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【遊戯王デッキ解説】エルフの剣士とかいうテーマ

こんにちはうまづやーです。

突然ですが、みなさんは【エルフの聖剣士】を使いたいなと思ったことはありますか?

私はありません。

ですが、プロデュエリストの皆さんは使いたいと思ったことがある筈、いや、ある!(断言)

何故なら、この記事を開いていることが何よりの証拠です。みなさんは潜在的に【エルフの聖剣士】を使いたいと思っているのです!

まあ、この際みなさんが使いたいかどうかは一旦置いておいて【エルフの聖剣士】について軽く解説します。

1.デッキコンセプト

【エルフの聖剣士】の魅力、それは効果によって大量ドローが狙えるという点です。
地属性のレベル4戦士族でサポートも多く、アクセスしやすい点も魅力です。

ですが、使われてるのをあまり見ないだけあって問題点がいくつかあります。

① エルフの剣士モンスターを並べる必要がある
② 戦闘ダメージを与える必要がある
③ 手札があると攻撃できない

この3つの条件を満たして初めてアドバンテージを稼ぐことができます。


まず①について、【エルフの聖剣士】は地属性戦士族レベル4という優秀なステータスに加えてもう1つ褒められる点があります。
それは【聖剣】カードであるという点です。

【聖剣】カードというのは本来【聖騎士】や【焔聖騎士】と言ったテーマのサポートをするカードです。

しかし【エルフの聖剣士】には何故か【聖剣】という名称が含まれているのでサポートを受けることができます。

【聖剣】サポートで出張性能が高いのはこの2枚、【聖杯の継承】と【大聖剣博物館】です。

どちらも【聖剣】カードのサーチができる為【エルフの聖剣士】を手札に加えることができます。
それに加えて【エルフの聖剣士】の②の効果である、手札から「エルフの剣士」モンスターを特殊召喚する。という効果は名称ターン1が無いため、【エルフの聖剣士】で【エルフの聖剣士】を出してさらに出した【エルフの聖剣士】の効果で手札から【エルフの聖剣士】を特殊召喚して……という風に簡単に一つ目の問題点を解決できます。

続いて問題点2つ目の戦闘ダメージを与える必要がある点について、これも聖騎士さん達の力を借ります。

【聖剣クラレント】は戦士族モンスターに装備でき、500LP払うことで装備モンスターはプレイヤーに直接攻撃することができます。
これにより相手が幾らモンスターを並べても無視して攻撃することができます。
それに加えて当然このカードも【聖剣】カードなのでアクセスも簡単です。

さらに【聖剣クラレント】に加えて【ウィルスメール】を採用します。こちらは永続魔法なので毎ターン効果を使い回すことができます。

そして直接攻撃するということは【真刀竹光】による全体除去を狙うことができます。
これは展開に【聖騎士の追想イゾルデ】を使用し【妖刀竹光】を落とすことでアクセスできます。

そして最後の③の手札があると攻撃できない点。これは簡単なことです。
展開するのに手札を全て使い切れば良いということです!
と言うのは簡単ですが、実際手札にモンスターが固まってしまうと手札を減らしたくても減らせない!と言う状況になってしまうかもしれません。
これについてはデッキ全体のモンスターと魔法罠カードの比率を魔法罠カードを多めにすることで事故を減らすことにしました。
魔法罠ゾーンにセットすることで手札を空にします。

大まかな問題は解決したので形にしていきます

2.デッキレシピ

レシピになります。
先ほど語った通り、全体的に魔法罠多めの構築になります。

このデッキは【エルフの聖剣士】でドローできるカードによってゲームが左右されると言っても過言では無いので単体でパワーの高い【禁じられた一滴】や【超融合】【スキルドレイン】等でゲームをコントロールします。

そして【エルフの聖剣士】によるドロー効果で引いた時にバトルフェイズ中に手札から発動できる速攻魔法として上記の【禁じられた一滴】【超融合】に加えて【狂戦士の魂】を採用しました。

【エルフの聖剣士】が攻撃した後は【真刀竹光】により盤面が更地になっています。そこに【エルフの剣士】等で攻撃することで発動することができます。
相手のライフにダメージを与えることは魔法罠の比率を増やしている都合上あまり考えておらず、今回注目したのは発動時に手札を全て捨てる点です。
【エルフの聖剣士】は手札が存在すると攻撃することができません。なので【エルフの聖剣士】が複数並んでいる状態で【狂戦士の魂】を引いた場合、ライフを詰めながら手札の入れ替えができます。

展開例については後ほど触れるので省きますが、例として
盤面
【聖騎士の追想イゾルデ】×1
【エルフの聖剣士】×2
【エルフの剣士】×1

という盤面でエルフの聖剣士Aによって直接攻撃。効果によって【狂戦士の魂】を引いたとします。イゾルデを出しているので【真刀竹光】にアクセスできていると仮定し、相手の盤面が更地になった場合イゾルデ+エルフの剣士の直接攻撃で1600+1400で3000。
エルフの聖剣士Aで2100のダメージが入っているので合計5100。

