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「届けたいものがある」そんなアイドルたちが集まるプロダクション、という話【おるますオールスター】

 ryutoが推しと決めたキャラクターの集まりには一定の法則があって、生まれ育ったふるさとへの愛があるか、何か唯一にして随一のものがあるか、などの事柄があります。

 例えば、アイドルマスターシンデレラガールズという、190通りのプロデュースがあるゲームでは、それぞれの担当が、過程や見方は違えど、「届けたいものがある」アイドルが集まっているのです。

 シンデレラガール。バレエダンス。備前焼。
届けたいものがあるから、彼女たちは輝いている。


 おんちゃさん主催、オールジャンル楽曲のイメージソング、対象は「投稿時点でのあなたの担当全員・ブランド全員・アイドルマスターシリーズに登場するアイドル全員」とした企画でした。

 私自身、ひとりのアイドルをイメージソングにすることが多かったこともあり、多人数のイメソンは新鮮なものがありました。とはいえ、公式・オリジナルのシンデレラガールズユニットはたくさん組んできたので、これは純粋に、私が担当アイドルと胸を張れるシンデレラガールズのアイドルでお出しするのがいいだろう、ということで、塩見周子ちゃん、綾瀬穂乃香ちゃん、藤原肇ちゃんを選びました。

 なお、アイマスの担当アイドルについては、私の過去の記事も参照していただけると幸いです!

 そして、選ぶイメソンは、過去に出会って、他の方からおススメされた、いわゆる「他の人に私自身を変えてもらった」一曲を選びました。

 藤田麻衣子さんが歌う「ねぇ」は、ゲームを原作としたアニメ「緋色の欠片」のオープニングとなっています。デレマスを知っている方なら、橘ありすちゃんのソロ曲「in fact」を作詞作曲した方でもあり、この「ねぇ」は、悲しみよりもむしろ、温かさや切なさとは何なのかを、切実に伝えてくれます。

 「届かないかもしれない、それでも」という気持ちを担当アイドルに当てはめた時、本当に響くのが彼女達だと思っています。

 周子ちゃんは、テキトーに見えるけれど、京都からは一生逃れられない、というより、周子ちゃん自身が、京都に帰るために、アイドルを楽しんで、京都が誇るアイドルになろうとしているんです。4代目シンデレラガールでさえも過程であり、羽衣小町から始まるアイドルマスターの和風ユニット、という伝統を届けたのが周子ちゃんでした。

 穂乃香ちゃんにはたくさん届けたいものがあって、例えば自分が大好きなぴにゃこら太は自分だけならもったいないから、もしかしたら全国数百万規模のプロデューサーさんへ、色や形を変えて届けまくっています。それだけでなく、自らのバレエダンスに絶望していた過去の自分と再会したいという思いでさえも未来に届けようとしている。何より、フリルドスクエアという唯一無二の仲良しカルテットが、トップのドリームユニットであることをわたしたちに届けたのは、穂乃香ちゃんの力が大きかったと思います。

 そして、持つ相手だけでなく、自らの形をも変えながら歴史を生き抜いてきた備前焼を届けるという、彼女にしかできない絶対命題を抱えてアイドルとなった肇ちゃん。その歌はあらかねの器として、彼女にしかできない備前焼というものを私たちに教えてくれました。今や備前焼小町として、アイドルマスターの枠を超えて新時代にも備前焼を届けられる存在というのは、救世主そのものかもしれません。

 わたしたちは、さまざまなものに触れて想いを馳せますが、その中には、わたしたちだけに届けたい想いを持つアイドルがいるということを、忘れずに、またアイドルマスターシンデレラガールズを楽しむことが出来ればと思っています!


ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんが楽しめるものを、気軽に楽しめますように。

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