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yenta がつくりだす偶発的な出会い ~出会いが気づかせてくれた、自分の幸せ~

yenta で多くの出会いと気づきを得て、自分が大切にしたい価値観ややりたいことが見えた、Bizmates 株式会社の胡 喬太さん。胡さんの出会いがどのようなものだったのか、お聞きするなかで見えてきたのは、yenta がつくりだす偶発的な人の出会いでした。


「最近、顔が暗い」と人から言われるほど、気持ちが落ちていた

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イェンタさん:
胡さんが yenta  を使われる前は、どのような心境でしたか?

胡さん:
人間関係に悩んでいた時期でした。同僚からよく悩み相談をされていたんですが、不満などのネガティブな話を聞き続けるうちに段々と心が疲れていってしまいました。同じ会社で働いていて、頼られる以上、全てに耳を傾けなくてはならないと思っていました。

イェンタさん:
その際に、yenta を使い始めるきっかけはあったんですか?

胡さん:
外部の人に会いたい・話したいと急に思ったんです。それまで自分のネットワークが家族と会社の人だけで、限定的だと気づきました。もともと知らない人とお会いすることに抵抗はありましたが、facebook か web サイトで yenta を見て、 ビジネス色のあるマッチングやブランドカラーから良いイメージを持ちました。

イェンタさん:
もともと知らない人とお会いすることに抵抗があったんですね。yenta を見つけた際は、人との出会いをどのように求めていたんですか?

胡さん:
本能的にだと思います。自分自身が回復するため、やりたいことを探すためにも、これまでの生活圏内に答えはないと感じました。今でこそ笑い話ですが、私に悩み相談をしていた同僚から、「最近、顔が暗いから心理カウンセラーに会ってみたら?」と提案を受ける程、気持ちが落ちていたんだと思います(笑)。その際、心理カウンセリングを少し探してみましたが、当時はちょっと話を聞いてもらう程度の軽い相談をするほど、心理カウンセリングが身近な印象ではなかったため行動には至りませんでした。

出会いがきっかけとなった内省で、見つかった自分の価値観

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イェンタさん:
yenta を通して最初にお会いされた方の影響は大きかったんですよね?

胡さん:
はい。偶然ですが、心理カウンセリングのお仕事をされている自営業の方とマッチングし、お会いすることになりました。その際、企業研修で開催されている本当にやりたいことを見つける自己理解のワークショップについてお話しいただきました。帰宅後、教えていただいた内容を思い出しながら自分で実践してみて、自分の価値観に気づくことができました。

イェンタさん:
どのようなステップを踏んで、どのような価値観に気づきましたか?

胡さん:
自分が小さい頃に好きだったもの、楽しかったものを思い出して、全て紙に書き出します。その紙に書かれているコト同士を、どちらが大事か比べて取捨選択し、最後に残ったものが一番大事な価値観だそうです。その際、私の中で最後に残った価値観は「自分が作ったのもので、いいものができた、頑張ったと思えるコト」でした。お恥ずかしい話ですが、私は子供時代に母親にあまり褒めてもらえず、褒めてもらうために期待に応えなければならないという強い固定観念があり、大人になるにつれてそれが、会社や世間など、周りの期待に応えなければならないという想いへと変化し、その意識が自分を苦しめているのだと気づきました。本当は自分自身を認めて、満足したい想いがあったのです。

イェンタさん:
ご自身が大事にしたい価値観に気づくことができたということですね。その後はどのような行動を取られたのですか?

胡さん:
引き続き yenta でお会いして、考え方や生き方など様々な話を聞きました。お話ししている中で、自分が何を考えているか気づかされることもあるし、自分が持っていない観点を与えてもらえるなど自分の内省につながるんです。お1人につき1観点をいただいたと思っています。そしてそれは自分の成長につながりました。

イェンタさん:
他に印象的な出会いはありましたか?

胡さん:
企業家の方と外国人大学院生の方との出会いは印象的でした。お金が欲しい、周りが起業していたという軽い気持ちで始めたが、事業をやっているうちに方向性が見えたというお話しが多く、やりたいことは試行錯誤していくうちにだんだん気づいていくものなのだと思いました。今いる環境でとにかく目の前のことをがんばることで考えることを放棄して、なかなか幸せにならないのを環境のせいにしていたと思いました。

イェンタさん:
大学院生の方とはどのような出会いだったんですか?

胡さん:
その時には既に心に余裕ができた状態だったので、なんとなく人助けをしたいと思っていたのかもしれません。個人的なつながりで外国人大学院生の知り合いが何人かいるのですが、彼らは皆日本人との交友関係がなかなかできないという課題を持っていました。そこで、 yenta で知り合った大学院生の方と彼らを会わせてみたら面白いのでは?と思いました。こうした、人をつなげようという活動は今まで一度もしたことがなかったのですが、高尾山登山を企画して、誘ったら、「行きます!」と答えてくれました。yenta で人と会うことで、自分に人をつなぐことができることも学ぶことができました。出会いが生んでくれた気づきでした。

社会のレールから、個を解き放つ

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イェンタさん:
胡さんが不安感を感じられていた際、何に悩まれていたのですか?

