光音

「悔やむより思い出して」

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「悔やむより思い出して」

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東京にいた頃の私は、光を求めて生きていた。 私は生まれてから20年以上、ずっと東京で生きてきた。そして結婚も離婚も、東京で経験した。 結婚した時私は、新卒で入った会社を辞め、近くの飲食店でパートを始めた。だから離婚するとなった時、特にこの土地でこの仕事を続ける意味も無かった。 せっかくなら遠くに行こうと思った。知らない土地で生きてみようと思った。 選んだのは東京から625km離れた地。 一度も足を踏み入れた事が無かったが、何となく、けれども強くここで生きてみたいと思った