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飛び出す自分を肯定してくれる本

GO OUT というタイトルを見て
アウトドア系のファッション雑誌を思い浮かべる人がいるかもしれませんが
今回読んだ本は
今のわたしの立ち位置を確認させてくれた本だったので
アウトプットしておきたいと思います

この本は一言でいうと
自分の人生の舵きりのためにコンフォートゾーンから外に出ることを後押ししてくれる本です

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消防職員としての人生から抜け出すことになった今のわたしにとって
とても心地よい読後感がありました

それは今の現状にしがみつくことなく
自分で環境を選択できたことを認めてもらった気がしたからです

人生100年時代、目指すのは「飛び出す人」

この本でも複数回登場する著書
「ライフシフト」という本は
わたしも数年前に読んで
その影響で今現在に至っています

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働き方や生き方が今までと大きく異なってくることを教えてくれる本ですが
そこからわたしが学んだことは
学ぶスタイルや
働き方の考え方
人生についての捉え方をアップデートしていく必要があることです

そしてこのGO OUTの中では
「探索」という言葉がキーワードになっています
ライフシフトの中にも同様に「探索」を表現する内容が記載されています

外に出て「探索」することで深さを増していく
そのためにはどうすれば良いでしょうか

T型人材の原型「両利き経営」の考え方とは

「探索」と「深化」が高次元でバランスしている状態が両利きである

「探索」はリスクを伴いコストがかかる
「深化」はリスクとコストは探索よりかからず、効果を実感できる
そして「深化」によって成功を実感してしまうと
ますます深化を重視し、探索を遠ざけることにつながります

わたしのことに置き換えてみると
消防の仕事を16年続けて
それなりに幅広く業務に携わって来ました
それは救急だけでなく
もちろん火災対応、救助対応
火災予防についても一つ一つ「深化」させてきました
ある一定のレベルに達し、今できることはやり尽くしたとまでは
言えませんが
それでも満足するレベルに達したと考えています

そして「探索」に移行した今回の転職
消防の仕事を辞めるリスクを取りました

そうして次の仕事を「深化」させていくことが
今後の目標となります

個人のキャリアにとっても探索と深化は必要

「コンフォートゾーン」を快適な居心地のいい空間
「深化」をしていくにはコンフォートゾーンに留まっていても可能なのです

しかし「探索」するには
「コンフォートゾーン」から抜け出さなければなりません

今の時代、緩い角度の成長は意味をなさなくなることがあります

引用した部分のとおり
わたしもそのように感じていて
今の仕事がぬるく、緩く感じてしまっているなら
居心地はいいものの
ぬるま湯に浸かっているみたい
物足りなさを感じていたわけです

「ラーニングゾーン」「パニックゾーン」
GO OUT するべく今回の転職に至ったわけです

深化思考の圧力が、探索する機会と熱意を奪う

「深化」を大前提に考えつつ
「探索」の旅に出ることが価値を高め、評価される時代に変わった

それはそれとして
しっかり準備をしていなければ
いきなり外に出ることなんてリスクしかないんですよね

かといって外に出る準備ってなんだろうってことなんですけど
わたしの場合は
今の仕事の延長とは行かないものの
仕事を通して感じていた社会的な問題や課題に触れて
少し解決することができるかもしれない
じゃあどうすればいいか
っていうようなことを考えつつ仕事をしていました
今自分に必要なことと
今社会に必要なことはなんなのかっていうことを
頭の片隅に置いておくだけで
アンテナとして働きちょっとした出来事や情報が自分の中に飛び込んでくるようになります
そして外に出る準備ができたかどうか判断できるようになります

しかし、本業に専念する必要があり、その雰囲気にのまれているとそのような考えには至りません
自分の時間を確保し、孤独になって初めてわたしも今の考えができるようになりました

