バレリーナ・ホノカに花束を【#びーます】

　「音ゲー楽曲で選ぶアイマスイメソン（びーます）」に、綾瀬穂乃香ちゃんのイメージソングがあるかと問われたとき、正直悩みました。

　僕は音楽ゲームについては、自分が聞いていて楽しい曲しかプレイしないので、その中に穂乃香ちゃんに合う曲を探すということになります。でも、それがあったのだから、穂乃香ちゃんの舞台に奈落が見えてこないのです。

　放送では流れませんでしたが、これはMVを見て、改めて感じることが多いと思います。花売りの少女がバレエダンサーとなって、称賛される。さなぎから蝶になって飛び立つように、穂乃香ちゃんもアイドルからバレエダンサーとして認められる、そんな可能性を感じずにはいられません。

　とはいえ。

　穂乃香ちゃんのデレマスの初期カードの台詞を、改めて御紹介します。

　「これまでいくつも賞を取ってきましたが､自分の表現力に限界を感じています…｡」

　どのようなコンクールで賞を取ったのか、という言及はされていませんが、調べた限りだと、バレエの世界では、踊りそのものだけでなく、レッスンでの様子や基礎でも審査されるコンクールがあるそうです。もしそのような賞を勝ち取ってきたのだとしたら、否が応でもバレエダンサーとして認められるはずです。

　でも、穂乃香ちゃんは自らの表現に限界を感じていました。自らをバレエダンサーと、もしかしたら認めていなかったのかもしれません。そうして、息抜きとして入ったアイドルの世界で楽しい表現に出会い、バレエアイドルとして、踊り続けていく。

　バレエアイドルだから、他者はバレエダンサーとは認めないでしょうか。それとも、穂乃香ちゃん自らがバレエアイドルと公言して初めて、バレエダンサーとして認められるのか。

　いつか穂乃香ちゃんがライブの舞台に立った時、皆さんのひとりひとりが、彼女の姿を認めてほしいと思います。

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　ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんが楽しめるものを、気軽に楽しめますように。