見出し画像

#21 大雪の日に思うこと

これを書いている今日は朝から雪が降り続いています。
私が八ヶ岳に引っ越してきてからはこんなに降るのは初めて。

どんどん降り積もって、ふと気が付くと、車が埋もれて出られなくなりそう。雪かきをしていると、近隣の人も出てきて、一緒に力を合わせます。
東京で団地に住んでいたときのことを思い出しました。
誰かやってくれるかも、ではなくて、自分から行動していくことが気持ちいいな、と思ったので、今日はそこから話を広げて書いてみます。

東京に住んでいたとき、雪が降ると、雪かきするのは、決まって20世帯中のうちの2世帯くらいでした。高齢者が多く、介護している方もいたので、しょうがないところもあるのかもしれません。私も、誰かがやってくれるなら出ていきたくないなぁという思いがありながら、いつもまず自分が出ていました。それは、
・結局やらなければいけないことなら、先に動いて目途をつけておいた方が安心して過ごせる。
・誰かがやってくれるかもと期待して待っているより、自分が動いてしまった方が早い
・やらなければいけないことに、ポジティブな理由を見出して、動いてみる。何でも、やらなくていい理由はあるし、ポジティブな理由も見つけられるものです。雪かきは気が重いけれど、いい運動になる、道を通る人から感謝される、など、自分を動かすのに十分な理由を見つけて動き出します。
やり始めると、結構気持ちがいいものです。腰に気を付けながら動いていると、だんだんノッてきて、体を動かすのって気持ちがいいなと思えるくらいに。
・精を出してやっていると、きっとおひとりだったらやらなかったであろう近隣の人が出てきて(きっと、一人二人の家庭だけやっているのには申し訳ないなと思っているのでしょう)、一緒に作業したりします。
・何よりも、自分に返ってくる。見返りを求めない、というのが大事だと思っています。

近隣の人といえど、核家族の今。すれ違っても、交わす言葉は、ふだんは挨拶程度です。雪かきや草刈りなどの共同作業をしていると、手を動かしながら、何気ない会話を交わします。
こんな方が住んでいたんだな、と、人となりが分かります。ふだん息子たちがうるさくしててすみません、という話から、ご近所さんのお孫さんの話になって、一番下のお子さんが6年生なのに、一番上のお子さんの子ども(もうお孫さんがいるんだ)と驚いたことがありました。

今日は、私がnoteを書き始めて日が浅いことを話しながら、ご近所さんも似てる視点で活動を始められていて、嬉しくなりました。いつも送迎などでお世話になっている地域の方が、雪かきを手伝ってくださり、しみじみありがたさを感じたりしました。

こうしてつながっていくことは、いざというときに、話をしにいける間柄になっていき、セーフティーネットになっていると思います。全く話したことがないご近所さんには、いざ大変なときに、ピンポンしにいくのは勇気が必要です。一度話したことがあれば、気軽に話しかけやすいです。

ママ友づくりも同じ

まずは自己開示から。だと思っています。
私は、出産前は、子育ての不安もありましたが、ママ友とうまくやっていけるだろうかという不安がとても大きかったです。実際、赤ちゃんを抱えながら児童館に行っても、うまく話が合わず、よけいに孤独感を感じたりしていました。その後、こんな子育てがしたいと思ったタイミングで、東日本大震災が起こりました。文京区のど真ん中に住んでいた私は、自然があり、次に万が一何かがあったときに、多少なりとも安心できるところで子育てしたいと思うようになり、自然保育をしている保育園がある郊外に引っ越しました。

友達を作るには、自分が合う土地柄かどうかということもあると思います。同じ郊外でも、駅近に住んでいる層と、駅から離れているけれど特徴的な保育園に通う保護者が多い層では、雰囲気が異なりました。私は、その保育園の近くを目指して引っ越したこともあって、だんだん気の合う友達に出会っていきました。子どもを通して出会うお母さんたちをママ友と呼ぶのかもしれませんが、そこで得た仲間は、一生大事にしたいと思えるような友達でした。

そのためには、ですが、仲良くなりたいなと思える人が見つかったら、私は、相手が不快にならない程度に、自分から自己開示をするようにしています。自分の言葉で話し、もし大変なことがあれば自分ができることを手助けしていきます。もちろん、一人で2人の男の子を育てている私自身も大変なのですが、それでも私が誰かのためにできることは、いつもあるのです。
そうなっていったのは、特に離婚をしてからかもしれません。

地域性もあるのかもしれませんが、そうして私が少しずつ自分を開いていると、相手との関係の中に、アイデアが生まれます。離婚したばかりで、経済的にも子育てにも大変な思いをしているときに、お子さん(お兄ちゃん)の家庭教師を頼んでくれた友人がいました。私が教えている間に、長男次男と遊んで待っていてくれるだけでなく、私たち3人分のごはんまでごちそうになったり。
他にも、お邪魔して、私が友人のおうちにある食材でごはんを作る代わりに、私たちも一緒にご飯をいただいたり。ということがありました。

物理的に精神的に助けてもらったばかりではなく、「こんな私でもできることがある」「私にはこんなところが得意と言えることがあったんだ」など、自信を持つことにもつながりました
(出張料理は、友人が仕事にし始めたと聞き、Chiakiさんもやってみたら?なんて言ってもらって、需要があったらサービスとしてもやってみたいな、なんて思っているところです♪)

終わりに

今日は、雪かきをしていて、東京に住んでいたころの雪かきを思い出し、人とつながる時のことをつらつらと書いてみました。もちろん、広い家に住んでて、自分たちだけでこの場所を雪かきしないといけない、とか、色々あると思います。私の場合は、集合住宅においてですが(そんないざというときに手に負えるか、というのも、立地とともに住む場所選びの決め手になりますね)。

・誰かがやらなければいけないことがあるとき、待つのではなく、見返りを求めず、自分なりにポジティブな理由を見つけて、まず行動してみること。
・ご近所さんとつながることは、非常時のセーフティーネットになる。災害に限らず、不審者など、現代は危険なこととの隣り合わせも。家族で、いざというときの駆け込み場所や、頼り合える人を確認しておくといいですよね。
・つながるときは、まずは自分から。自分ができることを伝えて、自分から開いてみるといい。

まだ降り続いている雪。
大きな被害になりませんように。皆さん無事で過ごせますように。

それでは、また明日お会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?