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今期のふわんだりぃずについて

あき と申します。

今回は当初から構築やプランをシェアしてきたペルセくん(@perullish_583)との共同執筆となり、今期のふわんだりぃずについて解説していきます。

ふわんだりぃずのデッキ性質や基盤構築、基本展開については過去記事をご覧いただければ幸いです。

ペルセくん記事:ふわんだりぃずを救いたい

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あき記事:ふわんだりぃずのすゝめ

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1.強み

今期を戦っていく上でのふわんだりぃずの強みは、以下の通りです。

増殖するGへの耐性
結界像の頑丈さ
苦手対面の減少

受ける妨害は変化したもののギミック自体の強みがより光るようになった環境だと考えています。

・増殖するGへの耐性
増殖するGへ耐性を持つこと自体は前期から変わっていないと思う方も多いとは思いますが、展開系目線で規制による指名者の減少は非常に大きいと考えています。
手数は多いのに増殖するGが直撃し、動きを止めざるを得ないなんてことを経験した方も多いでのはないでしょうか。
今回の規制は、このデッキの特性がより濃く出るものであったと思います。
相手のデッキにノイズカードを3枚植え付けることができるだけでも1つの強みと言えます。

結界像の頑丈さ
前期と比べた際、ギミック内に風属性を持つプランキッズの減少は結界像のパワーを飛躍的に上げてくれています。
現環境を見た際、各大会で圧倒的なトップシェアを誇るデスピア、次点の天威は風属性を殆ど使用しないテーマで、多くの場合相手に召喚権を強要することが可能です。
結界像の評価が上がるということは相手ターンの通常召喚に反応し妨害の起点となる謎の地図のパワーも上がるということに繋がっていきます。

苦手対面の減少
今回規制により苦手対面であった勇者ギミックや幻影騎士団が力を落としました。これにより先攻では盤面を捲られる可能性が下がり、後攻の安心感が少し増したのが今期の所感です。

2.今期環境について

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2021年1月より以下レギュレーションが新たに変更されました。
それに伴い下記のような環境の変化をしています。

👑Tier1

・烙印デスピア
・天威勇者
・エルドリッチ

👑Tier2

・竜輝巧
・ふわんだりぃず

👑Tier3

・閃刀姫
・電脳堺
・幻影騎士団
・相剣
・鉄獣戦線

今回の改訂では以下のような規制が施されています。

・HEROギミックが禁止
・勇者の規制
・その他トップ層のテーマカードの規制

上記により厳しい対面であった幻影が環境トップから降りた事はこのデッキにとって非常に大きな変化です。
勇者の規制自体も勇者ギミックを重く受けるデッキにとっては追い風と言えます。

とは言ったものの、これらの環境変化に伴いドロールの採用率が増えることとなりました。メインデッキにマストで入ることは考え辛いですが、サイドにはほぼ確実に採用される環境となります。そのため今期はドロールを最優先に意識し、コンパクトな動きで回答を引き込むことが求められます。
また、自ターンの動きを止められた際の退避としても誘発を増やす形が理想と考えています。
今期構築は大まかな基盤や動きは従来通りですが、採用札や採用枚数を変更した形となります。

<今期の立ち位置>

△今期の有利対面

・烙印デスピア
・竜輝巧
・閃刀姫
・相剣

■今期五分対面

・天威勇者
・ふわんだりぃず
・LL
・電脳堺

▽今期不利対面

・エルドリッチ
・幻影騎士団

お互いに動けている事が前提にはなりますがこのような認識となります。
天威勇者は誘発を持っている前提にはなるためお互いに引きに依存するゲームとなります。ただ有効な誘発が多い事から戦いやすいと考えています。

3.現在の構築について

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こちらが今使用している構築になります。
今回もライザーは引き続き2枚の採用にしております。
理由としては

・後手捲りの際にミラジェイド等でライザーを処理されると2枚目がなければ処理が追いつかない

・旅支度のコストでライザーを除外すると2枚目がなければ処理が追いつかない

・先行で巨神鳥を置ければアラメシア等も封殺できるが結界像のみでもメイン戦は止め切れる

といった理由から今回はライザーを2枚にしています。
しかし2本目以降に関しては、割り物や結界像対策カードが積まれる事からライザーのみでは凌ぎきる事が難しいと感じました。
その為、サイドに巨神鳥を忍ばせ自分が先行の場合のみ投入する形を取っています。

