小説版出張編集部に行ったらめちゃくちゃ勉強になった話!!レポ

*BL二次創作の話をしています
※この記事は2022年9月に書いたものですが、時折更新・編集しております。(最新2022年12月14日)

【概要】
このレポートは小説版の出張編集部について書いています。今回の講評ではエクレア文庫様のみにお願いをしております。また、お願いした本は二次創作のBL小説です。エクレア文庫様の講評方法は、小説本は持ち帰り、後日講評シートをPDFで送って頂くという形です。講評シートでは「五段階評価」と「良い点と改善点」の記述をそれぞれしていただけました。後述していますが、私が今回お願いしたのはエクレア文庫様1社のみです。そのため、それ以外の編集部様についての詳細は分かりませんので、ご了承ください。

このレポートを書いたきっかけ

小説版出張編集部に行ってきた(*正確に言うと講評が帰ってきた)私。
それがとても楽しかった&勉強になりました。しかし、Twitterで小説版の出張編集部について検索をしてみると、出張編集部で漫画があることは有名ですが、「小説版もあればいいのにな~」と言っている方をちらほらと見かけました。
そのため、今回のレポートでは、「小説の出張編集部あるよ~~!」というアピールと、小説版の出張編集部が気になる方にむけて、「こんな感じだったよ~!」というレポートを書いていくことにします。

そもそも出張編集部ってなに?という方はこちらなどを読んでください。
(リンクは漫画向けですが、小説も大して変わらないんじゃないかなと勝手に思ってます)

私が編集部へ行くまで

――去年の5月頃。
仲の良いフォロワーさんが出張編集部に行ったという話を聞きました。その方は絵師だったため、話を聞きながら「私も行きたいな~、でも字書きだしな~。小説用の出張編集部あったらよかったのにな~……」と当時は思うだけ&ちょうど同人活動をお休みしていた時だけだったので話を聞くだけで終わりました。

そんなことをずっと忘れていた私は、今年の3月に久しぶりに版権作品にドはまりしてしまい、その熱量が抑えられねえ!!!と本を出すことにしました。炎炎ノ消防隊、おすすめですよ。書いた。文庫本222頁くらい。

で、書いたときに、今までの字書き人生で一番納得できたものが書けた気がして、尚且つ今までで一番の大作になり気分は有頂天になり。自分の実力がどのくらい上がったか知りたい!!という承認欲求の塊みたいになりました。そして、その時にふと、去年のことを思い出して、小説版の出張編集部がないかな~?と淡い期待を抱いて調べました。あった。小説を取り扱ってくれる出張編集部が。しかも、私がサークル参加する予定のイベントに。もうこれは運命だと思い、出張編集部へ行くことを決めました。

イベント当日

――2022年6月26日。
 赤ブーブー様主催のTOKYO FES June.2022 にて。

今回小説を読んでくださったのはエクレア文庫様です。また、リンクに貼らせていただいた通り、二次創作も読んでくださるとのことでしたので、お願いしました。講評をして貰う小説は編集部様の持ち帰りとなります。
なお、今回のイベントで小説を扱ってくださったのはエクレア文庫様のみでしたので、お願いしたのも一社だけでした。

申し込み方法としては、申し込み用紙を記入しました。
用紙については、連絡先のほかに、

  • 講評の「甘口」「中辛」「辛口」

  • 「デビュー希望」「技術向上(アドバイス)」

などを選択しました。(上のデビュー云々は詳細については記憶が曖昧なため、こんな感じのものが書いてあったということにしてください)

今回の私はデビュー希望ではなかったため、「技術の向上」に。そして、講評の程度についてはせっかくならばと「辛口」にしました。

「講評に関しては2~3ヶ月後、記入していただいたメールアドレスに送らせていただきますね~」
とのことでしたので、申込用紙と講評をお願いしたい本を預けてその日は終わりました。
※「持ち帰り」なので、預けた本は帰ってきません。そこは予め注意してください!

講評届いたよ~~!!

本を預けて数週間はずっとそわそわしていましたが、気が付くとそんなこともあったなあと思うくらいになっていた、2022年9月14日。大体3カ月弱ぐらい。記入していたメールアドレスへ届きました。


*2022年9月18日追記(いただいた講評についてですが、9月16日時点で編集部様にて連絡を取らせていただき、レポートに載せてよいという許可をいただいております。)
*2022年12月14日追記(連絡を頂いたわけではないのですが、12月講評分より、講評シートをSNS上にあげないようにという文面が明記されたとのことですので、このnoteでも削除致します。)

原文はPDFファイルにて送られます。
講評シートには自分の作品が基準に沿ってどのくらいか段階的に評価するものと、作品の良かった点、改善点を記述式で評価をしていただけました。

