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2021明治安田生命J1リーグ 順位予想!

大変お待たせしました。いや、お待たせしすぎたのかもしれません。
今回は、新シーズン開幕“超”直前企画として、J1の順位予想をしていきたいと思います!

また、予想と交えて各クラブの主なニュースも取り上げていくので、そこも注目しながらご覧ください🙇‍♂️



と、順位予想に入る前に、1点だけ

今回の予想は、あくまでも戦力や現状の立ち位置、そして筆者の独断と偏見でなんとなく順序をつけたものになります

決して「このチームは降格してほしい」とか思っているわけではなく、むしろ予想外のどんでん返しが起こるのであれば是非見たいと思っているくらいなので、このあと下位予想をされてしまったチームのサポさんは、シーズン終了後に「誰だこんなクソみたいな予想した奴ww」と言うつもりでここから先は読んでもらいたいです。


では、本題に入ります


第20位予想 ベガルタ仙台

監督
手倉森誠

主な移籍
IN
GK ストイシッチ  ←ポルティモネンセSC U-23(ポルトガル)
DF アピアタウィア久 ←流通経済大学
MF 氣田亮真    ←V・ファーレン長崎
MF 上原力也    ←ジュビロ磐田:期限付き
FW マルティノス  ←浦和レッズ
FW 西村拓真    ←CSKAモスクワ(ロシア1部)
FW 皆川佑介    ←横浜FC
FW エマヌエルオッティ ←FCヴィゼラ(ポルトガル2部)

OUT
DF パラ      →ボタフォゴSP(ブラジル2部)
DF 金正也     →藤枝MYFC
DF 柳貴博     →FC東京:復帰
DF 浜崎拓磨    →松本山雅FC
MF 兵藤慎剛    →未定
MF 飯尾竜太朗   →ブラウブリッツ秋田
MF 椎橋慧也    →柏レイソル
FW ジャーメイン良 →横浜FC
FW 山田寛人    →セレッソ大阪:復帰
FW アレクサンドレゲデス →ヴィトーリアSC(ポルトガル1部):復帰
FW 長澤駿     →大分トリニータ

新加入選手はそれほどネームバリューこそないものの確かな実績を挙げている、いわゆる安くて良い選手をとってきた。

また、氣田や上原はそれぞれ23歳、24歳とまだまだ若く、将来的に見ても悪くない補強だった

浦和から来たマルティノスに関しては、苦しい状況を打破する力を持っているサイドアタッカーであり、仙台にピッタリの選手だと思う


が、それでは補填しきれないだろうという程に、あまりにも放出し過ぎている

昨季チームトップスコアラーの長澤や、出場時間チームトップの2753分を誇る椎橋
シュート数2位、4位、5位のゲデス、ジャーメイン、浜崎など、チームの中心選手を悉く放出してしまっている。

さすがの手倉森監督であっても、このチームで残留させるのはなかなか難しいのではなかろうか

強いて言うならば、昨シーズンから今シーズンにかけて加入が発表された4人の大卒選手、井岡、加藤、アピタウィア、真瀬がチームとして、また個人としてもどこまで戦えるのか期待したい。


第19位予想 清水エスパルス

監督
ロティーナ

主な移籍
IN
GK 権田修一    ←ポルティモネンセSC(ポルトガル1部):期限付き
DF ウィリアムマテウス ←コリチーバFC(ブラジル1部)
DF 鈴木義宜    ←大分トリニータ
DF 片山瑛一    ←セレッソ大阪
MF 原輝綺     ←サガン鳥栖
MF 中山克広    ←横浜FC
FW 指宿洋史    ←湘南ベルマーレ
FW ディサロ燦シルヴァーノ ←ギラヴァンツ北九州
FW チアゴサンタナ ←CDサンタ・クララ(ポルトガル1部)

OUT
GK 梅田透吾    →ファジアーノ岡山:期限付き
DF 金井貢史    →ヴァンフォーレ甲府
DF ファンソッコ  →サガン鳥栖
MF 六平光成    →ギラヴァンツ北九州
FW ティーラシンデーンダー →BGパトゥム・ユナイテッド(タイ1部)
FW ジュニオールドゥトラ →未定

