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音のひろば

昨日は、久しぶりの「音のひろば」でした。

アントロポゾフィー音楽療法で使う、クロッタ。
私は他の弦楽器をプレイしたことはないので、比較はできないのですが、チェロとかもそうなのかな。

この写真のクロッタは、音色を聞いていると、スーッと呼吸が深くなってリラックスしてくるんですよね。

長男のクラスとしてお願いしているのですが、私がとっても癒された時間でした。

こうして楽器を使って表現していると、言葉にしなくても、今のその子の状態が分かるので、すごいなぁと思います。
気があちこちに散ってしまう息子。
今日は、何度か積み重ねるうちに、1つの楽器=クロッタをものすごく集中して取り組んでいました。20分くらい、ずっと集中していたと思います。

いくつか段階があるそうですが、息子が超えようとしていた段階は、相互コミュニケーションのところ。
クロッタを、先生と私も持って、3人で音のリレーをしたのですが、「自分が!」となりがちな長男、ちゃんと他の音も聴けて、自分の音も出せて、と、今日グンと段階を飛び越したようでした。(と先生が解説してくださいました。)

とはいえ、キレイにキャッチボールできたわけではありません。
それでも、息子の音の中に、聴いたことに反応し、自分も相手に働きかけ、というコミュニケーションが生まれていたんですよね。その一歩、芽が出たわけです。
私が見ると、いっけんぐちゃぐちゃになりがちですが、そんな芽を見つけていただいて、肯定的な解釈をいただくことで、「なるほどー!」と、息子の心の在り方を見つけることができます。

今は、受験、学校の試験前、季節の変わり目。おまけに私の仕事も忙しい(母が忙しいと、子もせわしなくなる)。と、落ち着かない時季。

そんなときに、頭を使うのではなく、五感を使って、息子の「今」を感じられたことは、とても貴重な時間でした。
音のもつ力ってすごいな。

少しずつ、少しずつ。継続は力なり、ですが、継続するからこそ見えてくる、いのちの在り方や変化が見られます。
また来月が楽しみです。

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