ちなみに、お願いした本はこれです。
講評を読んでいくと、まずしっかりと作品を読み込んでくださっているなと感じることが多く(当たり前ではあるが)、同時に原作で重要な点となる『焔ビト』についても触れてくださり、「この方(講評してくれた方)……、原作(炎炎ノ消防隊)を知っているな……!?」と思い、とても、とても、うれしかったです。炎炎ノ消防隊はいいぞ。

また、「改善点」については納得できるものが多くて、これからの執筆活動にとても役に立ちそうでありがたいと感じました。講評シートを読んでいただくと分かると思いますが、推敲や校正の大切さをとても学びました。いつも、推敲・校正はしておりますが、とても苦手な工程なので、克服したい……!とより一層思うようになりました。ありがとうございます。自分の作品がこれからもっといいものになってしまうなんて。最高。頑張ります。

なによりも「よかった点」で、人物描写を今まで苦手だと感じており、描写の研究をしていました。そのため、人物描写の部分を褒めてくださったのが、自信に繋がり、モチベーションが上がりました。ありがとうございます。
また、「辛口」を所望したため、ズッタボロにされるのを覚悟していたのですが、思っていた以上に褒めてくださったため、「辛口」ってこんな、褒めてくださるの……⁉となりました。丁寧に、そして具体的な改善点の提案だったため、分かりやすかったです。

今回、頂いた講評の内容についての問い合わせなどはできませんでした。また、対面ではないため、例えば自分から「〇〇について悩んでいるんですけど」と言ったことも今回聞くことができませんでした。
ですが、そもそも小説をその場で読んで、アドバイスをしてもらうというのは小説の性質上合わないと個人的には思っているため、問題はありませんでした。

おわりに

改めて、今回私が出張編集部でお願いしたのはエクレア文庫様のみです。
また、BLを受け付けてくれたこと、二次創作を受け付けてくれたこと、本が持ち帰りであること、そして講評シートなどの作成については恐らくエクレア文庫様独自のやり方だと思います。そのため、ほかの企業様でも小説を読んでくださるところもあると思いますが、ほかの企業様は今回の方法とは違うかもしれません。そのため、出張編集部へ持ち込みをする前に、ご自身で必ず確認をしてください。
(検索してみたら対面で見てくださるところもあるみたい?です!ただ、私はお願いしたことがないので詳しくは分かりません!)

また、現状、小説版の出張編集部は毎回各イベントに出ているわけではありません。小説を扱ってくださる編集部様の参加頻度はまだまだとても少ないと思います。加えて、出張編集部では漫画同様、レーベルによって作風や作品傾向の合う合わないなどもあると思いますので、事前にCOMIC CITY 出張編集部公式Twitterアカウントなどを確認してから本の持ち込みをすると良いと思います。



最後に、講評をしてくださったエクレア文庫様にお礼の気持ちも込めてこちらのレポートを作成させていただきました。今回は本当にありがとうございました。これからの創作活動により一層力を込めて、楽しく書いていきたいと思います。

このレポートがどなたかの助けになればうれしいなと思います。

追記:2022年9月17日

たくさんの閲覧に反応ありがとうございます。
多くの方がこちらのレポートを読んでくださり、有難く思います。

反応などを見させていただくと、小説版の出張編集部があることに驚かれている方もやはり多くて、今回このようにレポートを書いて良かったなぁと思いました。

また、何度も書いていることですが、小説の出張編集部はお願い出来る機会は本当に少ないです。そのため、これをきっかけに編集部に参加される方が増えて、需要が伝わり、講評をして頂く機会が増えると素敵だなぁと思います。

それでは。

追記:2022年9月18日講評の公開について

講評のシートの直後にも追記させていただきましたが、今回の講評シートの公開は編集部様へそのまま載せてよいという許可をいただいております。
ただし、こちらは電話で問い合わせたものであるため、書面での証明などは難しく、やや信ぴょう性に欠けてしまい申し訳ございません。

また、今回は公開を許可していただけましたが、他編集部様の講評や、次回以降の講評を公開してよいかなどは、私の範疇には及びませんので、ご自身で確認する必要があると思います。

想像よりも多くの方に読んでいただいているため、なにかとご不安にさせてしまうことがあるかもしれません。そのため、もしなにか問題が発生した際には早急に記事を取り下げます。

よろしくお願いいたします。

追記:2022年12月14日講評シートの非公開について

記事内でも書きましたが、12月に送付された講評分より、講評シートをSNS等で公開することが禁止となったという話をお見かけしましたので、こちらのnoteでも、対象外ではありますが、非公開とさせて頂きます。
この判断はnote執筆者である柚黄独自の判断ですので、この一連について、講評をして下さったエクレア文庫様は一切関係がありません。

元々この記事は、小説の出張編集部があるよ~!すごく良かったよ~!という宣伝と、もっと小説版出張編集部増えろ!という欲望の吐き出しを目的に書き始めたものですので、なるべくこの記事は長く残しておきたいと思っております。少しでもこの記事がどなたかの助けになりますように。

よろしくお願い致します。

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