攻撃的サッカーをやり始めたかと思ったら、あっという間に監督を切って元の体制に戻し、次は守備的なサッカーをすると言い出した
お節介かもしれないが、サポーターが不憫でしょうがない

とはいえ、今シーズンは昨シーズンよりもどこか乗り気に見える
補強にも随分力が入っていた

新たなブラジル人選手2人と、北九州からディサロ燦シルヴァーノ、そしてロティーナ監督の元でプレー経験のある片山に、ポルティモネンセから日本代表GKの権田修一と、錚々たる面々が集まった

何人か主力選手はいなくなってしまったものの、それを補う、いや凌駕する選手が揃った

なのになぜこんな低い順位と予想しているのか

それは、超私的な事情だが、清水がここ2年筆者の期待を裏切り続けているからである。

2019年
あの年、チームは決して弱くなく、前年の札幌のように上位進出もあるんじゃないかと思い、6位と予想した

が、結果はどうだろう
なんと降格争いをしていたのだ。
あの期待はいったいどこに行ったのだろうか?

そして昨シーズン
うちからピーターを引き抜いて、この勢いに続けと攻撃的サッカーを志向した
ピーターにとってはコーチから監督へと立場が変わって最初のチームなので、もちろん引き抜かれた側としても気にかけ、期待していた。

ところが
なんと、清水はシーズン途中にピーターを解任したのだ。

全くもって謎ばかりであった
そして結果も本来ならプレーオフにまわる16位。

というような事もあり、正直清水は推すに推せない状況なのだ
ただ、このマイナスの予想が、返って良い結果に繋がるなんて事も考えられたりもするので、ほどよい距離感を持ちつつ、今年も清水には少しだけ注目していきたい。


第18位予想 湘南ベルマーレ

監督
浮嶋敏

主な移籍
IN
DF 山本脩斗    ←鹿島アントラーズ
MF 高橋諒     ←松本山雅FC
MF 中村駿     ←モンテディオ山形
MF 名古新太郎   ←鹿島アントラーズ:期限付き
MF 田中聡     ←湘南ベルマーレU-18
FW ウェリントンジュニオール ←ポルティモネンセSC(ポルトガル1部):期限付き
FW 町野修斗    ←ギラヴァンツ北九州
FW ウェリントン  ←ボタフォゴSP(ブラジル2部)

OUT
DF 坂圭祐     →大分トリニータ
MF 金子大毅    →浦和レッズ
MF 松田天馬    →京都サンガF.C.
MF 鈴木冬一    →FCローザンヌ・スポルト(スイス1部)
MF 齊藤未月    →FCルビン・カザン(ロシア1部)
FW 岩崎悠人    →コンサドーレ札幌:復帰

鹿島から山本と名古、また昨季J2でコンスタントに出場していた高橋、中村、町野を獲得
こちらも台所事情は決して良くない中でも堅実な補強を行なった

ただ、やはり気になるのは中心選手の放出だろう。

松田、鈴木、斎藤の3人は昨シーズンの湘南を引っ張ってきた絶対的なメンバーで、1人かけるだけでも怖いのに、それが3人同時にとなるとなかなか難しいところ。

昨季特別指定選手ながら17試合に出場した田中など有望株はいるが、4チーム降格というレギュレーションでの争いは熾烈を極めるだろう。


第17位予想 徳島ヴォルティス

監督
ダニエルポヤトス

主な移籍
IN
DF カカ      ←クルゼイロEC(ブラジル2部)
MF クリスティアンバトッキオ ←スタッド・ブレスト29(フランス1部)
MF 藤田譲瑠チマ  ←東京ヴェルディ
MF 杉森考起    ←名古屋グランパス
FW 宮代大聖    ←川崎フロンターレ:期限付き
FW 鈴木輪太朗イブラヒーム ←日本大学藤沢高校