以前と構築が変化した点としては

・メインのアトラクターの枚数減少
・誘発の枚数増
・DDクロウの採用
・サイド巨神鳥の採用
・未知の風がサイド落
・サイドの割り物の増加
・エクストラの変化

あたりでしょうか。

○メインのアトラクターの枚数が減った

正直な所、アトラクターは3枚入れたいカードです。
今期の役割としては、

・デスピア対面時の赫の烙印の抑制+ミラジェイドの抑制
・展開系に対する直撃し易い妨害
・苦手な後攻の補助
・禁じられた一滴の回答(一滴の採用率は減少している)
・今期流行りのドロール&ロックバードの回答(基本は2本目以降)

この辺りになります。

今回減らした理由としては採用をしたいカードが多くやむを得ず減らしたというのが主で、天威勇者やデスピアの増加により誘発を多く積む必要が生じた事から無限泡影や灰流うららを優先採用した結果となっています。
無限泡影とアトラクター3枚目の採用で悩みましたが

・基本二枚初動であるこのデッキを安定させる為、ギミックの枚数は減らし難い事

・アトラクター被りが起きてしまうと手札で腐ってしまう事

・ゲーム中盤で引くアトラクターが弱い事

・天威勇者に対しては無限泡影も同じく1枚で展開をストップできるパワーがある事

これらの理由からアトラクター3枚目を採用して被りが起きるリスク負ってまで採用するよりも重ね引きのバリューが高くどの対面でも仕事の出来る無限泡影を優先した方が無難と考えました。
また、禁じられた一滴やドロール&ロックバードの回答として強いですが一滴は今期の採用率が減少傾向にある事、ドロールは基本的にサイドによる投入が多いのでメインから3枚入れなくてもサイド後で3枚にすれば間に合うとも思えました。

○誘発の枚数が増えた

展開系の多い環境の場合は誘発を多く積む事が1番の対策になります。
これまでの経験から展開系に対する誘発は12枚くらいと決めていたのでそれに近い枚数は入れたいなと思っていました。
誘発の優先順位としては

G=うらら=アトラクター>泡影>クロウ=ヴェーラー>わらし=ニビル
だと思います。

上記の事から今回の構築はメインから4種類の誘発を採用しています。

○DDクロウの採用

今期はデスピアの増加により重要度が上がりました。
素引きしても旅支度によって初動になり、ろびーなから好きなタイミングでサーチができる為ふわんだりぃずと相性がいい誘発になります。

今期はデスピアのスタペリア2連打阻止やメイン巨神鳥の不採用による赫の烙印を止めにくい欠点を補う為に1枚採用しました。

○サイド巨神鳥の採用

今期は巨神鳥が強い環境になります。
しかしながら欠点として後手捲りが弱くなり後手捲りの際にミラジェイド等によるライザーの除去が致命的と感じました。
デスピア自体の打点が高い事もありライザー無しで戦う事は出来ないのでライザーを2枚にしサイドに巨神鳥を落としています。
巨神鳥は先行用としての採用でアラメシアの儀、烙印融合、割り物メタとして使用します。

○未知の風がサイドに

このカードの有効な対面は基本的に以下の通りです。

・エルドリッチ
・ふわんだりぃず
・幻影騎士団

しかしながら上記のテーマのシェア率が落ちてしまった事やエルドリッチ対面のメイン戦にて未知と1本の手数で捲る場合、要求値が高いと感じました。
その為メインは烙印デスピアと天威勇者に寄せ、未知の風は有効な対面のみサイドから投入する事としています。
ギミック内でサーチが可能な為、メインから入れたい所ではありましたが今回は優先したいカードが非常に多い事もありメインに優先して入れる程の余裕はありませんでした。
今後メインとサイドのどちらに採用するか決める際は罠テーマ、ふわんミラー、幻影の分布数が多いか少ないかで決めるといいと思います。