そこで【狂戦士の魂】により手札が無くなることでエルフの聖剣士Bによる攻撃が可能になり合計7200。
【狂戦士の魂】によってモンスターが2枚捲れれば勝てる計算になります。

今回は採用してないですが、ガガガガンマンでワンキルまでできます。

迫真の800ダメージ

そして展開補助として【H・C】出張セットを採用しました。

召喚権を使わずにイゾルデを出せるカードであり、最低限のモンスターカードの採用でデッキを組みたかった意図とも噛み合いました。

レベルは【エルフの剣士】モンスターと同じ4でランク4が組みやすい点も噛み合ってます。

3.基本展開

基本的には【エルフの剣士】モンスターを集めるのに加えて、直接攻撃する為に必要な【聖剣クラレント】or【ウィルスメール】の確保。

これだけだと手札にもよりますが、1〜3枚程度のドローです。しかし、それに加えて【H・C】出張セットを引ければイゾルデを出すことができるので【エルフの聖剣士】をデッキから展開しながら【真刀竹光】【フェニックスギアブレード】のサーチができます。

これにより安定して【エルフの聖剣士】のドロー枚数を増やすことができます。

【エルフの聖剣士】の効果を使った後の展開は初期手札の上振れ、下振れ等でモンスターの数がブレるのでそれによってメイン2の展開が変化します。

展開例

イゾルデ+レベル4×3の場合

レベル4×3にエルフの剣士(通常モンスター)
が含まれてる場合

エルフの剣士含むレベル4×2体で【ダイガスタ・エメラル】をX召喚。効果でエルフの剣士を蘇生。
場のレベル4×2体で【クロノダイバー・リダン】をX召喚、場の2体で未来皇ホープ→未来龍皇ホープ。

最終盤面 イゾルデ 未来龍皇ホープ

通常モンスターが無い場合
【I:Pマスカレーナ】を出すか、ランク4エクシーズを出すか、状況に応じてお好みで。

イゾルデ+レベル4×4の場合

【I:Pマスカレーナ】+【No.41 泥睡魔獣バグースカ】を展開。
マスカレーナ効果で【双穹の騎士アストラム】をリンク召喚。

最終盤面 【No.41 泥睡魔獣バグースカ】【双穹の騎士アストラム】

イゾルデ+レベル4×5の場合

レベル4戦士族モンスター×5体で!
【No.86 HーC ロンゴミアント】!!!
ロン‥ゴミ…?
ん‥?

このように盤面を作ることができますが相手の妨害によっては思うように展開できない場合もあります。
その時は【クロノダイバー・リダン】や【I:Pマスカレーナ】からのアストラム等でお茶を濁しましょう。

また【超融合】は【エルフの聖剣士】でドローできた場合、【真刀竹光】の効果で除去できなかった、相手の耐性持ちモンスターの除去もできる他、自分の場のモンスターで【鋼鉄の魔道騎士ーギルティ・ギアフリード】を出すことで追加攻撃をし、そのままライフを取って勝ちに行くこともできます。

単純計算でライフを5400削れる

そして【スキルドレイン】を引けた時の展開として【L・G・D】を採用しています。

【L・G・D】はイゾルデ+モンスター4体でのリンク召喚が主になり、①の効果の使用は考えてません。
他のカードの効果を受けない為、スキドレ下では無敵の壁として相手に立ちはだかってくれるでしょう。 

さらに、相手のターンを凌ぎ、自分のターンが回ってきた場合、【エルフの聖剣士】により確保した手札でランク4である【HーCクレイヴソリッシュ】をX召喚します。

グレイヴソリッシュは効果を使うことでLPが500になってしまいますが、既に展開で使用して墓地にある【HーCモーニング・スター】と【ヒロイックエンヴォイ】の墓地効果で更に展開することができます。

これに加えてイゾルデで落として手札に加えていた【フェニックスギアブレード】による2回攻撃付与や【聖剣クラレント】による直接攻撃付与で確実にライフをとります。

最初からこれでいいじゃんとか言ったらだめだよ


4.カード別解説

ここからは1枚ずつ採用理由とかシナジーやらコンボやら書いていきます。

上に全部書きたいこと書いちゃったってやつは書かないです。

【エルフの剣士】モンスター

あればあるだけいいのでフル投入。
かと言って引きすぎると手札を消費しきれなくて聖剣士の効果を起動できないので試合開始前には良く祈っておきましょう。

聖剣士は効果によって聖剣士を手札から出せるので問題ないですが、翻弄と無印は引きすぎると事故ります。

無印は【リンクスパイダー】で消費できますが、翻弄は消費方法が聖剣士か【キリビ・レディ】しかないのでお気をつけて。

【HーCモーニング・スター】

イゾルデ素材兼ランク4製造機
聖剣士と【エルフの剣士】モンスターを引けてれば召喚権を使わずに出すことができる。

単体初動で召喚権を使わないのがとても優秀でサーチ先を素引きしてもなんとかなるのがとても良い。
LPが500以下で発動できる蘇生効果も強力で【ヒロイック・エンヴォイ】と合わせてモンスターを2体展開できる。
【HーCクレイヴソリッシュ】によって簡単にLPを500以下にできるのが良い。

