乳がんになったら読むブログ#3 細胞診結果
細胞診の結果待ちをしていた週末、子どもと推している大好きなグループの東京ドームライブに行った。
約半年前から楽しみにしていた日。
子どもにライブのグッズTシャツを着せ、2人でペンライトを持って参戦。
子どもは手製のうちわも持参。
ライブ冒頭、メンバーの1人が「今日が人生最後の日だと思って楽しめ!」と叫んだ。
「私の場合、正真正銘の『人生最後の日』がもうすぐ来るかもしれないんだよな。比喩超えちゃってるじゃない」なんて自虐的なことを一瞬考えていた。
が、そんなことを考えたのは一瞬で、検査結果待ちのことなど忘れるほどライブに集中して楽しんだ。夢のような時間だった。
検査から5日後の4月22日(月)、仕事中に病院から電話がくる。
「結果は5段階評価になります。2箇所細胞を採って、3と3bという結果でした。やはり『疑い』がある。細胞を採る検査にきて」とのこと。
「念の為確認ですが、疑いというのは、悪性の疑いということですか?」
「そうです。乳がんの疑いです」
「歯医者の麻酔で具合が悪くなることは?」
「ないです」
「なるべく車は運転しないで来てください」
「わかりました」
そんな会話をして、次の予約をして電話を切った。
この辺から、いよいよ乳がんかもしれないぞ、という思いが強まってきた。
一番最初に頭をよぎったのは「あ、保険、この前がん特約外したよな...」だった。
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