「バーチャルケンタッキーダービー」で学ぶ!~アメリカ3冠馬~(№671.9)
はじめに ~ 「バーチャルケンタッキーダービー」とは?~
・新型コロナウイルス対策のために、「テレ◯◯」の活用が叫ばれる昨今、「バーチャル◯◯」の飛躍は目覚ましいものがあります。
・そうした中、興味深い企画があったのでご紹介したいと思います。その名も『バーチャル ケンタッキーダービー』です。
・そもそもは、5月第1週の土曜日に開催される『ケンタッキーダービー』というアメリカの競馬の祭典が、新型コロナウイルス感染拡大のため、9月に延期されたことを受けての穴埋め的なチャリティ企画だった訳ですが…、その盛り上げ方が、アメリカは『本気』でした。
・これが“非公式”でさほど注目されていない企画なら、わざわざ取り上げたりしないんですが、これが「チャリティーイベント」として公式に開催されており、YouTubeのみならず、米3大ネットワーク『NBCテレビ』でも中継されたというのです!
(例えば、日本でも『時事通信』がスポーツ結果として真面目に記事にするぐらいですからね。並の『やってみた』企画とは意気込みが違うことが分かって頂けるのではないかと思います。)
・日本ではかつて「ハリボテエレジー」などが注目された『JAPAN WORLD CUP』なる動画がJRAでありましたが、それを公式がやったという訳です。
(例えて言うなら、JRA(日本中央競馬会)が公式に企画し、NHKかフジテレビかグリーンチャンネルか分かりませんが、テレビで生中継した的な感じでしょうか。)
・今回は、この「バーチャルケンタッキーダービー」という企画を取り上げるとともに、アメリカの競馬(主に、三冠レース)や、アメリカクラシック三冠馬をざっと紹介していこうと思います。
・競馬好きでない方にも理解できるよう努めますので、広くお読み頂けたらと思います。
0.予備知識編 ~アメリカ競馬って?~
・アメリカ競馬については、私より詳しいという方も多いかと思いますが、私よりも詳しくない方に向けて予備知識をお教えしておこうかと。
※ 知ってるよ、という方は飛ばしていただいて結構です。
・アメリカ合衆国では、競馬大好きイギリス人の血が根付いているからか、17世紀には競馬が開催されており、1875年に第1回「ケンタッキーダービー」が開催されました。
※ イギリスのダービーステークスの第1回が1780年なのでそれよりかは遅いですが、日本ダービーの第1回(1932年)よりかは遥かに昔ですね。
・アメリカの競馬は、「ダート(砂)コースが主流」という点において、芝コースが主流の日本競馬とは違います。
・日本や多くのヨーロッパの三冠レースが、全て芝コースで行われるのとは対照的に、アメリカの三冠レースは全てダートコースで行われます。
・そして、アメリカのクラシック三冠とされる、3つのレース(ケンタッキーダービー、プリークネスステークス、ベルモントステークス)を全て優勝した馬が「三冠馬(トリプル・クラウン)」と呼ばれることとなります。
・ここで「クラシック三冠」についても補足説明しておきます。日本競馬なら分かるという方向けに、「日本の三冠」との類似点・相違点という形で、概括的に掻い摘んで説明していきましょう。
《 類似点 》
・「3歳馬」(若い年齢の馬)しかレースに出られない。
出走できるのは、各レース生涯1度だけ。(だから価値がある)
・故に、3歳馬にとっての「最高の栄誉」という位置づけが定着している。
・その中でも最も格が高いのが「ダービー」を冠したレースである。
⇒ こうした点から、一般的なイメージに置き換えると、高校球児たちによる
『甲子園』のような位置づけ、熱さという風に捉えられるかと思います。
(例えば、ダービーが夏の甲子園、三冠馬は「春・夏連覇」的な感じ?)