【紅恋の麗傑ーブラダマンテ】

【エルフの聖剣士】以外の【聖騎士】カードの選択肢として採用。素引きしても手札から簡単に捨てられる上に【聖剣クラレント】にアクセスできる。②の効果も対象もとらず破壊もしない優秀な除去なので装備魔法サーチ以外の使い道も優秀。

【キリビ・レディ】

【エルフの剣士】モンスターの素引きケア、他の戦士族の素引きケアとして採用。
イゾルデで簡単にアクセスできて素引きしても基本的に腐らないので優秀。
複数引きが嫌だったのでピンで採用。

【白銀のスナイパー】

イゾルデのサーチ先として魔法罠ゾーンに置けるレベル4戦士族として採用。

仮組み当初はイゾルデのサーチ効果を使わずに②の効果しか使っておらず勿体なかったのでせっかくならと採用。

構築上魔法罠ゾーンにカードを伏せることが多いのでこのカードで相手に「圧」をかけます。

このカード自体を場に出すことはほぼないので効果の強い【白昼のスナイパー】を採用してもいい。

【聖剣クラレント】

このデッキの心臓といっても過言ではないカード。500LP払うと直接攻撃できるが【HーCクレイヴソリッシュ】の効果を先に使ってしまうと直接攻撃できなくなるので注意しましょう(1敗)
③の効果は装備対象が不在になることによる破壊でも発動できるので【エルフの聖剣士】等に装備していたこのカードをイゾルデに装備できる。
装備する利点は一応あり、装備した状態のイゾルデが戦闘破壊されると【聖杯の継承】の墓地効果を発動できる。
イゾルデ+レベル4×4の盤面の時はアストラムを敢えて出さず、ランク4×2体で我慢するのもありかもしれない。

【禁じられた一滴】

後手捲りの為に採用。
相手の場に耐性持ちがいる時の【エルフの聖剣士】でのドローで引いた時に手札から使うことがあるかもしれないってぐらい。
相手の打点が高くても攻撃力半減もついてるのでどうにかできるのも偉い

【超融合】

後手で捲ってもよし、ギルティギアフリードを出して追加攻撃してもよしとなんでもできるカード。
マジ有能

【スキルドレイン】

【エルフの聖剣士】で引いて強いカードってなんだろう?で一番最初に思いついたカード。
流石に制限だけあって強い。
【F・G・D】と組み合わせて使うと相手は詰みます。

【FNo.0 未来龍皇ホープ】

汎用妨害枠
エクシーズモンスター2体というのが意外とこのデッキでは重たいので出すことは少ない。
枠に余裕があれば【ガガガガマジシャン】を採用したりしても良いが今回は見送った。
構築を弄るならここが自由枠ではある。

【ダイガスタ・エメラル】

自由枠その2
レベル4×3の時に【エルフの剣士】が混じっていれば龍皇まで行けるので採用。
蘇生効果以外にも【エルフの聖剣士】をデッキに戻せる点も評価しての採用だが、龍皇を抜くならわざわざ採用しなくてもいいかなって感じの枠です。

【5.他の採用候補】

もれなく採用漏れしたカードの紹介
自由枠との入れ替え候補でもある

【バトル・サバイバー】

このデッキの構築初期段階ではバトルフェイズに【エルフの聖剣士】でドローしたカードを手札から使っていくというコンセプトで組んでいたので、使ったカードを墓地から回収できるこのカードは相性が良さそうだと思った。

だが手札を全て使い切らないと【エルフの聖剣士】の効果を使えない都合上召喚権を使わないと出せないこのカードは相性が悪かったので採用しませんでした。

【炎獄魔人ヘル・バーナー/ライバル・アライバル】

こちらもコンセプトに合っていて、バトルフェイズ中ヘル・バーナーを出すことで手札を捨てることができ、2体目以降の【エルフの聖剣士】が攻撃できるようにすることができます。
【ライバル・アライバル】単体での使用はできるとはいえ再現性が低いのに加え、事故要因になりえると考え採用を見送った。

【増援部隊】

手札から戦士族を展開できるカード。
聖剣士のための手札消費になる上バトルフェイズ中に手札を減らせる点も魅力。
構築の最適化に伴う魔法罠の比率の増加により重要度が減り採用を見送ることになった。

【ぶつかり合う魂】

バトルフェイズに発動できる点はもちろん、自発的にライフを500以下まで減らせることから【HーC】の墓地効果の発動を狙える点も相性がいい。
【真刀竹光】との役割が被ることもあり入れ替わりで抜くことになった。

【No.86 HーC ロンゴミアント】

カエシテ



6.おわりに

以上で解説は終わりになります。
体感ですが初動の安定性も高く多少の妨害なら捲れる点も使っていて楽しかったです。

最後までご覧いただきありがとうございました。
エルフの聖剣士を使いたかった皆さんの助けになれば嬉しいです。

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ではまた

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