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建設業の週休2日

この頃、工事現場でよく見かける
"週休2日"の文字
地域住民や一般の方へ向けたアピールだと思われるのですが、私はこの取り組みが始まった頃からどうしても理解に苦しむことがあります。

建設業をよく知らない人にまでわざわざ
"休日に休むことが当たり前ではないこと"を
一生懸命アピールしていったい何がしたいんだろう?と逆プロモーションになっている気がしてならないのです。

この取り組みに対して個人として思うことは、
土曜日や祝日を休工にしても工期内に竣工できる技術力が求められている為、そこに向けて対策を練ったり工夫を凝らして新しい技術を有効活用できる環境を整えようとしている会社に身を置くことがまず大事だと思います。

この仕事(受注者側)を選んでこの業界に入ってきている人は実際のところ休日よりも時間外労働に対する対価が得られる場所を求めています。

現在、発注機関側が国を挙げて整備しようとしている上辺だけの改革は本来の姿ではありません。

特にお客様の対象が民間であることが多い建築の現場も請け負い「総合建設業」を掲げている中小企業
あるいは設備・電気関係も含め日給月給で働く作業員の方達にとっては、
「建設業」と一括りにされても対応できない現状があります。

それらの現状を真摯に受け止め、表向きだけではなく自ら生まれ変わろうと努力している建設会社が今後インフラ整備事業の中で生き残っていけるのだと感じています。

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