【長編官能小説】愛されたい…淋しげな下級生は片想いの僕の想いを受け入れた
高校に入学してはや二年以上が過ぎた。二年生まではだらだら過ごしていたのに、三年生になった途端に受験や進学の話題ばかりで、少しうんざりしている。もっとも、そんなに学園生活を満喫するような楽しい過ごし方をしていたわけではない。だから、受験や進学の話に身が入らないというよりも、単に勉強が嫌なだけだ。
「司、期末テストの点数どうだった?」
昼休みに、友人の神田が声をかけてきた。ちょうど、前の授業でテストの答案が返ってきたところだ。
「まあ、普通かな……」
答案を見せると、神田は