分布が少なく当たっても割り切れる範囲ならばサイドでも良いかとは思います。

🔺未知の風の使用上の注意点
注意点としてはライザーとの噛み合いになります。
未知の風は2枚を「墓地は送って」アドバンス召喚を行うという「魔法の効果」であり「リリース」自体はしていないのでライザーの風属性をリリースした際の追加バウンス効果は発動ができません。
また、「魔法の効果として墓地へ送る効果」であり「プレイヤーへ直接掛かる効果」ではないので「帝王の烈旋」と違い魔法カードの耐性持ちカードは墓地へ送れません。
注意しておきましょう。

○サイドの割り物の増加

このデッキで勝ち進む事を考えた場合に苦手な罠テーマに対する有効打を多く積む必要があると考えました。
神の宣告等で無効にされる事を考えると割り物を少なくする事はリスキーに感じたので今回は思い切って未知込みの8枚積んでいます。メイン戦は割り切りで2、3本目全部取る事を目指しました。

○エクストラの変化
・LLプラムスラッシュ
・星杯戦士ニンギルス
・暗影の霊使いダルク
・リンクリボー
・サクリファイスアニマ
・トロイメアユニコーン
・トロイメアフェニックス
・トロイメアケルベロス
・鉄獣戦線 徒花のフェリジット
・閉ザサレシ世界ノ冥神

上記が新しく採用されたカードになります。

採用理由を解説します。

・LLプロムスラッシュ

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永続罠の回答。

下級2体で作れるランク1エクシーズモンスター。
相手の永続罠を剥がす事が出来てエクシーズモンスターなのでアーゼウスにもなれます。
また、打点を上げる効果によって結界像を守れるだけでなく上級モンスターの打点を上げてファイナルシグマ等を突破可能に。
スキドレを打たれてしまった場合でも旅支度で飛ばせる為フェニックスとの差別化は出来ていますね。

・星杯戦士ニンギルス(リンクリ+フェニックス)

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センサー万別の回答として使います。
このカードがあるとフェニックスに無効効果を貰ってしまった場合でもニンギルスでセンサーを処理しにいける様になります。
手順と必要手札は以下になります。

・必要手札
・夢の町or場に残った下級ふわん
・地図
・手札に下級ふわん2体

①場のふわんをリンクリに変換
②地図から下級ふわん召喚
③2体でフェニックス→泡影等の無効系貰う
④召喚権で下級ふわん召喚
⑤下級ふわんをコストにリンクリ蘇生
⑥フェニックスとリンクリでニンギルス

と、この様に1枚効果無効を貰った上からセンサーを処理できますし素材も種族がバラバラなので問題はありません(ユニコーンだとフェニックスと種族が被る為センサー下で出せない)。
盤面ロックの為に下級ふわんを残してくる相手だったり夢の町を引けた場合に使えるので使用感は良好でした。

・暗影の霊使いダルク(アニマorリンクリ)

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下級ふわんをアニマまたはリンクリに変換しダルクになれます。
今期は烙印の影響で闇が溜まりやすいのでダルクに絞りました。
ダルク→セレーネ→アクセスの流れも可能ですしユニコーンにもなることが出来ます。
悲劇のデスピアンを蘇生すればリンクリボーの墓地蘇生効果を用いダルク+リンクリでニンギルスにも繋げていくことが可能です。
破壊された場合には、DDクロウをサーチすることも可能です、

・トロイメア関連

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・ユニコーン

リンク2のトロイメアを出した後に繋げやすいリンク3の処理札で、連続で盤面処理を行うことが可能です。。デッキバウンス効果なのでミラジェイドにも強くエルドリッチのリソースも削ることも可能です。

・ケルベロス
バグースカの回答やニビルトークンの処理などにて活躍します。


・フェニックス
永続罠の回答となります。

・鉄獣戦線 徒花のフェリジット

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下級ふわん2体で作れるリンク2です。

霊使いと違い手札消費が1枚増える変わりに相手の墓地に依存せずリンク数の嵩増しができることからエクストラの圧縮の意味も込めてフェリジットにしています。

・閉ザサレシ世界ノ冥神

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夢の町から4体展開→ファイナルシグマ等の苦手モンスターを処理出来たりします。
特に説明は不要かもしれませんが除去出来ないモンスターを処理する為の最終兵器と思ってください。

4.各対面への意識

🔴烙印デスピア

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