OUT
MF 清武功暉    →FC琉球

昨シーズンの主力はほぼ全員残留
一応退団選手もピックアップはしたが、清武は途中交代での出場が中心だったことを考えると、特別痛い放出はないと思われる

また、昨シーズン34試合に出場した杉森考起が完全移籍へ移行。
さらに2人の外国人選手、川崎の宮代大聖、ヴェルディの藤田譲瑠チマなどを獲得し、補強は盤石だった。

ここまで見た限りだと個人的にはリーグ中位やさらにその上も十分に狙える戦力だと思う
が、ここで1番の不安要素“監督不在”が大きく響いてくる。

監督が合流する前にシーズンが開幕してしまうと言うまさしく前代未聞の危機で、これに不安を感じていない徳島のサポーターはいないのではないだろうか

あくまでもこれは予想だが、おそらくその心配通りシーズン開幕後はしばらくはうまくいかない時期が続くことになるだろう
最悪の場合、前半戦は諦めざるを得ないような状況になるという事も考えられる。

そこで重要になってくるのが夏の中断期間だ


監督合流後初めてのまとまった練習期間となる
戦術を落とし込むには、まさに絶好の機会

ダニエルポヤトス新監督もアトレティコの分析コーチやレアルのU-18、19の監督などそれなりの実績を持つ監督で、手腕には期待できる

また、新コーチであるマルセルコーチ(名前もコーチ)コーチとは昨シーズンもパナシナイコス(ギリシャ1部)でタッグを組んでおり、これもまたポジティブな要素と言える

この順位予想を裏切るような、リーグ後半での巻き返しを期待したい。


第16位予想 大分トリニータ

監督
片野坂知宏

主な移籍
IN
DF エンリケトレヴィザン ←GDエストリル・プライア(ポルトガル2部):期限付き
DF 福森健太    ←ギラヴァンツ北九州
DF 坂圭祐     ←湘南ベルマーレ
MF ペレイラ    ←アトレチコ・ゴイアニエンセ(ブラジル1部):期限付き
MF 下田北斗    ←川崎フロンターレ
FW 長澤駿     ←ベガルタ仙台
FW 渡邊新太    ←アルビレックス新潟

OUT
GK ムンキョンゴン →大邱FC(韓国1部)
DF 岩田智輝    →横浜F・マリノス
DF 鈴木義宣    →清水エスパルス
MF 田中達也    →浦和レッズ
MF 島川俊郎    →サガン鳥栖
FW 知念慶     →川崎フロンターレ:復帰
FW 三平和司    →ヴァンフォーレ甲府
FW 渡大生     →アビスパ福岡

J3時代からチームを支えてきた中堅〜ベテラン選手を放出し、一時話題になった大分
やはり筆者目線でも放出先行で心配な部分がある。
特にU-24日本代表の岩田や、前線3人の放出は手痛いところだろう

だがしかし、新加入選手も悪くはない
北九州から来た福森は両足を使えるサイドバックで、左右どちらのポジションでも通用する
精度の高いクロスも持っており、岩田の抜けた穴を埋められるのか注目したい。

また、下田や長澤など大分のサッカーに合いそうな実力者も獲得しているので、極端に上手くいかなくなることは考えにくい

ただ、層も決して厚いとは言えず、充実したシーズンを送るというのはなかなか厳しいかもしれない。


第15位予想 サガン鳥栖

監督
金明輝

主な移籍
IN
GK 朴一圭     ←横浜F・マリノス
DF 田代雅也    ←栃木SC
DF ファンソッコ  ←清水エスパルス
MF 飯野七聖    ←ザスパクサツ群馬
MF 仙頭啓矢    ←横浜F・マリノス
FW ドゥンガ    ←FKヴラズニア(アルバニア1部)
FW オフォエドゥ  ←マッカビ・テルアビブFC(イスラエル1部)
FW 山下敬大    ←ジェフユナイテッド千葉

OUT
DF 森下龍矢    →名古屋グランパス
MF 原輝綺     →清水エスパルス
MF 原川力     →セレッソ大阪
MF 高橋秀人    →横浜FC
FW 金森健志    →アビスパ福岡
FW レンゾロペス  →プラサ・コロニア(ウルグアイ1部):復帰
FW チアゴアウベス →ガンバ大阪
FW 趙東建     →未定

