介護にすべてを奪われた私が、「こうあるべき」を手放すまでーー「女性がやるべき」はいつか幻に
多様性が受け入れられるようになった今。選択肢は増えつつありますが、「こうあるべき」という規範意識は未だ根強く残っており、至るところで私たちを縛っています。
「介護は家族がすべき」もその一つ。20代の頃、子育てをしながらパートナーのおじ・おばの介護を経験された神戸貴子さんは、Wケアの大変さを実感する中で、介護保険ではカバーしきれない部分を補うケアサービス「わたしの看護師さん」を立ち上げようと思い立ちます。
女性だから、家族だから、地方だから。誰かが決めた「こうあるべき」に息