#94【レシピ】青菜をたくさん食べたいときには
芽吹く時期、草が青々としてきて、そうすると、積極的に青菜をとりたくなってきます。お浸しもいいですが、どさどさと食べたくなった時の、わが家のアレンジについて書いてみます。
お浸しバリエーション
ひとえにお浸しといっても、茹でて切って、しょうゆかけて食べる、ばかりではありません。
醤油洗い
順番を変える、道具を意識する
トッピングを変える
などがあります。
醤油洗い、というのは、一度絞った青菜全体にしょうゆをまぶした後、再度絞ること。こうすることで、味がぼけにくくなるし、作り置きするときにも、使いやすくなります。醤油洗いして、切って保存、はよくします。
順番を変える、というのは、茹でてから切る、を、切ってから茹でる、に変えてみます。また、切らずに茹でて長いまま食べる、というのも、包丁をあまり入れたくない(<木>のエネルギーは、<金>のエネルギーを嫌う)春の時期のオススメ。
懐石料理に行くと、青菜が結んで飾り盛りしてあるのを見たことありませんか。小松菜など、くるっと丸く結んで盛り付けてみるのも、目先が変わっておいしいものです。
包丁で切らない、というのも道具の使い方を変える知恵ですが、ザルをステンレスのものから竹のものにしてみると、またほわっと胸が広がるような感覚が私はあります。ただの道具なのですが、青菜が竹や木の上に乗っていると、気持ちよさそうです。
冷水にとらずに、おかあげ、といいますが、ザルに乗せて、空気に当てて冷まします。ほうれん草など灰汁が強い陰性の野菜は、水にさらしたりします。一般的には色止めのために水にさらすと言われますが、何でもかんでも水にさらすのではなく、シュウ酸を流すため、とか、考えつつやるようにしています。
台所の道具は、ぜひ自然素材のものにしてみてください。竹や木はメンテナンスが大変、と思われるかもしれませんが、使い終わった後、ささっと洗って水を切っておく、風通しのいいところにおいておけば、ずっと持ちます。私は15年くらい使っていますが、まだ現役の竹ざるです。おばあちゃんの代からひきついでる竹製品や木製品もあるので、メンテナンスしながら使ってあげれば一生ものだと思っています。購入を検討するなら、ぜひ国産のもので、職人さんが作ったものを。
トッピングを変える、ですが、そうすると、おなじお浸しも、飽きずに食べられます。
かつお節
生姜やミョウガ、ネギなどの薬味をのせる
ナッツを刻んでのせる
ごま、すりごまをのせる
しょうゆ、ポン酢
ドレッシング(しょうゆ+酢+ごま油、マヨネーズ+しょうゆなど、簡単に合わせたものでも)
といった定番のほか、揚げ玉を散らしたり、アレンジは無限大です。
煮びたし
お浸しは、水けを絞って、塩気をつけたもの。
煮びたしはだし汁で煮含めたものです。
これも、手間がかからないのにホッとする味なので、わが家の食卓にはしょっちゅう登場します。
単体で煮てもいいし、油揚げやきのこなどと合わせてもいい。具沢山にすれば、おすましになるし、溶き卵でとじるのも子どもたちに人気です。
お浸しと同じく、色んなバリエーションもあります。
一口サイズ(5cm長さ)に切ってからだし汁で煮てもいいし、青梗菜など、長いまま煮て、あとで切っても、目先が変わります。
食べる直前に刃を入れるとき(茹でたり煮たりしてから切るとき)は、ぜひ、切れる包丁で!
オイル煮
冒頭の写真は、オイル煮です。
お浸しはバリエーション豊富ですが、時々はもう少し食べでのある青菜が欲しいもの。
一昨日、水なし炊きのことを書きました。
春から夏に向かう土用の季節ではありますが、春は冬に体にため込んだ脂肪を出したい時期。オイルを減らすことも効果的ですが、良質のオイルを積極的に採ることで、不要な脂を体の外に出していく、という視点もあります。
オイル煮は簡単。
厚手の鍋に洗った青菜を切って入れて、オリーブ油などを回しかけて、塩を少し強めに振って(2,3つまみくらい)弱火で火にかけます。量や火力にもよりますが、青菜が柔らかくなったら出来上がりです。
小松菜などでも美味しいですが、ケールやプチヴェール、のらぼう菜やかき菜など、春の少し苦味があって少し固めの青菜で作ると絶品。どっさり作っても少しになるので、1束2束はすぐ。大量に食べられます。息子たちの大好物でもあります。
簡単なレシピだけど、アレンジも色々。
お気に入りの塩を探してみたり、
油を変えてみたり、
柔らかくなったあともコトコトと、焦がさないように15-20分火にかけてみたり。
長時間火にかけるときは、カリフラワーかかぶなど一緒に入れて作ることも。パスタの具にしたりもします。
パスタの具にするなら、にんにくや生姜と一緒にオイル煮にしてもいいし。
と、書き出したらきりがありません。
色々作って楽しんでみてくださいね!
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それでは、また明日!!
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