《 相違点 》
・「三冠レースのコース体系」が違う。
(前述の通り、日本は芝、アメリカはダートコースで開催される。
ただ、主流のコースで行われるという点では同じ)
・「三冠レースの距離体系」が違う。
(日本は2,000 → 2,400 → 3,000mで、距離差が1,000mあるのに対し、
アメリカは2,012 → 1,911 → 2,414mで、約半分の500m程度しかない)
・「三冠レースの開催時期」が違う。
(日本は、4月中旬→5月下旬→10月下旬 と春・秋に分かれるが、
アメリカは、5月上旬→5月中旬→6月上旬 と1か月に集中している)
・「ダービー」と名の付くレースの開催順が違う。
(日本やイギリスでは「ダービー」が2番目、アメリカは1番目)
などの違いがあります。
・その結果として誕生した三冠馬は、日本の三冠馬:約80回で「7頭」で、アメリカの三冠馬:100回あまりで「13頭」しかいないのです。
本馬場入場 ~チャーチルダウンズから架空実況~
・日本で言えば、幕末から明治初頭にあたる、1860~1870年代に創設された「アメリカ三冠」競走。これが「アメリカクラシック三冠馬」だと認識されるようになったのは、1930年頃とされています。
・100年以上の歴史の中で、映えある三冠馬は僅か13頭。それらが揃う夢のレース、『Kentucky Derby: Triple Crown Showdown』、出走13頭の三冠馬をご紹介して参ります。
1頭目 : サーバートン(Sir Barton)
・1916年生まれ 父・スターシュート
・単勝10番人気:21.0倍(20-1)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・6戦0勝(→31戦13勝)
(デビュー5連敗)
09/14 2着 フューチュリティS
・祖父アイシングラスは史上2頭目・無敗でのイギリス三冠馬。 しかし、2歳時は6戦して未勝利でした。
・半年ぶり、未勝利で挑んだケンタッキーダービーが、なんと自身初勝利!
・しかも、期待されていなかったのに4~5馬身の圧勝劇を続け、史上初のアメリカ三冠馬の栄冠に輝きます。
(当時は未だ三冠という認識が整備されていなかったため、後年「追贈」)
~ 初勝利から三冠馬へ、史上初の米三冠馬:サーバートン ~
鞍上は20世紀初頭の名手・J.ロフタス です。
2頭目:ギャラントフォックス(Gallant Fox)
・1927年生まれ 父・サーギャラハッドIII
・単勝10番人気:21.0倍(20-1)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・9戦4勝(→17戦11勝)
(2歳時:7戦2勝)
04/26 1着 ウッドメモリアルS
05/09 1着 プリークネスS
・先週開催されたプリークネスSも制して、距離延長で3連勝中。
~距離延長に不安なし、世界恐慌期の勇敢な狐が再び目覚めるか!?~
:ギャラントフォックス、鞍上はE.サンデ。
3頭目:オマハ(Omaha)
・1932年生まれ 父:ギャラントフォックス
・単勝10番人気:21.0倍(20-1)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・11戦2勝(→ 22勝9勝)
(2歳時:9戦1勝)
04/22 1着 一般競走
04/27 3着 ウッドメモリアルS
・史上2頭目の三冠馬ギャラントフォックスの息子で、アメリカ競馬史上初にして史上唯一「親子三冠馬」。
・アメリカ三冠達成した翌年には、イギリスに渡り、芝レースでも健闘。
~ 暴走機関車のごとき追い込みで、アメリカ・イギリス、芝ダート問わず!格言どおり「三冠馬は三冠馬から」 ~:オマハ、鞍上はW.サンダース
4頭目:ウォーアドミラル(War Admiral)
・1934年生まれ 父:マンノウォー
・単勝8番人気:9.0倍(8-1)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・8戦5勝(→ 26勝21勝)
(2歳時:6戦3勝)
04/13 1着 一般競走
04/24 1着 チェサピークS
・父は「20世紀最強」のマンノウォー。あの、シービスケットとのマッチ・レースは「世紀の対決」として映画でも描かれました。
