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「高齢期」身体の曲がり角の一つ目は「お口」の問題かもしれないと思った話

かつて地域の「介護予防講座」を担当し受講者さん達と一緒に考えた「高齢期の食」ですがこのお仕事はご縁が有って本当に良かった!
中でも「お口の専門家 歯科衛生士さんとご一緒できたこと」「受講者さん達のお悩みを沢山きいたこと」はとっても貴重でした。

当時「介護予防講座」は運動・口腔ケア・栄養の三本柱だったのですが口腔ケアを担当されていたのが歯科衛生士さん。講座の日は口腔の話、そのあと栄養の話だったので私も口腔の話を受講者さん達と一緒に聴いていました。

若干記憶がおぼろげですが覚えている限り。「学んだこと」
・口の中のしくみと衛生が大事という話
 舌の働き、菌が多くいる場所、歯磨きの話や舌磨きの話など
・噛む⇒唾液と混ざり食塊を作り⇒正しく飲みこむまでのメカニズム
・唾液の働きと加齢によって起こりやすい変化の話
 ⇒唾液が出にくくなる⇒するとどうなってしまうのか?⇒出すにはどうするか
・誤嚥の話
などなど

特に唾液の働きについては食事をとる際の味覚や飲み込みとも大きく関わるのでその重要性も知ることができました。

実際受講者さん達との会話の中でもお悩みが多く聞かれました。
「口が乾く(乾いて眠れないなど)」逆に「気づいたらよだれが出ていた」や「入れ歯が合わない」(実家の母もまさにこれ)など。

入れ歯が合わない、と聞くと「歯医者さんに行けばいいのでは?」と思うのですが「作ってもなんか合っていないと感じる」とか「作ったときは合っていたけれど身体の痩せ、歯茎の痩せでだんだん合わなくなってくる」などお悩みが深い!です。そもそも自分が入れ歯となったらそれは違和感がありそう、と想像するだけで感じます。年を重ねるというのは見えるところも見えないところも結構大変になっていくことなのだ、と思います。

口の健康は想像以上に大事、と学んだ貴重な機会でした。その後、親の健康を考える際にも「こう辛いから、食べ難いんだなとか 美味しく感じられないのかもしれない」と、分からないことが多い中でも少し想像、仮説が立てられるように思います。

※画像はバケット。「唾液があるからフランスパンやおせんべいで口の中を傷つけなくて済むんですよ」というお話も印象的でした。

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