都の公衆浴場対策事業について
東京都では公衆浴場対策事業があり、改築/改修に要する費用の一部の補助や耐震補強工事に要する経費の一部を補助をする事業などが存在する。
▼東京都の公衆浴場数の推移
令和5年度の東京都の公衆浴場の総数が406に対して10年前の平成25年度は706というデータを見ると年々数が減っている。
▼感想
背景について少し理解は出来たが、
肝心の銭湯を立て直す方法が思い浮かばない。
一般市民の自分が出来ることといったら銭湯に通うことしかないのだが、
まだコロナもあるのでそれが足枷となっている。
ここまでの記事を自分で見返してみて
銭湯の未来はどうなるんだろうな?と思うのだが
暗い話のあるところには明るい話も存在するもので
銭湯を再興しようとするオンラインコミュニティなどもある。
長く続いているということはやはり良い面もあるもので
今後どうなるか自分との関わり方も含めて考えていければと思う。
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