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犬はハコ|絵心0だけどどーしても自力で犬を描きたい人のための10分間ドリル

 フリー素材の犬イラストじゃなくて、自分で描いた絵で支援グッズを作りたい人向け。

「思い通りに犬の絵を描きたい!」
と思ってスラスラ描き始められる人は画面を閉じてください。もしくは、絵心があろうとなかろうと、他人から見てどんな動物に見えようと「ええい!細かいことなど気にするな!これが犬だ!」と言い切る力強さのある人の役に立てる情報も、ここには多分ないです。
「描きたいけど描けないけど描き方を知りたい(そしてなるべく恥ずかしくない状態で公開したい…)」
みたいな、やや引っ込み思案な、絵がまるで描けない人を想定した、犬の絵の描き方ドリルです。


「犬の絵を描きたい」と思ったら

今ドキなら多分、とりあえずGoogleで「犬」って画像検索して資料になる写真を見てみるとか、犬を飼ってる(犬を飼っていた)人なら、自分のスマホやデジカメにいっぱい愛犬の写真が入ってるとか、隣に居る生の愛犬を見てみるとか、とにかく犬を見てみるんじゃないかなと思いますが、(描きたいものを観察する、という発想すらない場合は、とりあえずそういう発想をしてください!何でもいいから犬を見てみて!)ここでだいたい、この後の考え方が二手に分かれます。


ちょっと絵をかじったことがある人が立体で捉える描き方に進む一方、絵が「超〜苦手!」という人が陥りがちなのが、平面的に捉えて輪郭を線でとってしまう考え方。

いや、いいんです。生涯にたった1枚、どうにかこうにか写真を見ながら犬の絵を描きたいだけなら平面で考えても全然いいんですけど、もし、「あ!あんなポーズの犬のグッズを作りたいな!」「そうだ!こんなことをしてる愛犬を絵にしたい」みたいなことを思いつい時、すぐ描ける!!…という状態に憧れるなら、面倒でも一回、立体でとらえるようにしてみてください。

犬はハコ。(犬に限らずだいたいみんなハコ。)
ハコの集合体を少しずつ彫刻したものがリアルな犬の形です。

(ハコじゃなくて筒で考えても大丈夫ですが、慣れないうちはすべて直線で済むハコのほうが楽だと思います。)

顔のハコ

秋田犬や柴犬やパグのような丸顔の犬なら、立方体(※正方形でできている)に近いハコが考えやすいです。

ちなみに「毛が乾いててホワホワだと丸顔、しかし水濡れすると突如面長に…」という犬種は、フサフサの状態を描くなら丸顔の部類(↑)で考えていいと思います。水濡れ状態を描くなら、面長な犬(↓)と同じ要領で考えます。

ボルゾイのようなシュッと頭や鼻筋の長く通った犬なら、直方体(※長方形を含んでいる)のハコで考えるといいです。



マズルのハコ

柴犬やレトリーバーのようにガッチリとマズル(口や顎や鼻の一帯)の存在感がある犬はマズルのハコの形を想像しやすいですが、グリフォンやシーズーのような横顔に凹凸の少ない犬種も、標高が低いだけで完全なる真っ平らではないですから、マズルの場所に薄いハコがついていると思ってください。


今回のドリル

さてここまで得た情報を駆使して、次の問題を考えてみましょう。
犬が座ってしまいました!!!

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