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日経平均5/28振り返り 389🌵を下回った。34年前の呪縛か

🦉下図のゾーン38,845-38,880円は、昨日5/28の大引け爆上げの2分間の価格帯である。今朝高寄りした日経平均は、主力半導体株、T・A・Lの下落などによって、38,700円のゾーンに沈んだ。その後、午後にかけて持ち直すも勢いは弱く、大引けにかけてようやく昨日の終値水準に面合わせする形となった。
 大引けは、昨日の終値を達成することのなく、38,855円で取引を終えた。

日経平均の日中推移

🐯これは、34年前の呪いだね。バブル最高値=38,915円(1989年12月) 海外で、この高値を抜くが、東京に戻ると、沈められる。
🐹🐱呪いなんてあるんですか。
 🦉下のグラフは、TALD+ソシオネクストの寄りからの推移を上昇率比較でみたものである。国内のデータセンター向け需要があると見られているソシオネクストと、NVDAと業績の連動性があるとみられるディスコは、上位の推移であったが、ウェイトが高い東京エレク、アドバンテスト、レーザーテックは沈んだ。特にレーザーの落ち込みが昨日からひどい。これも循環物色か。

主力半導体と日経平均
上方から、ソシオネクスト、ディスコ、東京エレク、アドバンテスト、レーザーテック

🦉さて、違う視点であるが、今日の東京市場は、下の東証プライムのヒートマップが象徴する。一言でいうと、2メガバンクひとり勝ちの世界である。こんなヒートマップは、先週のNVDAのようだ。

SBI証券

 先々週の銀行決算、先週の保険の決算あたりから、旧財閥系のプレゼンスが高くなっている。
 下のグラフは、三菱系銘柄の昨日からの動きである。上方から、日本郵船9101、東京海上H8766、三菱UFJ・FG8306、三菱商事8058、三菱地所8022の推移で、金利上昇の影響を受ける地所以外は、日経平均を大きくアウトパフォームしている。「大幹事」三菱UFJの着実な動きが特にすばらしい。グループ全体で、政策保有株の持ち合い解消による、資本効率改善期待が市場で浸透しつつある印象もある。
🐯なんか、連携しているような感じもあるね。彼らは、「金曜会」という組織で動いている(👇最後の参考へ)

今週の三菱グループの株価推移

 欧州タイムでは、日経平均先物は、DAXの寄り高で、連れて38,900台に乗る場面もあったが、DAXの下落に伴い、388,00円台に戻されている。

ドイツDAX現物(左)と日経平均先物

🦉 明日の朝、どれくらいで戻ってくるか、今晩23時のコンファレンスボードの消費者信頼感指数が重要だ。前回の97.0を大きく下回れば、リセッションが意識される可能性もある。小幅低下あたりが日経平均の居心地がいい。
 民間の指標は、ISMなど事前に漏れることもある。今のところ、米債先物市場でその動きはないようだ。
🐬明日の朝の為替には、要注意です。T+1化といって、米国当局の資本取引に伴う為替の規制が厳しくなるらしい。短期間により大量の為替取引が強いられる。それが、日本時間の朝5:00から7:00らしい。日経平均先物も為替の動きに振らされるかのしれません。
🐯分かった

Conference Board HPより

(🐯🦉🐬)

(参考)三菱・金曜会

金曜会の組織

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