鳥栖にとってもまた、今年は少し冷えこんだ冬となった。

特にそれなりに出場機会を得ていたFW4人や、若手の有望選手である原輝綺、チームの中心的な存在であった原川の退団は、間違いなく今季のチームに影響してくるだろう。

そこで期待したいのは、ユース上がりの超若手選手たち
ここ1、2年で出場機会を増やし、成熟度も更に増していると思われる。

中でも松岡大起は、主にアンカーの位置を務める選手で、昨シーズンは31試合に先発している
彼がどれだけチームを引っ張れるのか

また、左ウイングの小屋松と新加入の仙頭は、京都橘で共にプレーした関係でもあり、そのコンビの活躍にも期待したい。


第14位予想 アビスパ福岡

監督
長谷部茂利

主な移籍
IN
DF 奈良竜樹    ←鹿島アントラーズ:期限付き
DF エミルサロモンソン ←サンフレッチェ広島
DF 宮大樹     ←サガン鳥栖
DF 志知孝明    ←横浜FC
MF 金森健志    ←サガン鳥栖
MF カウエ     ←ベレネンセスSAD(ポルトガル1部)
MF ジョルディクルークス ←ローダJC(オランダ2部)
MF 杉本太郎    ←松本山雅FC
FW 渡大生     ←大分トリニータ
FW ブルーノメンデス ←デポルティーボ・マルドナド(ウルグアイ2部):期限付き

OUT
GK セランテス   →CDテネリフェ(スペイン2部)
DF 上島拓巳    →柏レイソル:復帰
MF 増山朝陽    →ヴィッセル神戸:復帰
MF 松本泰志    →サンフレッチェ広島:復帰
MF 福満隆貴    →セレッソ大阪:復帰
FW 東家聡樹    →今治FC:期限付き
FW 遠野大弥    →川崎フロンターレ:復帰
FW 木戸皓貴    →モンテディオ山形

九州3つ目のクラブは、アビスパ福岡
昇格組ながらも、14位まで順位を上げてくると予想した

今冬の選手の入れ替わりは激しかった
が、これはさほど大きな心配要素ではないと考えている。

長谷部監督のするサッカーにおいて重要なのは、どんな選手がいるか、と言うよりも、どれだけまとまった組織にできるか

監督の志向する、いわゆる堅守速攻的なサッカーにおいては、ここの選手が入れ替わって〜とかはあまり気にする必要がない
組織だった守備さえできればOKなのだ。

また、渡、ブルーノメンデスなどの強力FWや、志知、杉本などの攻撃的選手も獲得しており、破壊力は抜群

ディフェンスラインの選手に関しては、殆どが残留しており、昨シーズンJ2で発揮した守備の硬さ(最小失点。1試合平均0.7)は、今年のJ1でも楽しめるのではと期待している。


第13位予想 横浜FC

監督
下平隆宏

主な移籍
IN
GK 六反勇治    ←清水エスパルス
DF 韓浩康     ←ブラウブリッツ秋田
MF 手塚康平    ←柏レイソル
MF 高橋秀人    ←サガン鳥栖
FW 伊藤翔     ←鹿島アントラーズ
FW 小川慶治朗   ←ヴィッセル神戸
FW 渡邉千真    ←ガンバ大阪
FW ジャーメイン良 ←ベガルタ仙台
FW クレーぺ    ←ジェフユナイテッド千葉

OUT
DF 志知孝明    →アビスパ福岡
DF 小林友希    →ヴィッセル神戸:復帰
MF 佐藤謙介    →レノファ山口
MF 中山克広    →清水エスパルス
FW 皆川佑介    →ベガルタ仙台
FW 一美和成    →ガンバ大阪:復帰
FW 瀬沼優司    →ツエーゲン金沢
FW 斉藤光毅    →ロンメルSK(ベルギー2部)

昨シーズンは決定力を欠き、なかなか上位争いに食い込むことができなかった。
その課題を克服すべく、FW登録の選手を5人獲得

一美や斉藤光毅の抜けた分の補強にしては、少しベテランが多すぎる印象も受けるが、短期的な課題解決を考えると良い補強だろう。

また、それ以外のポジションも入れ替わりが行われており、J2から上がってきて2年目のチームとは思えない顔ぶれとなっている

個人的な事情で上位進出を期待することはできないが、チーム自体は良くなってきてるのではないかと思う

今シーズンは、カズが何試合出れるのか、に注目して見てみたい。


第12位予想 浦和レッズ

監督
リカルドロドリゲス

主な移籍
IN
DF 西大伍     ←ヴィッセル神戸
DF 藤原優大    ←青森山田高校
MF 田中達也    ←大分トリニータ
MF 小泉佳穂    ←FC琉球
MF 明本考皓    ←栃木SC
MF 金子大毅    ←湘南ベルマーレ