~ 父・マンノウォー、好敵手・シービスケットの夢乗せバーチャル出走 ~
:ウォーアドミラル、鞍上はC.カートシンガーです。
5頭目:ワーラウェイ(Whirlaway)
・1938年生まれ 父:ブレニム
・単勝5番人気:7.0倍(6-1)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・24戦10勝(→ 60勝32勝)
(2歳時:17戦7勝)
04/24 2着 ブルーグラスS
04/29 2着 ダービートライアルS
・ケンタッキーダービーを8馬身差の圧勝。2分01秒4は、21年間破られなかったスーパーレコード。その後も戦い続け、史上初の50万ドルホースに。
~決して器用じゃないミスター・ロングテール、しかし、米四冠を達成したスピードは本物だ。旋風を巻き起こせ!~ :ワーラウェイ
6頭目:カウントフリート(Count Fleet)
・1940年生まれ 父:リーカウント
・単勝5番人気:7.0倍(6-1)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・17戦12勝(→ 21勝16勝)
(2歳時:15戦10勝)
04/13 1着 一般競走
04/17 1着 ウッドメモリアルS
・気性難・ゲート難で5度破れた2歳時は、驚異的なレコードを2回記録、最終戦では30馬身の圧勝劇。
・快勝続きで対戦相手の回避が続き、3頭立ての三冠最終戦・ベルモントSは、実に25馬身差の圧勝!しかし脚部故障で、このレースを最後に引退。
~ 戦時下の三冠馬は、“狂気と紙一重の天才” ~ :カウントフリート!
鞍上は、J.ロングデン。
7頭目:アソールト(Assault)
・1943年生まれ 父:ボールドベンチャー
・単勝10番人気:21.0倍(20-1)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・12戦4勝(→ 42勝18勝)
(2歳時:9戦2勝)
04/09 1着 フリーH
04/20 1着 ウッドメモリアルS
04/30 4着 ダービートライアルS
・幼駒時の事故で右前脚に慢性的脚部不安を背負うも、終戦翌年3冠馬に。
・健康面、レース時に順調さを欠くことが多かったが、生涯42戦。
~ 「足曲がりの彗星」が、終戦翌年の三冠戦線を襲撃する! ~
:アソールト、鞍上は生涯2度めのKダービー騎乗「W.マーテンズ」。
8頭目:サイテーション(Citation)
・1945年生まれ 父:ブルリー
・単勝2番人気:5.0倍(4-1)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・16戦14勝(→ 45勝32勝)
(2歳時:9戦8勝)
04/12 2着 チェサピークトライアル
04/17 1着 チェサピークS
04/27 1着 ダービートライアルS
・20世紀のアメリカ競馬記録を次々樹立。
「16連勝」「38戦連続連対(2着以内)」「史上初の100万ドルホース」
・「マンノウォー以来最も偉大な馬」という評価が与えられ、マンノウォーの愛称「ビッグ・レッド」にちなんで「ビッグ・サイ」と名付けられた。
~ 20世紀記録を樹立するサイテーションが70年ぶりのレース復帰、目指すはバーチャルケンタッキーダービーの表彰台! ~
:2番人気サイテーション、鞍上は三冠2度達成の名手・E.アーキャロ。
・サイテーションから四半世紀、アメリカ三冠馬は誕生しませんでした。
・そして1970年代を彩った、3頭の三冠馬を続いてご紹介いたしましょう。
9頭目:セクレタリアト(Secretariat)
・1970年生まれ 父:ボールドルーラー
・単勝1番人気:4.5倍(7-2)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・12戦7勝(→ 21勝16勝)
(2歳時:9戦5勝)
03/17 1着 ベイショアS
04/07 1着 ゴーサムS
04/21 3着 ウッドメモリアルS
・異名は「燃えるような赤毛」と称された馬体から「ビッグ・レッド」。
・この異名はアメリカ競馬史上屈指の名馬であるマンノウォーから世代を超えて受け継がれた。(by ウィキペディア)
