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七草父がはづきに贈った物とは

初投稿なので読みづらさを感じるかもしれませんがご容赦ください

※このnoteはイベントコミュ「明るい部屋」に関するネタバレを多く含みます。
見ていない人は今すぐ見ましょう※

※このnoteは個人の感想であり作品内での正しい解釈であるとは一切主張致しません。自分の解釈を大事に育てましょう※




解釈していく場面
幼少期はづきは七草父から「消防服を着たミシェルちゃん人形」をプレゼントとして貰うが、当時のはづきは「ドレスを着たミシェルちゃん人形がよかった」と不満を抱く


ここ、初見時はアイドルと事務員を直接比喩してるように見えました。しかし、


ドレス=アイドルなのは分かるけど消防士=事務員がどうもすっと飲み込めない
(消防士って割と表に出る側じゃないか…?)
そんな思いが喉元に引っかかり消化不良。

こねくり回して再解釈

そうして得た気づきが

演出上の意図として、「誰の為のプレゼントであるのか」っていう所に重点を置いていたんじゃないか?というもの

ドレスを着た人形は「自分が欲しかった自分のためのプレゼント」であり、

消防服を着た人形は「消防士になりたいミシェルちゃんを応援するための、ミシェルちゃんのためのプレゼント」
であるという捉え方

この場合、はづきがプレゼントを与える側に回っている事を表していて、
貰う物ではなく行為に重点が置かれている



つまり

消防士=アイドルであり、
消防士の人形を買って誰かに贈る行為=事務員という意味合いを持つ

ということ

夢を持った人を応援する弁護士である七草父は自然と「強い思いで消防士になったミシェルちゃん」を応援したくなり買ったわけで、

自分のためのプレゼントが欲しかった幼少期はづきは不満を抱きます
しかし今のはづきさんは父と同じように、裏方に自分の幸せの形を見つけます

血は争えない



この解釈の新しい発見として、EDでシャニPが裏方である自分達をサンタであるという例えをしますが、ここの深みが変わります


クリスマスの主役的扱いを受けることの多いサンタをあえて裏方と表現することで、

クリスマスの主役は「施しを受ける子供たち」であることを際立たせ、

同時にはづきさんメインのクリスマスコミュであることに対して、「裏方とは夢の後押しをするサンタである」というこれ以上ない賛辞の表現を与えているということになります

つまり

はづきさんが本当に父から貰ったのは消防士の人形ではなく「夢を持つ人を応援したいって気持ち」であり、283の裏方は夢を後押しするサンタであるというメッセージが込められているという解釈になります

おわり。

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