胡さん:
30年以上生きてきて、自分は社会の模範的なレールに合わないと、薄々感じていました。しかし「家族もいるし」など何かと理由をつけて、レールから外れようとしない自分もいました。本当にこれが自分の幸せか、自問していました。その中で、自分が得意なことと好きなことは必ずしも同じではないことに気づきました。

イェンタさん:
興味深いですね。もう少し詳しくお聞かせください。

胡さん:
自分が得意なことは、周りの期待にも応えられて自分も気が良くなるし、お金にもなります。でもそればかりやり続けると、得意なのでお金が増えて、生活水準が上がり、うまくいけばいく程、社会のレールから降りづらくなっていきます。違和感を感じた際に抜け出しにくくなり、首を傾げながら仕事をすることになってしまいます。社会の価値観という他人が作ったレールに乗るのは楽ですし、それに乗ってさえいれば生活面では決してひどいことにはなりません。だけどそれは自分の人生を考えていないことになると思っています。個体として自分の価値観を認め、他人の価値観も理解した上で本当はどうしたいのかと考えながら生きたいと思いました。

イェンタさん:
ご自身の課題解決に yenta は役に立ったと思いますか?

胡さん:
yenta を通していろいろな方にお会いして、結果的に、プラン A しかなかった自分の人生に、プラン B、C、D を考えることができるようになりました。またどのプランが絶対というわけではなく、自分が考える理想的な生き方に繋がることも学びました。去年から宗教を重んじる外国の方と接する機会が増えたのですが、彼らと親しくなるにつれて、彼らも宗教と実世界の間に違和感を感じていることがわかりました。それは周りの価値観・期待を自分の価値観と捉えてしまうからだと思います。私は信仰している宗教はないのですが、社会から与えられた価値観に沿う生き方をしようとして苦しんでいた自分は、彼らと似た悩みを持っていたんだなと思いました。

イェンタさん:
世界共通の課題なんですね。実際にお話をされてみて、相手やご自身の中で変化はありましたか?

胡さん:
彼らに、今の自分の考えが、自分の価値観によるものなのか、親や宗教によって与えられた価値観によるものなのか考えてみては、と提案してみました。すると後日、宗教の価値観という殻を破ってしまうような行動を起こしたんです。そのことを報告しに来てくれた時、彼らは見たこともない笑顔だったんです。本人たちが自分で考えて、行動して、自分が生きる世界を変えることができたと思えた瞬間でした。自分のポテンシャルを自分の力で拡げる彼らの姿を目の当たりにして、大変勇気をもらいました。yenta に限らず、出会いによって心が解放されるのを実感したり目の当たりにしたりすることに充足感を感じています。

まだ使ってない人へのメッセージ

イェンタさん:
まだ使ってない人へのメッセージはありますか?

胡さん:
自分は相談される側の立場であることが多かったのですが、仕事や家庭の関係者だとしがらみがあった為、中々話せず、頼ることのできる人はいませんでした。 yenta は本能的に出会いたいと思っている人が多く、仕事の話よりも自分の考えを共有する場なんだと思います。悩んでて相談できる相手がいない、閉塞感を感じる人は絶対に使ってみるといいと思います。何かに行き詰まったら人に会う。もちろん相談だけじゃなくて、フレッシュな情報とも出会えます。何時間も話をしていると相手が言い淀むタイミングがあるのですが、それはまだ考えが整理されていない、その方の最先端のアイデアなんです。

イェンタさん:
他にも yenta ならではの良さはありますか?

胡さん:
yenta は話題の切り口を自分で決められるところがいいですね。興味のあること、話したいことが話せます。交流会だとそのテーマに沿った話題になってしまいますが、yenta では完全に自分次第です。

胡さんの yenta の使い方

胡さんのこれまでのマッチング数、興味ありされている人数

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yenta はどのような目的で使っていますか?

胡さん:
最初は起業家など、自分にない経験を持っている人にお会いしました。今は若い人に会いたいですね。若い人に会うことも yenta じゃないとできないことでした。若い人との価値観には自分と違うところも多いので、それを知りたかいです。定性的な意見として、ニーズヒアリングやサービス企画に生き、仕事にも役立ってもいます。

どのような人を右スワイプ (マッチしたい) しますか?どのくらいの確率で右スワイプしますか?

胡さん:
以前は “心理カウンセリング“や所属会社名などキーワードを見ていましたが、今は若い人に会いたいので年齢層を見ています。右スワイプは多いときは 2 ~ 3 人です。

マッチングした後はどんなアクションをしてますか?

胡さん:
メッセージを送っています。何かしら会いたい・興味を持った理由を伝えています。場所は相手に合わせて、カフェでお会いしてます。

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