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【相棒と共に合格へ!②】電卓の打ち方編

こんにちは、山藤あるとです。

今回は、公認会計士試験の必須道具、電卓についての第2回です。

・どちらの手で電卓を打ったらよいのか決めかねている人
・ブラインドタッチの練習をこれからする人
など、多くの受験生に最後まで読んでもらえたらうれしです。


電卓の打ち方

電卓は利き手ではない方で使うのが一般的

電卓を買って最初に思うのは、どちらの手で電卓を使った方がよいのか、ということではないでしょうか。

電卓を右手で打つか、左手で打つかについては、公認会計士試験では、右利きの人なら左手で打つ人が多いようです。

これは、計算結果をメモしながら電卓を使う機会が多いからとか、利き手だと一度ペンを置かないといけないもしくはペンを持ったまま打たないといけないとかが理由と思います。

利き手ではない方で電卓を使うのが一般的ではありますが、この辺りは結局好みによるかなと思います。

ちなみに、私は利き手の右手とは反対の左手で電卓を打ちます。

最初にそう教わったからという程度の理由ですが、特に不便に思ったこともないです。

利き手ではない方の手で操作がもたついたりしないか、とか、早く打てるようになるだろうか、とか不安に思うかもしれませんが、そこは慣れです。

というより、利き手ではなくても使いこなせるほど電卓は使いまくることになりますので、使いこなせるようになるかどうかは心配しなくても大丈夫です。

利き手で電卓を使う人もいる

もちろん、利き手で電卓を打つのが悪いわけではありません。

実際、私の友人でも利き手でペンを持ったまま電卓を打つスタイルで合格した人はいます。

その友人曰く、ペンを持つことによる適度な重さでバランスを取っているので、ペンを持っていないと打ちにくく感じるのだとか(笑)。

人によってやりやすさは変わるようです。

また、試験が変わればスタイルも変わるようです。

例えば、聞いたところによると、電卓検定では伝票の金額を合計したりということがあるそうなんですが、その際に伝票を何枚もめくりながら計算しないといけないらしいです。

そのため、電卓を打つ手とは反対の手で伝票をめくる必要が出てくるそうです。

その結果(?)、電卓検定だとペンを持つ手で電卓を打ち、持たない手で伝票をめくるというのが一般的なスタイルらしいです。

ただこれも、ペンを持ったまま電卓を打つのと、ペンを持ったまま伝票をめくるのとどっちがやりやすいか、になるだろうと考えると、結局は好みなのかなという気もします。

ペンを置いて伝票めくるならなおのこと結局どっちでもいい気がします。

公認会計士試験でいえば、大量の伝票をめくりながら電卓を打つというような状況はまずないので、打ちやすさとメモしやすさあたりでどっちの手で打つか決めてよいと思います。

ブラインドタッチについて

ホームポジションの確認

電卓をブラインドタッチする際には、基本となる手の置き方、ホームポジションをまず確認する必要があります。

左手で打つ前提で表現すると、1、4、7が薬指、2、5、8が中指、3,6,9が人差し指、+キーは親指で打つというのが一般的と思います。

したがって、ホームポジションは、薬指が4、中指が5、人差し指が6、の位置です。

その状態で指を置くと、自然と親指が+のところに来るかと思います。

電卓編第1回で話した通り、私は1の下に0、2の下に00、があるタイプの電卓を使っていますので、自然と、0は薬指、00は中指で押すことになります。

基本的に、数字を打つ際には各指は縦に移動するだけです。

ホームポジションに戻る癖をつける

受験生が使う一般的な電卓であれば、ブラインドタッチ用に、5のキーに何らかのしるしがついているかと思います。

小さいポッチがついていたり、小さいバーがついていたりとメーカーによって様々ですが、いずれも触れば5のキーだと分かるようなものです。

右手で打つにしても左手で打つにしても、5のキーに中指がくるように構えるのがホームポジションです。

最初は電卓を見ながら打つことになると思いますが、計算を始める前に中指で5のキーを触り、計算が終わったらまた中指で5のキーを触ってホームポジションに戻る、といった癖をつけるように意識することをオススメします。

慣れてくると、一旦電卓から手を離した後また電卓を使うような時にも、5のキーを触るだけでホームポジションが分かるようになるので、電卓を見ないでも計算を始められるようになります。