できる、できないは関係ない、やりたいかやりたくないかで考える

「コンフォートゾーン」にいる場合
できるかできないかで判断しがちです

しかし、そうではなく
やりたいかやりたくないか

できなくてもやってみる

やってみたらできた

やるかやらないかなんだという気づき

こんな風に考えるようになりました

ある程度の情熱があれば
自分を適切に動かせるし
その勢いが周りにも良い影響を及ぼします

やってもいないくせに
周りからできないと言われて縮こまるのは本当に勿体無いです

やるか
やらないか

選択肢は多くありません

「いわれなき万能感」がゴーアウトを促す

多くの人が恐るリスクを因数分解すると
心理的リスク 経済的リスク 肉体的リスク 物理的リスク 社会的リスク
関係性リスク 時間的リスク

リスクを因数分解して見える化する

物語思考という本でもリスク管理について触れていました
因数分解して、管理表を作っておくことで
回避できるリスクが多くあります

いちいち全ての行動について考えることはしなくてもいいかもしれません
しかし、この考え方を身につけると
今選択している行動についてのリスクを常に考えられるようになります
選択しないことのリスクについても考慮しているということです

なのでゴーアウトしない選択をした場合のリスクもしっかりと評価できれば
より良い選択をすることができるのではないでしょうか

そして人には
ポジティブイリュージョン
という万能感を持ち合わせていて
失敗を恐れず挑戦することができるのです

仕事も遊びで、遊びも仕事というスタンス

自分が人生でやりたいこと
やりたくないこと
で分けて考える

やりたくないことを仕事にしない

そのスタンスだけでまずはいいのかなと思います

お金に全てを換算するといいことはありません

公務員をしていてとても嫌だったのが
手当が発生しないとやる気にならない職員がいること

やりがいだったり、目標だったり
その達成のために手当が必要なんだろうか

そんな疑問を感じていました

しかし、給料をもらうことが目的である場合については
きっとそれが正しい行動なんです

やりたいことと仕事の内容がずれていると
そういうことが多くなるのかもしれません

「やりたいことなんてない」
そんな意見もありそうですが
実際にはそうなのかもしれません

やりたい仕事を見つけてそれを通じて社会に貢献できることは
それだけで幸せなのかと思います

新しい世界をのぞいてみる
これまで会ったことのない人に会いにいく
今まで見たことのない映画や演劇を見てみる

こういう行動を遊びと捉えることができるかどうか

まだわたしにはその感覚はわかりませんが
新しい土地に引っ越して
新しい文化に触れることで
とても刺激的な日々を過ごしています
きっと新しい職場でも多くのことを学び
その成長を遊びのような感覚で享受できるのではないかと考えています

アウトプットで知を高める

インプットとアウトプットの間に考える

を作ることが大切だそうで

ぼんやりと情報と情報を結びつける時間を見つけること

わたしの場合は犬の散歩の時間だったり
サーフィンの時間だったり

スマホや本やメディアから離れて情報を入れない時間が
点と点を繋げる役割をしてくれてアウトプットしようとする
勢いをつけてくれる

インプットに偏りがちになってしまうけど
そうではなくて
間を設けることで
アウトプットに繋げようということです

自分を信じひとりで行動せよ

著者によると
海外留学とパーティーが例に挙げられています

ひとりで行動することで
コンフォートゾーンにとどまらないようにして
チャンスを広げようということです

わたしは数年前にひとり(独身)になって
物理的に孤独になりました
友人や職場の同僚はもちろんいましたが
誰かに頼ることなく
ひとりでいることを選びました
その時間がきっと今の選択につながったんだと思います
たくさんの本を読み、多くを考え
自分がするべきことを一つ一つ積み上げる中で
目の前のゴールをさらに設定することができました

自分を信じて行動せよ
コンフォートゾーンから強制的に出ていくことになった
過去も振り返ってみればいい時間でした

まとめ

この本では
転職しろ
とかそういうことは全く書いてありません
色々なことに挑戦し
今いるコンフォートゾーンから抜け出すことを勧めています

一つの会社にとどまる、しがみつくことなく
自分の能力を磨き幅広い人材になるためには
ゴーアウトする必要があるんです

許容できるリスクをとって
前に向かって行こうと思える本でした

ここまで読んでくださり本当にありがとうございます

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