やきたひろ

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electric-電氣錯覚

※この記事はあくまでも個人の感想による電気自動車によるファーストデート体験記です。実在の人物・社名等ガチガチですがあくまでも個人の感想ですので電気自動車購入の際の参考程度に考えてください。 仕事を退職して最初に買ったのが「電気自動車」なのである。これも様々な要素が絡み合っているのでどうして「無職」がお高い電気自動車買ったの?とはよく言われる。友人から親戚やらご近所さんまで「?」ポカーンですよ。 そもそも前の車が車検3回目になる時期ってのがひとつ。前回18万くらいかな?今度

    • ぱるぷフィクション①

      大きさの合わないゴム手袋にペラペラの制服を着たらやけに重い安全靴(今はセーフティーシューズって言うんですよ!)を履いてマフラー替わりのタオルを首に巻けば準備完了。・・・おっとマスクを忘れていた。不特定多数国籍多数のこのアメージングゾーンではマスクは必須。 だけど、ずいぶん遠くへ来ちゃったなぁ。色んな意味で。ふぅ。 *********************************************************** 羊田裕美華(ひつじだ ゆみか)39歳。

      • SHOOT TO SKILL

        ヒダカヤの猥雑さは九竜城の奥まった場所に佇む料理屋を思い出させる。 九龍城行ったことないけど。 満席のカウンターに無理やり滑り込んで「チゲ味噌」を頼む。 祭日だからなのか、いや、彼らは平日でも「びいる」を嗜む高等遊民。 満足げに日々を貪る。 「オマラセシマター!チーゲ味噌」 茹であげた麺。キムチチゲに卵を絡ませた餡を載せたラーメン。 ただぶちまけた風情はどこか異国を感じさせる。 ...拭けよ。 後から続々と魔窟に吸い込まれるヒトビト 後ろから聞こえる嬌声 「

        • FACTFULNESS(ファクトフルネス)

          一昨日 「前任者が急に辞めたので御社に未請求残がありました。売れた分支払ってくださーい」 との連絡。 あーはいはい、辞める前に 「残数送るから郵送先教えてください」 「うぃ!メールするっす!」 からの放置半年していたアレね。 「んじゃ送り先メールしてよ。請求分確定したら振り込むし」 「かしこまりー。んじゃ送付先教えるからメアド教えてよ~」 が、一昨日の事 今朝確認するも音信不通 さすがにコレ逃すとめんどくさいなって事でこちらから電話したら 「送信先が確認で

        electric-電氣錯覚

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        • ぱるぷフィクション
          1本

        記事

          マトゥヤ

          嫁のおごりで昼マトゥヤ 殺伐とは無縁のマトゥヤ 喧騒というスパイスの無い昼のマトゥヤはどこか物足りない。 やはりマトゥヤは早朝に限る。 ふと厨房を見ると貼り紙が。 【とん汁は熱く!】の檄文が貼られているではないか! 以下超訳 【こいつらはとん汁が熱くないと赦さない。自分の判断で決めてはいけない、こいつらは舌が焼けるほどの熱さを求めているのだ!缶コーヒーがプラス2度のこの時代。プラス5度だ!とん汁は飲み下したあとに胃の腑が焼け焦げてこそ初めてとん汁なのだ!レンジに2度かけろ!

          異世界か諍いか

          そこは暖かい空気が漂う場所 囲炉裏を囲んで皆がワイワイと話す幸せな空間 「ゴジダッデアザゴメ?」 年長者らしき老人が僕に問いかける 意味は分からないが彼の話す優しい空気に ボクは「はい」と答える すると老人がくたびれた革袋から手斧を取り出し 渡してきた 血と脂でどす黒く変色した樫の木に錆が浮かび刃こぼれしたギザギザの手斧 「ホデマガネッセンド!ハデヨ!」 辺りの空気が冷たく変わる 隣に座っていた少女までが声を荒げ「ハデヨ!ハガシ!」 どこかで見たように感じていたこの場所が急に

          異世界か諍いか

          本屋へGO

          運転免許のコーナーでかれこれ1時間佇む坊主頭の少年。 ふと気づくとページを捲っていない。 焦点が合わない目でページの向こうを見ていた。 出さなくてはいけない資格書を台車に戻す。高校野球神奈川県予選は今日ベスト16が決まった。188校の櫓から勝ち上がった、たった16チーム。その選ばれた16チームも更に絞られてゆく。選ばれた彼らもいつか本屋の棚前で佇むのだろう。免許かな?髪型かな?ディズニーランドや海かな?暑い夏はまだ始まったばかり。本屋はどこだって、いつだって、これからの

          羊頭狗肉

          友人の奥さんが先日「グルメバスツアー」に行った時のお昼ご飯。海鮮丼ですってよ( ;´Д`)うふふ…

          書評とは如何に興味を持ってもらうかだ

          【珈琲のすべて エイ出版】 「この豆は何処へいくの?」 朝も明けきらぬうちから自分の体重ほどもあろうかと言う麻袋をその小さな肩にギシギシ食い込ませていたカルロスは目の前の薄暗闇に問いかけた。小さい身体に染み込む焙煎前の豆の香り。未だ見ぬ珈琲の薫りはバイーアの汗なのか南米の混沌が生む涙なのか。父親のハメスは答える「ソレを考えるのは白人(グリンゴ)だ。俺たちは爪が剥がれようが血吐を吐こうがただただ繰り返すだけさ。そう、200年前からな!」カルロスは父の瞳の奥に微かに燃える焔を感じ

          書評とは如何に興味を持ってもらうかだ

          バス停から見える景色

          週に5日、毎朝8:45にその場に立っていた。 雨の日も風の日も二日酔いの日も夫婦喧嘩した日も立っていた。 違和感に気づいたのは同じく週5日10:50にその場に立つ嫁だった。 「バス停の前にあるお寿司屋さん閉めちゃったみたいだよ。なんか張り紙が貼ってあった。」 昨日まで店頭にあった自販機が撤去されていたから気付いたらしい。 「そういや、最近ランチの張り紙していなかったかも」 40年ぐらい前にバス通りに出来たお寿司屋さん 当初は和風割烹とかよくわかんない(ネイティブ感覚で)寿

          バス停から見える景色