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花びら

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詩集2 花びらが散っていくようだった日々。
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#詩

alive

太陽の下ではしゃぎたい春のはずだった
ムリなことわかっててもかけたい期待だった

私だけ時間が止まったみたい
ティーンに聴いた歌がいつまでも心をめぐる

泣いたあと寄り添ってくれる歌は
今でもあなたが書いた歌

元気にしてますか
届くはずもなく

相変わらず私は涙流してます
人形のように生きなくなりました
死んだようにも生きなくなりました

あなたなら
大声で叫んで膝から崩れ落ちても
受け

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絵かき

僕は思うんだ
真面目に頑張りながらやっても
成果がでないことだってある

それはきっと最初から決まってたんだ

君はそんな絵ダメだよ
と言うけれど
僕はこの絵を展覧会に出したい

君が知らない僕の心の部分
端で見てる君は
どうしてそんなに揺れるの?

僕はゲラゲラ笑ってたけれど気がついてた
僕の中の苦しみや哀しみ

触れずには生きては行けないさ
目をつぶっても後でドーンと出てきたさ

君の中には眠

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意気地無しの僕

涙をこぼして声を限りに叫んだ
殴られた心

居心地のいい部屋を出て
行き先がない

感情に飲まれて生活が破綻する前に
いつも通り生活をこなすことが必要

生まれた時から決まってた
孤独な道をいくだろうと

それでもあの人は
険しくとも最高の景色が待っている
伝えてくれた

心のどこかで信じてたのは「きっと」
いつかきっと

飛び立てると信じた約束も嘘になってしまうのか

どうしてあの人がなくなって

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春の夕暮れ3

嫌なことはあるさ
仕事に行きたくないと思う朝だってある
生活してくためには仕方ないだろ
くたびれた顔 ホームタウンへの満員電車

窓からみる夕日がきれい
そう思える心がある
君はまだ大丈夫だよ

大丈夫大丈夫って言ってるうちに限界越してしまったら?
飛んでいけばいいさ

旅なんてしちゃダメだぜ
心だけ飛行機雲にのせて
直に行くよ 南の島 唱えるんだ

目を閉じて 波の音のCDを聴こう
想像

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春の夕暮れ2

レースカーテン越しの夕日 海のサンセットみたいな色はこの街でもしてるんだ
窓を開けて入る風 昼間の🛀上がりに気持ちがいい
片手にはラガービール

部屋に流れる音楽は相変わらずjazz
バスに乗って通った道は満開の桜のトンネル

首を縦に振らなかったけれど
あの子の涙はもう聞こえないけれど

いくつか夏も冬も一人で過ごしていたけれど
春の夕暮れ 君と見てる夕日がキレイだね