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悲しい物語の終わりを、明るい物語の始まりに【#ろくます 綾瀬穂乃香 オンリー ロンリー グローリー】

 アイドルになることを決意する物語は190通りあります。オーディションを受ける、プロデューサーにお願いをする、スカウトを受ける、などなど。どれもが、これから始まるアイドルの物語です。

 ところが穂乃香ちゃんの場合は、十数年間頑張ってきたバレエの、悲しい終わりの物語がくっついているのです。

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 バレエをロックで表現できるのか…ということについては、日本のバレエダンサーたちが挑んだ「ROCK BALLET with QUEEN」のように、交わることができることは知っていました。僕も、BUMP OF CHICKENとかL'Arc-en-Cielとかが好きなので、ロックミュージックで綾瀬穂乃香ちゃんを表現することに抵抗はありませんでした。

 オンリー ロンリー グローリーでは「そしてその身をどうするんだ」という、八方塞がりで絶望的な状況、極限状態から始まるのですが、ストーリーなら最後に持ってくるところを、最初に持ってきたところが、穂乃香ちゃんのアイドルの物語に似ています。

 もちろん、プロデューサーさんが救世主かと言われるとそうでもなく、あくまで光であって、穂乃香ちゃんが塞いでしまうと始まらない。


 全てが未知で手探りで、慣れたダンスでさえも間違えるようなアイドルの世界で、ファンに愛されるかどうかは、穂乃香ちゃん次第なのです。

 そして、後々分かってくるのですが、死んだ心とか、置いてきたバレエが、実はまだ動いていて、そこで初めて最果てなどないと知る。トップアイドルになってどうしたいのか、その答えが、ただひとつの栄光なのでしょう。

 ちなみに、BUMP OF CHICKENの好きな曲はいくつかあるのですが、穂乃香ちゃんのアイドルのメモリーと合致しそうなのはまだあるかもしれません。別の機会に、表現できればと思っていますので、お楽しみに。

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 ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんが楽しめるものを、気軽に楽しめますように。

 

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