意識低い系社員のインバスケット昇進試験 4つの合格戦術

はじめに

 これは前回の記事「意識低い系社員のインバスケット昇進試験合格戦略」の続きです。本記事は意識低めの会社員がインバスケット試験に合格するために、実際の試験内容や採点情報から、試験中に具体的にどういう行動をすべきか事前に想定してシミュレーションしたものになります。以下の記事では前回の記事で説明した、採点基準や問題の傾向などを前提としていますので、読んでてわからないことがありましたら前回の記事をご参照ください。
 自分が能力が無く意識が低いことを自覚した戦術となりますので、ご注意ください。

1. インバスケットの時間配分

「インバスケット試験は時間が足りない」と言われていますが、実際が私が試験対策のトレーニングをしていた時と、本番の試験では全然そんなことはありませんでした。それは「答えをパターン化しておいて、考えずにテキトーに回答したから」です。事実、本番は全ての案件を解き終わっても20分は時間が余りました。
 今回は、一発合格した私が事前に立てた戦術と、意識が高いけど不合格だった同僚の回答方法を比較してエッセンスをいかに記載します。

2. 戦術概要

以下に私が事前に作り上げた戦術を記載します。

[戦術1] 全体を掴むために一読する量を絞る
 優先順位を決めるために全体を一読する必要があります。不合格だった意識の高い同期は、その一読の際に8〜10割も読んでいました。意識低い自分は『二週目に読み直す頃にはどうせ全然覚えていない』ので、ポイントを絞って1〜2割の重要そうな用語だけを読むことにしました。”重要そうな用語”が何なのかは後述。

[戦術2] 「解くもの」ではなく「捨てるもの」を決める
 どうせ回答するものにいちいち優先順位を付けても無駄だと思ったので、これは『絶対捨てる』というものだけを決めるようにしました。

[戦術3] 最初の案件から片っ端から解く
 各案件を1〜2割だけ一読して全体像を把握した後に、再度各案件を読み込んで回答することにしました。その際、読んだらその都度回答することにしました。「他の関連案件を把握した上で回答しなければならない」と思う人がいるかと思いますが、それは現実世界をイメージすると異なると考えました。詳細は後述します。

[戦術4] 回答のパターン化
 答えをパターン化する。ある程度インバスケット試験の問題を解き、採点項目を見ていると、書くべき内容をパターン化することができました。「あ、これ進○ゼミでやった問題だ!」というような感じで、思考停止でパターン化した回答を書けばOKな問題が7割はある感覚でした。意識が高いと全てをしっかり考えて100点の回答を出したがりますが、意識く思考停止して楽に70点の回答を早く出す戦術です。

3. 戦術具体例

上記では割と抽象的な内容ばかりなので、イメージが沸かないと思うので、以下で具体的な例を書いていきたいと思います。
これ以下は有料とさせていただきます。
年収100万円ほど変わる可能性が大きく変わるのであれば安い投資では無いでしょうか。

ここから先は

3,385字

¥ 5,980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?