・マンノウォーと並び称されるアメリカ競馬の二大巨頭の印象が定着。
・アメリカクラシック三冠レースすべてが「半世紀近く経った現在でも破れられることのないレコードタイム」での完勝。
・心臓が通常の2倍以上あり、競走能力の突出さの原動力の一つとされる。
・ネット上では「UMA」であるとか「リアルチート」と呼ばれるほど。
~アメリカ三冠馬・不動の1番人気、48年ぶりに自身の打ち立てたレコードタイム更新の時は来た!~ :セクレタリアト、鞍上はR.ターコットです。
10頭目:シアトルスルー(Seattle Slew)
・1974年生まれ 父:ボールドリーズニング
・単勝3番人気:6.0倍(5-1)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・6戦6勝(→ 17勝14勝)
(2歳時:3戦3勝)
03/09 1着 一般競走
03/26 1着 フラミンゴS
04/23 1着 ウッドメモリアルS
・史上初、無敗で三冠達成(41年後の2018年まで史上唯一の達成馬だった)
・ちなみに同世代に、日本ではマルゼンスキー、ヨーロッパではアレッジドやザミンストレルがいた。
~ 史上初の無敗三冠馬、時空を超えてセクレタリアトらに挑みます! ~
:3番人気、シアトルスルー、鞍上には J.クリュゲ。
11頭目:アファームド(Affirmed)
・1975年生まれ 父:イクスクルーシヴネイティヴ
・単勝3番人気:6.0倍(5-1)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・13戦11勝(→ 29勝22勝)
(2歳時:9戦7勝)
03/08 1着 一般競走
03/18 1着 サンフェリペS
04/02 1着 サンタアニタダービー
04/16 1着 ハリウッドダービー
・G1競走14勝を挙げ、ケルソの持っていた収得賞金の世界レコード更新。
・宿命のライバル「アリダー」とは、10戦して7勝3敗(降着1回あり)。
・根性の塊と評されることもあるほどの勝負根性で接戦を制し、三冠レースすべてでアリダーを2着に下しての三冠達成。
・前年に続き、史上初めて2年連続で三冠馬が誕生することとなった。
・アファームド、アリダー、スペクタキュラービッドなど、事実上も含めたマッチレースを始め、近い世代でのライバル対決でも幾多の物語を持つ。
~ 勝負根性なら誰にも負けない!20世紀最後の三冠馬 ~
:アファームド、鞍上は弱冠18歳(当時)のS.コーゼンです。
・1970年代に3頭誕生した三冠馬、しかしその後、21世紀に入るまで三冠馬は誕生しませんでした。実に37年ぶりに誕生した三冠馬、2010年代の2頭をご紹介しましょう!
12頭目:アメリカンファラオ(American Pharoah)
・2012年生まれ 父:パイオニアオブザナイル
・単勝5番人気:7.0倍(6-1)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・5戦4勝(→ 11勝9勝)
(2歳時:3戦2勝)
03/14 1着 レベルS
04/11 1着 アーカンソーダービー
・馬名については、アメリカンファラオとしたかったものの、電子登録で「Pharoah」(正しくはPharaoh)とスペルを間違えて申請してしまい、そのまま受理されてしまったという逸話が残る。
※話だけだと遥か昔のネタっぽいけど、電子登録でのミスというのが現代っぽくもありますなぁ。
・「アメリカンフェイロア」とか「アメリカンフェイロー」と表記する例もあり、日本語表記が固まらないまま引退した1頭。
・37年ぶり、21世紀初のアメリカ三冠馬。
・同馬は、アファームド引退後の1984年に創設された「ブリーダーズカップ・クラシック」も優勝し、史上初の“グランドスラム”を達成した。
~ 21世紀初の三冠ホース、アメリカ競馬の王に君臨する瞬間が来た! ~
:アメリカンファラオ、鞍上は日本でもお馴染みV・エスピノーザです。
13頭目:ジャスティファイ(Justify)
・2015年生まれ 父:スキャットダディ
・単勝9番人気:16.0倍(15-1)
《 ケンタッキーダービーまでの戦績 》
・3戦3勝(→ 6勝6勝)
02/18 1着 未勝利
03/11 1着 オプショナルクレーミング
