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情報リテラシー応用 授業資料(1)

1.前提知識の確認

本授業の前提は、基本操作が可能なことです。
レベルの確認ですが、情報リテラシー基礎では、以下のようなゴールを設定しました。

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・ストレスなく「電子文書」を作成し、管理できること
・「学術文書」(レポート、論文)を作成できること
・ネットの効果的、安全な利用が出来ること
・基礎的なデータの処理ができること
・日々の学びに、PCやネットを使って、生産性、効率を上げることができること

以下、いくつか具体的な項目を挙げると、文書を保存し、さらに開いて再編集することが出来ること、ワードで文書の書式付け(装飾)ができること、ネットで効率よい検索が出来ること、政府関係のWebからデータをダウンロードし再利用が出来ること、表計算(Excel)ソフトを使って、簡単なデータ加工が出来ること、プレゼンテーションソフトを使って資料を作成できること、複数のアプリケーションを統合して一つの電子文書を作れること、そしてワードで、アウトライン、編集履歴、コメントなどを使って、文書を使った作業、試行錯誤が出来ること、などが含まれます。

以下、確認していきます。

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①文書を保存し、さらに開いて再編集することが出来ること
作成した文書の保存と再編集は、コンピュータ操作の基本です。
まずこれができないと、コンピュータは使えません。
そのためには、ディスク装置の種類やUSBメモリなどを使うことができねばなりません。

②ワードで文書の書式付け(装飾)ができること
作った文書の見栄えを設定していくことも必要です。フォントや段落、ページ設定、さらに印刷の設定なども重要です。

③ネットで効率よい検索が出来ること
今の学びには、ネットでの検索は不可欠です。
サーチエンジンだけではなく、ネットディレクトリやアーカイブなど、様々なWebサービスが使えこなせる必要があります。

④政府関係のWebからデータをダウンロードし再利用が出来ること
「.go.jp」は、日本の政府関係のWebです。
特に総務省統計局のE-STATから、統計データをダウンロードしてデータ処理をするという作業は、特に社会関係の学びにはとても重要なスキルです。

⑤表計算(Excel)ソフトを使って、簡単なデータ加工が出来ること
Excelには様々な機能がありますが、セル間の参照を使って演算を行うのが基本です。関数など、高度な機能に関しては、本授業で取り上げます。

⑥プレゼンテーションソフトを使って資料を作成できること
パワーポイントはそれほど難しいソフトではありませんが、スライドマスタに関しては理解しておく必要があります。本授業では、単なるプレゼンテーションではなく、ポスターなどドキュメント作成にも応用します。

⑦複数のアプリケーションを統合して一つの電子文書を作れること
ワード、エクセル、パワーポイントなどそれぞれで作成したデータを、コピーして他のソフトで使うことが出来なければ、レポートや論文は作成できません。

⑧ワードで、アウトライン、編集履歴、コメントなどを使って、文書を使った作業、試行錯誤が出来ること
これは、ワードで最も重要な機能です。この機能を使って、電子文書を使った共同作用などもできるようになります。

これはあくまで例ですが、それらをスムースにできることが望ましいです。
特に、キーボードから手を離さずに、ショートカットキーで操作が出来ると、コンピュータの操作は、かなり効率的になります。
Ctlr+Tab、タスクスイッチはご存知ですよね。

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課題は、3つあります。

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まず、出席点ですが、平常点込みで評価します。今回は動画の閲覧が出席になります。出席確認代わりに、「パソコンを使って、授業ノートを電子文書で作成してしてください。」という課題を出します。期末にレポートと併せて提出してください。
特にこちらで提示したことだけではなく、自分で調べたこと、理解したこと、図や写真などを入れ込んで、完全な資料にしてください。出版できるレベルが理想です。

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課題としては、表計算ソフトを使って、データの統計処理を行ってもらいます。関数はここで使います。
もう一つ、コミュニケーションにまつわる課題を予定しています。今期は、動画の制作なども含むことを考えています。その他に、小さな課題をいくつか出していきます。

オンライン授業ですので、自分でワークをする比率がかなり多くなります。


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