OUT
DF 橋岡大樹    →シント=トロイデンVV(ベルギー1部):期限付き
DF 鈴木大輔    →ジェフユナイテッド千葉
MF 青木拓矢    →FC東京
MF 長澤和輝    →名古屋グランパス
MF マルティノス  →ベガルタ仙台
MF エヴェルトン  →FCポルト(ポルトガル1部):復帰
FW レオナルド   →山東泰山(中国1部)

シーズン開幕ギリギリでのレオナルド移籍決定は、多くのサポーターも悲しんだのではと思う(10番の方は触れないでおく)

他にも主力であった橋岡、長澤、マルティノスも移籍し、代わりに明本や小泉など、下位リーグから選手を獲得した

普段は羽振りの良い浦和がここまで節制するのも珍しく、コロナの脅威をひしひしと感じる。

ただ、それでも決して弱体化したわけではなく、むしろリカルドロドリゲス新監督の戦術がどれだけハマるのか、新しいFWは誰を連れてくるのかなど、話題性充分である

「今シーズンどのチームが良いとかまだよくわかんないよ」という方は、是非浦和のサッカーに注目してみてはいかかでしょうか。


第11位予想 ヴィッセル神戸

監督
三浦淳寛

主な移籍
IN
DF 櫻内渚     ←ジュビロ磐田
DF 小林友希    ←横浜FC:復帰
MF 増山朝陽    ←アビスパ福岡:復帰
MF 井上潮音    ←東京ヴェルディ
FW リンコン    ←CRフラメンゴ(ブラジル1部)

OUT
DF ダンクレー   →セレッソ大阪
DF 西大伍     →浦和レッズ
DF 渡部博文    →レノファ山口
FW 小川慶治朗   →横浜FC

神戸は比較的動きが少なかった

強いて言うなら、ダンクレーの退団や井上潮音の加入は、少し話題になっていたかもしれない
ただ、基本は現状維持で、さらなる上位進出とACL出場を狙っている

と、気になるのがイニエスタの怪我の状態

昨冬のACLで負った怪我は未だ完治しておらず、開幕からしばらくは戦列を離れることが予想される

また、来日直後からそうだったが、基本的に何試合も連続で出場することは難しく、怪我を負った後の今シーズンはなおさらで、コンディションを安定させるのは至難の業だろう。

その中でいかにチームを上手く回せるかというのは今シーズン戦っていく上での課題になると思われる

以前からこのような話題は出ていたが、昨年の順位を考えると、今シーズンもまたこの課題はついて回りそうである


第10位予想 セレッソ大阪

監督
レヴィークルピ

主な移籍
IN
GK ダンバンラム  ←ムアントンユナイテッドFC(タイ1部)
DF ダンクレー   ←ヴィッセル神戸
DF チアゴ     ←セアラーSC(ブラジル1部)
DF 進藤亮佑    ←コンサドーレ札幌
MF 松本泰志    ←サンフレッチェ広島:期限付き
MF 為田大貴    ←ジェフユナイテッド千葉
MF 原川力     ←サガン鳥栖
FW 中島元彦    ←アルビレックス新潟:復帰
FW 松田力     ←ヴァンフォーレ甲府
FW 大久保嘉人   ←東京ヴェルディ
FW アダムタガート ←水原三星ブルーウィングス(韓国1部)

OUT
DF マテイヨニッチ →上海申花(中国1部)
DF 木本恭生    →名古屋グランパス
DF 片山瑛一    →清水エスパルス
MF レアンドロデサバト →未定
FW 都倉賢     →V・ファーレン長崎
FW ブルーノメンデス →デポルティーボ・マルドナド(ウルグアイ2部):復帰
FW 柿谷曜一朗   →名古屋グランパス

