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乳がんになったら読むブログ#4 がん特約を解約していた

今年1月、保険の見直しで医療保険に付けていたがん特約を外した。

日頃から家計運用や投資など、お金周りの情報収集は「両学長」のコンテンツを参考にしている。
自分自身もFP2級の資格を持っていて、お金には関心が高い方だと思う。

お金を「無駄」に遣いたくないので、定期的に家計の見直しをしている。
スマホもSIMフリーで格安スマホを使っているし、家のネット回線も余分なオプションがついたり期間縛りのない「マネーフォワード光」を契約している。
海外ドラマや推しのYouTubeをよく観るので、netflixやYouTubeプレミアムなどの動画配信サービスは必要経費として使っているけど、使わない月は都度休止するなど、
「何となく契約していて毎月地味にお金が出ていってる」という無関心状態にならないようにしている。

家計管理の中でも「保険」は最たる見直し対象になる。
私はシングルマザーで一家の大黒柱なので、私が死んだら子どもが経済的に困る。
なので掛け捨ての生命保険に加入している。
万が一自分が死んだ時に、いくら残れば子どもが社会に出るまで困らないかのお金を計算して、その金額が賄えるだけの生命保険に入っている。
この生命保険は必要なものなので良い。

難しいのは医療保険。
私は、入院したときに日額5000円の給付金が支給される基本的な医療保険に、女性特有の病気で入院した場合、更に5000円給付されるものに加入している。
1月まではそれに、特約でがん特約を付帯していた。
がんになったら一時金として50万が給付されるもの。

1月にその特約を解約していた。

もし癌にがんになったら、医療費は貯金で賄えるだけの備えはある。
日本には高額療養制度もある。
「保険は起こる確率が低くて、起こったとこに損失が大きいものに掛けるもの。自動車での人身事故のように」という両学長の教えに賛同していた。

どこかで、自分はがんにならないと思っていたのだと思う。

まさか、それから3ヶ月ほどで...

今の生命保険の保障内容を調べまくった。
入院や手術をすれば多少の保険金がおりる。でも、通院なら何の保障もない。
今どきの病気療養は長期入院することはほぼなく、通院がメイン。
がん治療もそうだろうということは予想がついた。
通院保障のある保険はないか調べまくった。
今から入れるがん保険はないか調べまくった。

あるわけがなかった。

どの保険も基本的に加入してから90日の待機期間がある。
「待機期間なし」と謳ってる保険でも、営業マンとの面談の上審査となるので、手続きが間に合わない。
もうすぐがん告知をされるかもしれない私が今からは入れる保険はなかった。

保険に頼ることはできないとわかり、無駄な抵抗をやめた。

「もし癌にがんになったら、医療費は貯金で賄えるだけの備えはある。」
そう思っていたはずなのに、いざとなると、悔しい。

「あと3ヶ月解約するのが遅ければ50万もらえていたのにな」そればかり考えしまう。
確かに貯蓄で賄えるのだけど、子どもの進学や、海外旅行や、自分の豊かな老後に向けて大切に大切に貯めているお金が、「がん」のせいで減るのは悔しいかった。

私みたいなタイプは、やはりがん保険に入っておくべきなんだな。と思った。
月々1000円ちょっとの特約をつけていたって、家計的に痛くも痒くもなかった。
いざというときなこんな思いをしなくて済むなら、3000円払っていたってお釣りが来たよな。と思ってしまう。

お金のことは、今でも心配ごとの中心にある。
がん治療が終わったら、もう一度家計の見直しをしてライフプランを練り直そうと思う。

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