04/07 1着 サンタアニタダービー
・3歳になってからデビューした馬としては1882年のアポロ以来、『アポロの呪い』と形容されるほど3歳デビュー勢が勝てていなかったケンタッキーダービーを優勝し、そのまま無敗の三冠馬に。
・無敗の三冠は1977年のシアトルスルー以来41年ぶりで史上2頭目の快挙。
秋はアメリカンファラオ同様、ブリーダーズカップ・クラシックを目指していたが、脚首の怪我を理由に引退。史上唯一、「6戦6勝」無敗で引退した三冠馬となった。
~ 史上2頭目の快挙を2つ掲げ、無敗こそ正義! 夢の7連勝目へ ~
:ジャスティファイ、鞍上は、50代でも衰え知らずM.スミスです。
・以上、アメリカクラシック三冠を達成した「13頭」による、夢のレース『バーチャルケンタッキーダービー』の本馬場入場でした。
・発走は、本来、「ケンタッキーダービー」が行われる予定でした、2020年5月2日17時45分です。
直前の単勝オッズ
アナウンサー
「それでは直前の単勝オッズです。」
1番人気 : 4.5倍(7-2) ③セクレタリアト
2番人気 : 5.0倍(4-1) ⑧サイテーション
3番人気 : 6.0倍(5-1) ①アファームド、⑤シアトルスルー
以下、単勝7倍で3頭が並んでいます。
また、勝ちタイムについても注目されます。歴代の上位タイムがこちら。
1位 : 1.59.40 1973 セクレタリアト
2位 : 1.59.97 2001 モナーコス
3位 : 2.00.00 1964 ノーザンダンサー
4位 : 2.00.20 1985 スペンドアバック
5位 : 2.00.40 1962 ディサイドリー
上位5頭の中で唯一出走しているのがセクレタリアトということもあって、47年ぶりのレコードタイム更新なるか、という所にも注目が集まります。
果たして、2分を切る好タイムが出るのでありましょうか。
さあ、いよいよ「夢のレース」が始まります。
『The Kentucky Derby: Triple Crown Showdown!』
バーチャル ケンタッキーダービーの発走です。
「バーチャルケンタッキーダービー」発走!
《 出馬表・ゲート番 》
① 1978 アファームド 勝負根性でアリダーを3度下す
② 1946 アソールト 足曲がりの彗星
③ 1973 セクレタリアト ベルモントS 31馬身差圧勝
④ 1919 サーバートン 史上初の三冠馬(追贈)
⑤ 1977 シアトルスルー 史上初の無敗三冠馬
⑥ 2015 アメリカンファラオ 21世紀初三冠&グランドスラム
⑦ 1930 ギャラントフォックス 親子三冠馬の父
⑧ 1948 サイテーション 20世紀最長の16連勝
⑨ 1937 ウォーアドミラル シービスケットと世紀の対決
⑩ 1941 ワーラウェイ ミスター・ロングテール
⑪ 1943 カウントフリート 狂気と紙一重の天才
⑫ 2018 ジャスティファイ 6戦無敗のまま引退
⑬ 1935 オマハ 親子三冠馬の息子
・結果はぜひ、皆さんの目でお楽しみ頂ければと思います。
・1頭1頭の特徴を把握するだけでも「バーチャルケンタッキーダービー」の面白さが増すのではないかと思います。
・結果をすでにご存知の方もそうでない方も、「アメリカ三冠馬」を振り返りたくなったら、この記事でご確認頂ければ幸いですね。
おわりに
・どういうデータに基づいていたのか、何回かシミュレーションしたら結果はどうなるのかなど興味は尽きない『バーチャルケンタッキーダービー』。
・日本の三冠馬7頭以上にインパクトの強い13頭だからこそ、これだけ手に汗握る最後の直線の攻防となったのでありましょう。
・新型コロナウイルスの被害が最も酷いアメリカの競馬ファンに「#stayhome」を呼びかけるチャリティ企画であるとともに、まさにファンの夢を現実のものとする企画の熱量を感じ取ることが出来ました。
(日本でやったら、また別のものになりそうな気がしますね。)
・ひとまず、秋に予定されている現実のケンタッキーダービーが開催され、ケンタッキーダービーとアメリカクラシック三冠の歴史に新たな1ページがまた刻まれることを日本から願いつつ、この記事を終わります。
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