ロティーナ体制が終わり、なんとびっくりクルピ監督4回目の就任
香川や乾の時代を率いた監督である

今までの堅守というイメージからは一気に変わるが、選手の入れ替わりにもその変貌の激しさを感じさせられる。

今まで堅い守備陣の一角として活躍していたヨニッチ、木本、片山らは放出し、代わりとして神戸からダンクレー、ブラジルからチアゴ、札幌から進藤などを獲得

また、攻撃陣は都倉、柿谷、ブルーノメンデスに代わって大久保やアダムタガートなどを獲得した

最前列の選手に関しては多少物足りなさも感じるが、2列目の清武、松本、原川
そしてサイドの坂元、高木など有力選手が存在していることを考えると、侮れないチームとなりそうだ。


第9位予想  柏レイソル

監督
ネルシーニョ

主な移籍
IN
DF 上島拓巳    ←アビスパ福岡:復帰
MF アンジェロッティ ←レッドブル・ブラガンチーノ(ブラジル1部)
MF ドッジ     ←フルミネンセ(ブラジル1部)
MF 椎橋慧也    ←ベガルタ仙台
MF イッペイシノヅカ ←大宮アルディージャ

OUT
GK 中村航輔    →ポルティモネンセ(ポルトガル1部)
FW オルンガ    →アル・ドゥハイルSC(カタール1部)

移籍発表前にスタメン入りしていたり、朝起きたら2人も選手がいなくなっていたりと、柏のサポーターにとっては大変なオフシーズンだっただろう

とはいえ、主な放出はこの2人くらいで、現状のメンバーに椎橋、イッペイシノヅカ、上島など有望な選手を獲得できたことはポジティブに捉えられる

確かに1試合8得点の怪物がいなくなるというのはダメージかもしれないが、クリスティアーノや江坂、仲間など攻撃的な選手がいれば、今シーズンも得点を積み上げることは可能

何より名将ネルシーニョがいるので、どのチームにとっても当たりたくない相手になると思われる


第8位予想 コンサドーレ札幌

監督
ミハイロペトロヴィッチ

主な移籍
IN
DF 柳貴博     ←FC東京
DF 岡村大八    ←ザスパクサツ群馬
FW ガブリエル   ←ウィダード・カサブランカ(モロッコ1部)
FW 中島大嘉    ←国見高校

OUT
DF 進藤亮佑    →セレッソ大阪

近年と同様、今年もオフシーズンの動きは少なめとなった札幌
ミシャ体制4年目となり、より成熟したサッカーが見れるかもしれない

とも考えられるが、個人的にそこは少し疑問を持つ部分がある

ピークとなった2018シーズン
札幌はクラブ史上最高順位の4位でシーズンを終えることができた

が、その後は19年の10位、20年の12位と、下がり調子である
しかもこの間は選手の入れ替えをほとんど行っておらず、なんでまた今年も新しい選手を入れていかないのかと不思議に思っている

良い選手が揃っているとは言え、サッカーおける“不変”は“退化”であるとも言われるくらいなので、やはりアクセントを入れてみるという作業は、必要不可欠のように感じる

ここから先進化があるのか、波乱を起こすことはできるのか注目してみたい。


第7位予想 ガンバ大阪

監督
宮本恒靖

主な移籍
IN
MF チュセジョン  ←FCソウル(韓国1部)
FW チアゴアウベス ←サガン鳥栖
FW レアンドロペレイラ ←松本山雅FC
FW 一美和成    ←横浜FC:復帰

OUT
FW 渡邉千真    →横浜FC
FW アデミウソン  →未定

こちらも血の入れ替えなどはせず、現有戦力+αで新シーズンを迎える

チアゴアウベス、レアンドロペレイラなどの怪物級ストライカーも獲得し、準備は万全のようにも思える

筆者が気になったのは、そのストライカー達を一体どこで使うのかということ

新シーズンに向けガンバは4-3-3で調整を行なっているそうだが、それではどう考えても前線の選手が飽和してしまう

チアゴアウベスをウイングに起用したとしても、CFはパトリック、レアンドロペレイラ、一美和成の3人体制となる
いくらACLがあるとは言え、流石にもったいなすぎるようにも感じる

