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日記の魔力

日記の魔力
2004年8月20日
表三郎

昨年の年末から書くことの技術をあげようと色々な本を読んできました
その中でこの本に出会い
何か変えるきっかけになるのではと日記を書くことにしました

日記を書く方法や日記の効果が書いてあって
とても自分のためにもなったので記録しておきたいと思います


今まで日記を書いたことがあるか?

書いたことはあるけど、続かなかった
そして目的を意識したり
効果を実感したり、しなかったからそれは続かなかったのだと思います
この本を読んでみて
書く方法やその効果について学べたから続けていけそうです

この本は一言でいうと

日記を書くことで人生に大きな影響を及ぼしてくれるということを教えてくれる本です

日記を書く方法

行ったことを客観的に書く

淡々と行ったことを書くようにします。起きた時間、起きてからやったこと、食べたもの、出勤方法、仕事内容、休憩時間のこと、読んだ本、見た動画、勉強した内容、寝る前の行動
24時間やったことを書く必要はないけど、今必要だと思うことを書く。そして書かなくなったことは今気にかけていないことかもしれないし、今後は書くことになるかもしれない。

感想は書かない

やったことに対する感想は書かない方が良いです。感想を書こうとすると内容や表現にこだわりが出て、上手く書こうとしてしまい、挫折の原因になってしまうから。淡々とやったことを書いていくことが大切。逆に言えばこう考えたからこういう行動をした
っていう形はありなんじゃないかと思う

反省を書かない

反省を書いてしまうと、日記が後ろ向きになり読み返すのも嫌になるからもし書くとしたら前向きに次はこうしようというように明日につながるように書き留めること

うまく書こうとしない

感想を書かないのところでも書きましたが、上手く書こうとすると続かなくなってしまうし、自分しか読まないものだから上手く書けなくてもいいんです。続けることが大切。

行動を管理する

時間を必ず正確に書くようにする。何時に何をやった、行動を管理して読み返した時今の行動と比較したり検討する材料になるから時間は大切。場所も必ず正確に書くようにすると、場所を思い出して他の記憶も蘇るからです。日記に書いてなくてもあの場所で何をやったかを思い出せれば、その時感じたことなども思い出せます

パソコンで書く

パソコンで書くことによってキーワード検索や漢字の変換機能、辞書機能を使って、書く時間を短縮できます。そのことによって、より内容の濃い日記を短い時間で書けるようになり継続もしやすくなります。もちろんこれはタイピングの速さも大切な要素だなと感じます。
初めは手書きでもいいんじゃないかとも思えます。だってタイピングが遅くて日記を書くのが辛いんじゃ継続できないですもんね。
僕は家ではMacBook、職場ではiPadを使ってメモアプリを同期させて1週間毎に新しいメモを作ってます。まだ2週間しか経ってないけど継続できてます。

効果

未来と今の距離を縮める

最近読んだ本でも未来に対する考え方と今に集中するっていう内容がありました。ぼんやりとした不安を解消するには今に集中して未来を近づけるという内容です。
まさに日記をつけることもその解決手段の一つになると書いてあります。今日1日を記録する、それを継続させる。そしてそれを読み返す。今と過去を比べ評価する。その中で未来に対してできることや次やるべきことが見えてくる。見えてきたやるべきことを今やる。だから未来が近づく。
今に集中してその行動を振り返れば課題が抽出されて、目標が見えてきて、その目標のために今を頑張ると、その目標の解答度が上がってくる。
そして今の延長線上に未来が見えて来るんですね。素晴らしい効果だと思います。

書いていると文章が上手くなる

2週間書いてみて自分なりのフォーマットを身につけたというか、洗練されてきました。
何時に起きて、どんな気分で、朝から感謝して
散歩して、朝食や家の掃除をして
自分の行動に安定感があると日記も書きやすい
書きやすいからその行動をとる、良い行動がルーティン化する。
そして記していく内容がパターン化していくことで読みやすくなる。
でも実際12月27日から書いているけどまだまだ伸び代しかないと感じています。

記憶力がよくなる

このことに関してはまだ実感してないけどこれから実感するのかもしれないし、40歳になった今、自分の記憶の弱さを自覚することもあるのでこの効果に期待したいところです。
1日を振り返るにあたって、まず思い出すという作業があるからそこで記憶の引き出しを開けたりする作業が必要になって記憶力の向上につながるし、書き記すことで書いた内容を記憶することもできる。
日記を書くことで脳の活性化することは十分に考えられますね。

目標達成に近づく

未来と今を近づける効果があると同じような気もしますが
目標を紙に書くことは目標達成に効果があるということです
逆に、紙に書くほど達成を望んでいるという認識で
何回も何回も日記に目標を書くことによって自分の生活の中でも常に意識できるので達成に近づくのではないでしょうか。
続けることってやっぱり大切なんだと実感します

日記を書き続けた先に待っているもの

ここは著者の言語化がすごいなと思ったところを引用します

情報が増え、問いが熟成されていくと、徐々に情報がつながっていく。あ、これとこれがつながっている。つながっているからこうなるのだ。そうした気づきが私にとっては、すごくうれしいし楽しい。

これは僕が大学時代、生理学研究室に所属していた時、当時お世話になった教授に同じようなことを教えていただきました。
学問というのは突き詰めれば突き詰めるほど他の学問とつながっているもの。深い知識が必要になる時、他の分野の知識も必ず必要になって同じように繋がってくる。そんな風に言われたことはずっと記憶に残っていて、こういう読書体験でも生き生きと記憶が蘇る。これこそ情報がつながることだし、その気づきを実感したのが楽しいと思えました。

記憶しておく必要のあるものは記録しておく。何がどこにあるのかさえ忘れなければよい。すべては日記にある。その安心感があるから私は脳を思う存分使うことができる。

これは覚えておく必要のないものは覚えなくていい。っていう今の仕事のスタンスとも似ています。法令集に書いてあることを覚えるんじゃなくてどこに何が書いてあって、どんな時にその法令にあたればいいか思い出せればいいってこと。
また脳のリソースを開けて、自分のメモリーを確保するという意味でも大切なんだと思います。思い出さなきゃいけないことを減らすことでエネルギーの無駄遣いをしないようにしよう。

まとめ

  • 日記を書いて今と未来の距離を縮めよう

  • 上手く書けなくてもいいから行動管理のつもりで書き続けよう

  • 書いていれば文章は上達するでしょう

  • 記憶力向上が期待できるでしょう

  • 目標達成に近づくでしょう

まだまだ効果は実感できていないけど
ノートの更新も日記の効果なのかと思います
時間を管理できるようになっているし忙しい時こそ日記の効果が出るようです
自分が楽しいと思える
情報の点と点がつながって、線になって、面になる感覚が気持ちいいような楽しいような。
もちろん同じような内容の本を読んでいるからそうなるのは当然かもしれないけど、自分の中に落ちてくる感覚が得られているのは日記や読書のまとめの効果なんだと実感しています。
あと、2週間続けてみて今度はどんなことが変わったか書こうと思います。
読んで下さりありがとうございました。

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