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好物をずっと快適な硬さで食べ続けられるよう「柔らか研究会」活動中

このnoteでは「介護を遠ざける料理研究」を中心に書いています。

年齢を重ねて1)オーラルフレイル(口の中の虚弱:噛む力や飲み込む力などなど)⇒2)全身の虚弱(フレイル)⇒3)要介護になりやすい、という流れの中で

親に関しての実体験から1)の状態で若いころのようにいろいろな食材を美味しく食べられる工夫をすることによって「体力を落とさないように、介護を遠ざけられるのでは」と思って工夫をしながら冷凍料理便を送り続けています。

うちの場合は「噛む力」低下で食の偏りや食欲減退に拍車がかかった感が非常にあるので「食べやすい硬さ(つまり噛みやすい柔らかさ)」を常に考え「1人柔らか研究会」をやっているのです。噛みはするけど食べやすいというのが口の中の筋力の維持や唾液の出にも大切だと思うし、本人の「大人のプライド」「見た目の食欲増進効果」含め合っている気がしています。

時々、ありがたいことに「どんなものを送っているのか教えて欲しい」というお声もいただきます。ブログを読んで下さったり、ポッドキャストを聴いて下さって、ヒントにしたいと思って下さるのはとても励みになっています!

「どんなものを」という点で言うとうちの場合は1)肉、魚などたんぱく質の素材を柔らかく仕上げたもの 2)本人の好物を柔らかめに仕上げたもの3)そのほか:実家周辺で手に入りにくいもの(和牛の極薄切り、とか菓子類など)が主となっています。

2)本人の好物ってやっぱり一番です
うちの場合は「筍の煮物」がすごく好きなんですね。本当に10年以上送り続いているんですが飽きずに「どんなに食欲が無くてもこれとしらすがあればごはんが食べられる」という不動の定番です。最初のころは今より硬めでも
食べられたので「水煮筍をやや厚めに切っていた」し「鶏もも肉を普通に切って使っていた」し「戻した干し椎茸に隠し包丁を入れて少し噛みやすく」して作っていました。そこから多少の試行錯誤をし

現在こんなところに気をつけて作っています
・水煮のたけのこ自体持ったとき柔らかいものを選ぶ(硬いものの時は根元側を一周ぐるりと厚めに剥いたり、穂先に近い方のみを使う⇒使わなかった部分は他の料理で使い切ります)
・切り方は穂先の柔らかいところはやや大きめに、そのほかは輪切りの方向(繊維を断ち切る)でやや薄めに切る。
・鶏もも肉はひき肉か、ももをフードプロセッサーにかけて使う(比べるとこっちの方が美味しかったです)
・さつま揚げや竹輪は食べやすく、うま味も加わる。
・茸はエリンギなら軸を斜めに切るか輪切り。繊維を断ち切って使う

画像はフードプロにかけたあと炒めているのですがぽろぽろに崩しすぎない方が「噛みやすさがあるけど肉食べてる感」があり美味しいです。

凄くシンプルですが野菜などは切る方向、繊維に沿っているところを繊維を断ち切る、切り方にするだけでも歯切れ、噛みやすさは変わるので好きな料理を工夫でずっと食べ続けられることも多々あります。

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