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それでも、前へ。

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目に見えない不安や「こうあるべき」に、自分の気持ちが揺らぎやすい時代かもしれません。過ぎたことを後悔して、悩んで、立ち止まる。でも、それでも、前へ。踏み出すことを決めた人のそばに…
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2022年5月の記事一覧

人は案外、変わることができる。――自分をチヤホヤさせて、前へすすむ。

先の状況を見通すことが難しく、どこを目指していけば良いのかわからない。何を信じればいいのか白黒ハッキリしない状況に、心がどうにも落ち着かないと悩む人も多いのではないでしょうか。 鳥取から全国に向けて「メンタルヘルスケアの仕組みづくり」を目指す公認心理師/臨床心理士の谷口さん。気持ちを専門に扱う谷口さんは、自分に訪れる苦しい状況をどう捉えて、前へ進んできたのか。 自分の「ありたい姿」を決めて、決めたことを信じて、行動してみて、行動できたらちやほやして、修正したくなったら修正

介護にすべてを奪われた私が、「こうあるべき」を手放すまでーー「女性がやるべき」はいつか幻に

多様性が受け入れられるようになった今。選択肢は増えつつありますが、「こうあるべき」という規範意識は未だ根強く残っており、至るところで私たちを縛っています。 「介護は家族がすべき」もその一つ。20代の頃、子育てをしながらパートナーのおじ・おばの介護を経験された神戸貴子さんは、Wケアの大変さを実感する中で、介護保険ではカバーしきれない部分を補うケアサービス「わたしの看護師さん」を立ち上げようと思い立ちます。 女性だから、家族だから、地方だから。誰かが決めた「こうあるべき」に息