まあそれが競争である、と言うのは間違い無いのだが、「だったら2トップにすれば良いじゃん」と外部の人間ながら思ってしまった

シーズンが始まってみないと、どうなるかは分からないが、いずれにせよその戦力は充分にJ1制覇を狙えるレベルであり、そう簡単に勝たせてくれる相手ではないことは確か

昨季の2位という結果も考慮すると、この程度の順位で大人しくしているチームではないかもしれない。


第6位予想 FC東京

監督
長谷川健太

主な移籍
IN
DF ブルーノウヴィニ ←アル・イテハド(サウジアラビア1部)
MF 青木拓矢    ←浦和レッズ
MF レアンドロ   ←鹿島アントラーズ

OUT
FW 原大智     →NKイストラ1961(クロアチア1部)

FW原を欧州に送ったこと以外に特筆すべき放出はなし
ブルーノウヴィニ、青木を獲得し、昨季鹿島からレンタルで加入していたレアンドロを完全移籍で獲得

今シーズンも引き続き、永井やアダイウトンの快速を活かしたカウンターを中心に攻めるものと思われる

4-3-3を取り入れてからは、2019シーズンの2位が最高だが、周りのレベルが急激に上がっていることも考えると、その時を大きく上回るようなパワーアップが必要

具体的に言うと、ディエゴオリヴェイラとレアンドロ以外の選手の決定力はずっと前からあまり良いとは言えない状況にあり、ここからさらに上の領域に行くためには、早急に解決すべき課題であると感じる。


第5位予想 サンフレッチェ広島

監督
城福浩

主な移籍
IN
MF 長沼洋一    ←愛媛FC:復帰
FW ジュニオールサントス ←柏レイソル

OUT
FW レアンドロペレイラ →松本山雅FC:復帰

城福監督も4年目となり、今年こそはとACL出場枠、そしてシャーレ狙っているのではないだろうか

昨季チーム内得点王のレアンドロペレイラは退団することになってしまったが、同じく昨季、横浜F・マリノスに在籍しシーズン途中の加入ながらも13得点を奪って見せた、ジュニオールサントスを獲得した
もしかするとレアンドロペレイラを超える活躍を見せる可能性もあり、目が離せない

また、世代別代表での実績のある長沼も復帰し、今季はより一層目標に近づくことができるかもしれない。


第4位予想 鹿島アントラーズ

監督
ザーゴ

主な移籍
IN
DF 常本佳吾    ←明治大学
MF アルトゥールカイキ ←アル・シャバブFC(サウジアラビア1部)
MF ディエゴピトゥカ ←サントスFC(ブラジル1部)

OUT
DF 山本脩斗    →湘南ベルマーレ
MF 名古新太郎   →湘南ベルマーレ:期限付き
FW 伊藤翔     →横浜FC

エヴェラウドを残留させることに成功し、今季も上位争いに名乗りを上げることは、まず間違いないチーム

上田との2トップはまさに破壊力満点で、個人的には、2人ともそんな僻地にいないでさっさと海渡っちゃいなよ、と思っております。

放出した選手も、ほとんどが出場試合数10試合に満たない選手で、堅実なオフシーズンを過ごしたと言える

2年目のザーゴ監督の元、強化された攻撃力は猛威を振るい、優勝争いに参加するのも堅いと思われる。


第3位予想 川崎フロンターレ

監督
鬼木達

主な移籍
IN
MF ジョアンシミッチ ←名古屋グランパス
MF 小塚和季    ←大分トリニータ
FW 知念慶     ←大分トリニータ:復帰
FW 遠野大弥    ←アビスパ福岡:復帰

OUT
MF 守田英正    →CDサンタ・クララ(ポルトガル1部)
MF 下田北斗    →大分トリニータ
MF 齋藤学     →名古屋グランパス
MF 中村憲剛    引退
FW 宮代大聖    →徳島ヴォルティス:期限付き