ある程度はしっかり打つ

ブラインドタッチでは、計算中は電卓の画面を見ないので、きちんと入力されたかどうかはキーを打った感覚で把握することになります。

そのためには、しっかりと打鍵感が感じられる程度の強さで電卓を打つ方がよいです。

第3回便利機能編でも書きますが、最近の電卓はサイレント機能が付いていてしっかり打ってもある程度打鍵音は抑えられるようにはなっています。

もちろん不必要に強く打つと大きな音はしますし手も疲れますので、リラックスした力加減で入力ミスが分かる程度の強さが必要です。

最初は加減が分からなくて強めになってもよいかと思います。
そのうち、リラックスできるようになってきたら、入力ミスが出始めると思うので、だんだんと調節していく感じになるはずです。

慣れれば、今打ったのは入らなかった、とか分かるようになります。

練習方法

私がブラインドタッチを練習する際に教えてもらった方法として、1から100まで足す、というものがあります。

正しく計算できていれば、5050になります。

もちろん、だんだんと早く打つように練習していきます。

ただ、あまり実践的な計算内容ではないので、電卓に慣れる、キーの位置などを感覚的につかむといったことができるようになれば、あとは実際に問題を解くことで上達していくかなと思います。

正直、上達に効果的だったかと言われると微妙ですが、何をどうしていいか分からない最初の取り掛かりとしてはアリかなとは思います。

人によっては、勉強前のウォーミングアップとして必ずやるという人もいました。

上達のコツ等

桁を意識して打つ

公認会計士試験では、結構な桁数の金額を打つことが多いです。

そのため、0の数をいちいち数えていてはなかなか早く打てるようにはなりません。

そういう意味では、金額を読むことに慣れることで、電卓も早くなると言える部分はあります。

例えば、530,000、を見てパッと53万、と読めると、「5」「3」「00」「00」と打てばよいとすっとイメージできます。

この点、0と00の使い方もある程度自分の中で統一感があった方がよいと思います。

例えば、1を押した後、0と00を1回ずつ押して1,000(千)、00を2回押して10,000(万)など、00キーをうまく使うことで効率的に入力もできます。

これを組み合わせて、「0」と「00」で千、「00」と「00」で万、と打てば、桁を数えることなく10,000,000(1千万)と入力できるようになり、桁間違いも防ぎやすくなります。

ここも、人によって好みの差がでるようです。

先ほどの、530,000、も私は上記のように打つのですが、コンマ(,)で区切られた3桁ごとに打つ、という人もいました。

10,000,000なら、「1」「0」、「0」「00」、「0」「00」、と打つイメージです。

若干キーを打つ数は増えますが、見たまま打てる、というのがその打ち方をしている人の理由でした。

小ネタ

金額を表記するときには、3桁ごとにコンマが入ります。

桁を間違えないようにという意味もあるようですが、聞いた話では、英語で単位が変わるところ、という覚え方もあるそうです。

最初のコンマは「千」で「thousand」、次のコンマは「百万」で「million」、その次のコンマは「10億」で「billion」といった感じです。

コンマある桁と合わせて、1万円を10千円、1千万円を10百万円と表記することもあります。

金額の桁数が多い場合、単位を千円表記や万円表記にすることがありますが、千円表記や百万円表記の方がコンマの位置を変えることなく短縮表記できるので、分かりやすくはあります。

そういう風に読むことを考えると、大きな桁の打ち方にもバリエーションがでます。

上記では、「1」、「0」「00」(千)、「00」「00」(万)という打ち方を説明しましたが、1千万円は10百万円とも読めるため、その読み方で打つなら、「1」「0」(10)、「00」「00」「00」(百万)、と打つ方法もあります。

小ネタ2

あと、これを知ったからどうしたというくらいのネタですが、123+369+987+741というように3桁ずつ電卓の数字キーをぐるっと1周するように足していくと2220になります。

これを逆回転で足して(147+789+963+321)いっても2220になります。

他にも斜め(159+951+753+357)だったり十字(258+852+456+654)だったりでも2220になります。(まだ他にもあるので探してみてください。)

これだけの話です(笑)

ちなみに、なぜこうなるかというと、一の位や十の位などのそれぞれの計算は、1+3+7+9、5+5+5+5、2+4+6+8の3パターンしかなく、そのどれもが合計20です。

そのため、どの計算も、一の位の合計が20、十の位の合計が20、百の位の合計が20になるため、結果2220になる、ということだそうです。

説明して起きながらよく分かっていません(笑)。

まとめ

・どちらの手で電卓を使ってもよい
 利き手ではない方で電卓を使うのが一般的だが結局は好み
 どちらでも使いこなせるようになるくらいの練習量は合格までに自然とこなすことになる

・ホームポジションに戻る癖をつける
 中指で5のキーを確かめる癖をつけると後が楽

・桁数を意識して金額を読む
 金額をスムーズに読めれば打ちやすい
 特徴的な桁数をどう打つかは自分の中である程度決め事があってもよいかも

次回は便利機能編です。

前回の選び方編はこちら。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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