Midnight in Paris

【あらすじ】
登場人物:主人公、彼女、、彼女の両親、アドリアナ、ヘミングウェイ
脚本家として働いていますが、ノスタルジアでパリで小説家になることを夢見る主人公は、彼女と彼女の両親とパリに旅行に来ています。彼女の家は裕福でいわゆる「型にはまった」生活を好む一家。一方で夢を追い続ける主人公はそんな恋人に時折考え方の違いを感じています。ある夜、主人公は少し飲み過ぎたこともあり歩いて宿へ帰ろうとしますが、真夜中0時、1920年代へタイムスリップしてしまいます。そこで出会う数々の偉人たちと一目惚れしてしまったアドリアナ。小説家への夢を現実へと近づけるためヘミングウェイたちの力を借りながら、恋も進展させながら、現実の旅行と並行してタイムスリップを繰り返します。次第主人公は自らが抱いていた懐旧を見つめなおすことになります…

【感想】
「ディズニーランドに行った気分」
まずポジティブな感想から。映像と音楽、作品の全体的な雰囲気が心地よかったです。ディズニーランドにいって幸せな気分になるような感覚でした。
ではネガティブ意見も。以下ネタバレになりますが、2010年なんてクソッタレな主人公は憧れの1920年代へタイムスリップするのですが、1920年代の人々は「1920年はクソッタレ、1890代こそ至高。」というのです。さらに1890年の人もまた1890年はクソッタレというのです。「人々は懐古ばかりして現在を悲観するのだ」、ということであると私は捉えました。ここはいいんですが、これを主人公が口で言っちゃうシーンがあるんです。せっかくノスタルジックな分いkの映画なのだから、もう少しぼかして伝えてほしかったですね…というかセリフとして出さずともとかった気もするのですが…
全体的にはまとまっていて(時間としても90分くらいでしたし)よかったのですが、もうひと、ふた捻りくらいあっても見ごたえがあったのではないかと思います!

【おわりに】
作品のラストシーン、彼女とは破局して、主人公はパリで出会った出店の店員さんと一緒に歩いていきます、雨がはねる石畳の上を。あくまで推測ですが、この子も実は未来からタイムスリップしてきた2010年代を懐旧する未来人なのでは?と思います。はい、ちがいますね、スミマセン(笑)
特に感動する映画ではないと思いますが、レイチェル・マクアダムスもマリオン・コティヤールもかわいいです!それぞれのお洋服も時代の流れを感じさせてくれる見ごたえのあるものになっています。
日本も令和の時代になり、最近は平成は~、昭和は~... という言葉をより一層耳にするようになりました。俗世間的「古き良き時代」というものも確かにあるかもしれません。ただそれは今も同様で、現在ならでは良さもあるはずです。そんなことも感じられる作品でした!お時間があったら是非~

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