昨年王者ながらも補強を欠かさなかった川崎
特に、名古屋から来たジョアンシミッチはゼロックスにも出場しており、重要な戦力になることが予想できる

守田の海外移籍や中村憲剛の引退はあったものの、その勢いがそう簡単に止まるとは考えにくい

ただその一方で、ポゼッションに対応してくるクラブは間違い無く登場し、昨季ほど圧倒的な結果を残すことは難しいと思われる

その中でいかに対策を超えられるか
優勝チームの宿命とも言える課題に立ち向かうことになる。


第2位予想 名古屋グランパス

監督
マッシモフィッカデンティ

主な移籍
IN
DF 木本恭生    ←セレッソ大阪
DF 森下龍矢    ←サガン鳥栖
MF 長澤和輝    ←浦和レッズ
MF 齋藤学     ←川崎フロンターレ
FW 柿谷曜一朗   ←セレッソ大阪
FW 金崎夢生    ←サガン鳥栖

OUT
DF オジェソク   →仁川ユナイテッド(韓国1部)
MF ジョアンシミッチ →川崎フロンターレ

昨シーズンは3位でACL出場権獲得という結果を残し、今年こそはと燃えているところだろう

ジョアンシミッチとオジェソク以外に主力選手の放出はなく、むしろ木本、長澤、柿谷などリーグ屈指の豪華なメンバーを集め、層の厚みを増すことに成功した

ACLがあることを考慮すると、これは妥当な判断、いや、とても理想的なオフシーズンだったかもしれない
数年前だったらまさにオールスターと言われていただろうメンツだ。

各ポジションに経験豊富な選手が入り、より一層堅守速攻のサッカーに磨きがかかることを期待している


第1位予想 横浜F・マリノス

監督
アンジェポステコグルー

主な移籍
IN
DF 岩田智輝    ←大分トリニータ
MF 樺山諒乃介   ←興国高校
MF 南拓都     ←興国高校
FW 前田大然    ←松本山雅FC
FW エウベル    ←ECバイーア(ブラジル1部)
FW レオセアラ   ←ECヴィトーリア(ブラジル2部)

OUT
GK 朴一圭     →サガン鳥栖
FW 大津祐樹    →ジュビロ磐田
FW エジガルジュニオ →V・ファーレン長崎
FW ジュニオールサントス →柏レイソル:復帰
FW エリキ     →パルメイラス:復帰

「いや、その予想主観的すぎるだろ!」そんなツッコミが聞こえたような気がする
返す言葉が見つからない

そう、間違いなくこの予想は主観的なのだ。

客観的に見ろよと言うのもわかるが、残念ながらそれはできないのである
横浜F・マリノスというチームを、俯瞰して見ることはどうしてもできなかった。

仮に見れたとしても、年一回のこの企画で、他クラブの優勝を予想できるだろうか?
間違いなく不可能である


川崎と予想するのが1番堅いかもしれない
でも、そんなキリスト教信者がキリストの絵を踏むような、そんなことは絶対にできない

チームトップの13ゴールを決めたエリキとジュニオールサントスはいなくなった。

それでも、エウベルとレオセアラが加入した
岩田智輝という強力な新戦力も加入した

昨季ほど過密ではなくなるし、より戦術も深められる
新たな3バックも始めた

このチームを優勝に予想しないなどありえない
期待しかない

他クラブにどんなに注目しようと、やはり優勝は横浜F・マリノスでなければならない。

もし、これを他のクラブのサポーターが読んでくれているのであれば、一言だけ言わせてほしい。

「クソみたいな順位予想で本当に申し訳ありませんでした!!!」




順位予想一覧

 1位 横浜F・マリノス
 2位 名古屋グランパス
 3位 川崎フロンターレ
----ACL出場圏----
 4位 鹿島アントラーズ
 5位 サンフレッチェ広島
 6位 FC東京
 7位 ガンバ大阪
 8位 北海道コンサドーレ札幌
 9位 柏レイソル
10位 セレッソ大阪
11位 ヴィッセル神戸
12位 浦和レッズ
13位 横浜FC
14位 アビスパ福岡
15位 サガン鳥栖
16位 大分トリニータ
-----降格圏-----
17位 徳島ヴォルティス
18位 湘南ベルマーレ
19位 清水エスパルス
20位 ベガルタ仙台

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