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「聴く」を通して、集中力を養う ~音のひろば3回目

昨日は、伊東時子さんによるアントロポゾフィー音楽療法「音のひろば」でした。長男も3回目。

最初は、「やだ」と言いながらもちょっと弾いては逃げて、と言った感じで、前回は恥ずかしさを裏返した感じの勢いの良さがありました。
今回は「やる!」と言って、クロッターを手に取り、前のめりで弾き始めた長男。

ふざけたりする合間にも、時折見せる集中力。
今回は、音をよくよく聴きながらボーイングしている姿がありました。

いつも気が外に行きがちな息子も、クロッターがつくる音の振動と、聴くことで、集中するとともにふーっと呼吸が深くなっていく姿がありました。
横で聴いている私も、呼吸が深くなる・・・!

そして次はキンダーハープに手を伸ばす息子。

時子さんの指示を待たずに、奏でると、それを受けとってその場のルールができあがっていきます。息子、時子さん、私、と、音でのコミュニケーション。息子も色々工夫しながら音をパス。
ことばではない分、あたたかい、バトンが渡されているような感覚がありました。こうしてことばで切り取ろうとすると、ことばってすべての一部しか切り取れないなーと思います。

お次はジャンベ!

楽しい!
楽器のでおはなしです。

最後に、布を使ったアクティビティも!
最初、音楽で布!?とも思いましたが、このシルクの布が、とてもいいんです。アクティビティに色んなバリエーションがあって、わたしも大好き。
空気と、シルクの質感とがあいまって、とても美しいんです。
呼吸が、深く深くなっていきます。

終わった後に、時子さんから私にフィードバック・解説をいただきました。
以前、アトリエに行っていたときにも感じたのですが、非言語での表現からは、息子の本質がそこに表れていて、私も気づかないような彼の性質、持っているもの、変化などが垣間見えます。

ADHDで、衝動性が大きく刺激にひかれやすかったり、注意力を持続するのが難しいお子さんには、このアントロポゾフィー音楽療法はとても助けにななるものだと思いました。
だけでなく、とても心地がいいので、頭が働きすぎになりがちな私たちおとなにとっても、リラックスできるもので、それもとても深い場所に働きかけるなーという実感がありました。

深いリラックスをもたらしてくれたり、療育にもなるなぁと感じたのは、目に見える形でジャッジしにくいからかもしれませんし、この楽器たち自体が持つ性質なのかもしれません。昨日の体験のように、長男にとっては、こうして答えがなく、「上手」や「下手」がない世界が、もっとあるといいのになぁと思った昨日でした。絵を描いても上手下手にとらわれてしまうし、遊んでてもゲームのテクニックにしても、たいがいのことはジャッジできてしまうんですよね。

また、レポートしていこうと思います!


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